TypeScriptとAngularでngClassと三項演算子を駆使:ボタンを自在に操る
Angular 2 で ngClass に三項演算子を使用できるのか?
ngClass は、要素に動的に CSS クラスを割り当てるのに役立つ便利なディレクティブです。条件に応じてさまざまなクラスを適用する必要がある場合、三項演算子を使用してコードを簡潔に記述できます。
例
以下の例では、selected
変数の値に基づいて要素にクラスを適用する方法を示します。
<div [ngClass]="selected ? 'selected-class' : 'not-selected-class'">
... コンテンツ ...
</div>
上記の例では、selected
が真の場合、要素に selected-class
クラスが適用されます。そうでない場合は、not-selected-class
クラスが適用されます。
注意点
三項演算子を使用する場合、以下の点に注意する必要があります。
- 三項演算子の結果が文字列または文字列の配列である必要があります。
- オブジェクトを使用することはできません。
- 複数のクラスを適用する場合は、スペースで区切ります。
代替方法
ngClass に三項演算子を使用する代わりに、ngIf
ディレクティブと複数の ngClass
ディレクティブを使用することもできます。ただし、この方法はコードが冗長になる可能性があるため、一般的には三項演算子を使用する方が好ましいです。
<button [ngClass]="{'btn-primary': isActive, 'btn-secondary': !isActive}">
{{ buttonLabel }}
</button>
CSS
.btn-primary {
background-color: #007bff;
color: #fff;
}
.btn-secondary {
background-color: #6c757d;
color: #fff;
}
TypeScript
export class AppComponent {
isActive = true;
buttonLabel = 'アクティブなボタン';
toggleActive() {
this.isActive = !this.isActive;
this.buttonLabel = this.isActive ? 'アクティブなボタン' : '非アクティブなボタン';
}
}
説明
このコードでは、以下の処理が行われます。
- ボタン要素に
ngClass
ディレクティブが適用されます。 ngClass
ディレクティブは、要素に適用する CSS クラスを決定するために、オブジェクトを受け取ります。- オブジェクトのプロパティは、CSS クラス名に対応します。
- オブジェクトのプロパティの値は、ブール値式です。
- 式が真の場合、対応する CSS クラスが要素に適用されます。
isActive
変数の値に応じて、btn-primary
またはbtn-secondary
クラスがボタンに適用されます。toggleActive
メソッドは、isActive
変数の値を反転し、ボタンのラベルを更新します。
ngClass ディレクティブに三項演算子を使用する以外の方法
ngIf ディレクティブと複数の ngClass ディレクティブ
<div *ngIf="selected">
<div [ngClass]="'selected-class'">
... コンテンツ ...
</div>
</div>
<div *ngIf="!selected">
<div [ngClass]="'not-selected-class'">
... コンテンツ ...
</div>
</div>
利点
- コードが明確で読みやすい。
- 複雑な条件を処理しやすい。
欠点
- コードが冗長になる可能性がある。
- HTML テンプレートが煩雑になる可能性がある。
クラスバインディング
<div [class.selected-class]="selected">
... コンテンツ ...
</div>
- 三項演算子を使用するよりもパフォーマンスが優れている可能性がある。
- 複数のクラスを適用する場合は、冗長になる可能性がある。
- 条件式が複雑な場合は、読みづらくなる可能性がある。
カスタムディレクティブ
@Directive({
selector: '[conditionalClass]',
inputs: ['conditionalClass', 'condition'],
})
export class ConditionalClassDirective {
constructor(private el: ElementRef) {}
ngOnChanges(changes: SimpleChanges) {
if (changes.condition) {
const condition = changes.condition.currentValue;
if (condition) {
this.el.nativeElement.classList.add(this.conditionalClass);
} else {
this.el.nativeElement.classList.remove(this.conditionalClass);
}
}
}
}
<div conditionalClass="selected-class" [condition]="selected">
... コンテンツ ...
</div>
- コードを再利用しやすい。
- 複雑なロジックをカプセル化しやすい。
- 開発と理解に時間がかかる。
typescript angular