Angular要素の表示非表示制御

2024-09-09

Angular 2 で要素を表示・非表示にする (TypeScript)

Angular 2 で要素を表示・非表示にするには、主に テンプレートコンポーネント の連携を利用します。

テンプレートで要素を条件的に表示・非表示にする

  • 条件式が true の場合に要素を表示し、false の場合は非表示にします。
  • ngIf ディレクティブを使用します。


<div *ngIf="showElement">
  </div>

コンポーネントで要素の表示・非表示を制御する

  • テンプレートの ngIf ディレクティブでこの変数を参照します。
  • コンポーネントのクラスで、要素の表示・非表示を管理する変数を定義します。
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.html',
  styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyCompone   nt {
  showElement: boolean = true;

  toggleElement() {
    this.showElement = !this.showElement;
  }
}

テンプレート

<button (click)="toggleElement()">Toggle Element</button>
<div *ngIf="showElement">
  </div>
  • ngClass ディレクティブ: 要素にクラスを追加・削除してスタイルを制御します。
  • ngSwitch ディレクティブ: 複数の条件に基づいて要素を表示・非表示にします。



Angular 2 で要素を表示・非表示にするコード例の詳細解説

コード例1: ngIf ディレクティブを使ったシンプルな例

<div *ngIf="showElement">
  この要素は、showElementがtrueのときだけ表示されます。
</div>
  • *ngIf="showElement": この部分がポイントです。
    • *ngIf は Angular の構造ディレクティブのひとつで、条件に基づいて要素の表示・非表示を切り替えます。
    • showElement は、コンポーネント側の変数です。この変数が true の場合に、div要素が表示されます。
// コンポーネントのTypeScript
export class MyComponent {
  showElement = true; // 初期値はtrue
}
  • showElement 変数の値を false に変更すると、div要素は画面から消えます。

コード例2: ボタンをクリックして表示・非表示を切り替える

<button (click)="toggleElement()">要素を表示/非表示</button>
<div *ngIf="showElement">
  この要素は、ボタンをクリックするたびに表示/非表示が切り替わります。
</div>
// コンポーネントのTypeScript
export class MyComponent {
  showElement = true;

  toggleElement() {
    this.showElement = !this.showElement;
  }
}
  • これにより、ボタンをクリックするたびに、div要素の表示・非表示が切り替わります。
  • toggleElement() メソッドでは、showElement 変数の値を truefalse で切り替えています。
  • (click)="toggleElement()": ボタンがクリックされたときに、toggleElement() メソッドが呼び出されます。

コード例3: ngClass ディレクティブを使ったスタイルの切り替え

<div [ngClass]="{'hidden': !showElement}">
  この要素は、showElementがfalseのとき、hiddenクラスが適用されます。
</div>
/* styles.css */
.hidden {
  display: none;
}
  • **[ngClass]="{'hidden': !showElement}"**:ngClass` ディレクティブは、要素にクラスを追加・削除する際に使用します。
    • showElementfalse のとき、hidden クラスが追加され、CSSで定義された display: none; が適用されます。
  • ngClass は、要素にクラスを追加・削除することで、スタイルを動的に変更したい場合に使います。
  • ngIf は、要素そのものを表示・非表示にする際に使います。

どちらを使うべきか?

  • 要素のスタイルを動的に変更したい場合
    ngClass
  • 要素全体を表示・非表示にしたい場合
    ngIf
  • *ngFor ディレクティブ: 配列の要素を繰り返し表示したい場合に使います。

これらのディレクティブを組み合わせることで、より複雑な表示制御を実現することができます。

より深く理解するために

  • 実際にコードを書いて試してみましょう。
  • Angularの公式ドキュメントを参照してください。



Angular 2 での要素の表示・非表示制御の代替方法

Angular 2 では、*ngIfngClass 以外にも、要素の表示・非表示を制御する方法がいくつかあります。それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて使い分けることで、より柔軟なアプリケーション開発が可能になります。

[hidden] 属性を使う

  • CSS の影響を受けやすい
    CSS で display: none などのスタイルが指定されている場合、hidden 属性の効果が上書きされる可能性があります。
  • シンプルで直感的
    HTML の hidden 属性を使用することで、要素を非表示にすることができます。
<div [hidden]="!showElement">
  この要素は、showElementがfalseのとき、hidden属性が追加されます。
</div>

CSS の display プロパティを直接操作する

  • JavaScript からスタイルを直接操作する必要がある
    TypeScript のコードから、要素のスタイルを直接変更する必要があります。
  • 細かい制御が可能
    CSS の display プロパティを none に設定することで、要素を完全に非表示にすることができます。
import { Component, ElementRef } from '@angular/core';

@Component({
  // ...
})
export class MyComponent {
  @ViewChild('myElement') myElement: ElementRef;

  hideElement() {
    this.myElement.nativeElement.style.display = 'none';
  }
}

ng-template と ngTemplateOutlet を組み合わせる

  • コンポーネントの構造を整理
    複雑なロジックをテンプレートから分離し、コンポーネントの構造を整理できます。
  • 複雑なテンプレートの切り替え
    ng-template でテンプレートを定義し、ngTemplateOutlet で条件に応じて表示するテンプレートを切り替えることができます。
<ng-template #template1>
  // 表示したいテンプレート1
</ng-template>

<ng-template #template2>
  // 表示したいテンプレート2
</ng-template>

<ng-container *ngTemplateOutlet="showTemplate1 ? template1 : template2"></ng-container>

カスタムディレクティブを作成する

  • 高度なカスタマイズ
    *ngIfngClass では実現できないような複雑な制御も可能です。
  • 再利用性の高い表示・非表示制御
    独自のロジックを持った表示・非表示制御をカスタムディレクティブとして作成し、再利用することができます。

どの方法を選ぶべきか?

  • 再利用性の高いカスタムロジック
    カスタムディレクティブ
  • 複雑なテンプレートの切り替え
    ng-templatengTemplateOutlet
  • スタイルの細かい制御
    CSS の display プロパティ
  • シンプルな表示・非表示
    *ngIf[hidden] 属性

選択のポイント

  • 可読性
    コードの可読性を考慮し、チームで共有しやすい方法を選ぶことが重要です。
  • 複雑さ
    カスタムディレクティブは実装が複雑になる可能性がありますが、高度なカスタマイズが必要な場合は有効です。
  • パフォーマンス
    *ngIf は Angular のレンダリングパイプラインに最適化されており、一般的に高速です。

Angular 2 では、要素の表示・非表示を制御する方法が豊富に用意されています。それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて最適な方法を選択することで、より効率的で柔軟なアプリケーション開発が可能になります。

  • Angular Material
    Angular Material は、Angular のコンポーネントライブラリであり、様々な表示・非表示制御のコンポーネントを提供しています。
  • パフォーマンス
    各方法のパフォーマンスは、Angularのバージョンやアプリケーションの規模によって異なる場合があります。

具体的なユースケース

  • データのフェッチ中にローディングインジケーターを表示
    *ngIf を使用して、データのフェッチ中にローディングインジケーターを表示し、フェッチ完了後にデータを表示することができます。
  • タブパネルの切り替え
    ng-templatengTemplateOutlet を使用して、複数のタブパネルを切り替えることができます。
  • モーダルの表示・非表示
    *ngIfngClass を使用してモーダルを表示・非表示にすることができます。

typescript angular



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