Fetch API アップロード進捗表示

2024-10-16

Fetch APIのアップロード進捗インジケータについて

JavaScriptHTML、およびFetch APIを使用するプログラミングにおいて、ファイルアップロードの進捗状況をユーザーに表示するために、アップロード進捗インジケータを実装することができます。

Fetch APIの仕組み

  • Fetch APIは、リクエストの送信後、レスポンスを受け取るまでの間に、進捗イベントを発火します。
  • ファイルのアップロードは、POSTリクエストを使用して行われます。
  • Fetch APIは、ネットワークリクエストを非同期的に行うためのAPIです。

アップロード進捗インジケータの実装

  1. HTML要素の作成

    • ファイル入力フィールドを作成します。
    • 進捗バーまたはテキスト要素を作成して、進捗状況を表示します。
    <input type="file" id="fileInput">
    <progress id="uploadProgress" max="100"></progress>
    
  2. JavaScriptコードの記述

    • ファイル選択時に、changeイベントを処理します。
    • 選択されたファイルをFormDataオブジェクトにアップロードします。
    • Fetch APIを使用して、POSTリクエストを送信します。
    • レスポンスの受信時に、進捗イベントを処理します。
    const fileInput = document.getElementById('fileInput');
    const uploadProgress = document.getElementById('uploadProgress');
    
    fileInput.addEventListener('change', (event) => {
      const file = event.target.files[0];
    
      const formData = new FormData();
      formData.append('file', file);
    
      fetc   h('your-upload-endpoint', {
        method: 'POST',
        body: formData,
        headers: {
          'X-Progress-ID': 'your-progress-id' // 任意の進捗ID
        }
      })
      .then(response => {
        if (!response.ok) {
          throw new Error('Network response was not ok');
        }
    
        return response.text();
      })
      .then(data => {
        console.log(d   ata);
      })
      .catch(error => {
        console.error(er   ror);
      });
    });
    

進捗イベントの処理

  • 進捗イベントの処理では、進捗バーの値を更新したり、テキスト要素の表示を変更したりします。
  • クライアント側では、X-Progress-IDを元に、進捗イベントを処理します。
  • サーバー側では、アップロードの進捗状況を計算し、HTTPヘッダのX-Progress-IDを使用して、クライアント側に進捗情報を送信します。

注意

  • ネットワーク条件やサーバー側の負荷によって、進捗状況の表示が遅延する場合があります。
  • アップロードの進捗状況を正確に表示するためには、サーバー側でも適切な実装が必要となります。



Fetch API アップロード進捗表示のコード解説

HTML

<input type="file" id="fileInput">
<progress id="uploadProgress" max="100"></progress>
  • uploadProgress
    進捗状況を表示するプログレスバーです。
  • fileInput
    ファイル選択用の入力フィールドです。

JavaScript

const fileInput = document.getElementById('fileInput');
const uploadProgress = document.getElementById('uploadProgress');

fileInput.addEventListener('change', (event) => {
  const file = event.target.files[0];

  const formData = new FormData();
  formData.append('file', file);

  fetc   h('your-upload-endpoint', {
    method: 'POST',
    body: formData,
    headers: {
      'X-Progress-ID': 'your-progress-id' // 任意の進捗ID
    }
  })
  .then(response => {
    if (!response.ok) {
      throw new Error('Network response was not ok');
    }

    return response.text();
  })
  .then(data => {
    console.log(data);
  })
  .catch(error => {
    console.error(er   ror);
  });
});

コード解説

  1. ファイル選択イベントの処理

  2. FormDataオブジェクトの作成

    • fetch()関数を使用して、指定されたエンドポイントにPOSTリクエストを送信します。
    • bodyプロパティにformDataオブジェクトを設定し、ファイルデータをアップロードします。
    • headersプロパティにX-Progress-IDヘッダを追加します。このヘッダは、サーバー側で進捗情報を送信するために使用されます。
  3. レスポンスの処理

    • レスポンスが正常に受信された場合、then()メソッドを使用して、レスポンスのテキストを取得します。
    • レスポンスが正常でない場合、catch()メソッドを使用してエラーを処理します。

サーバー側の処理




XMLHttpRequest (XHR)

  • XHRのuploadプロパティを使用して、アップロードの進捗状況を監視することができます。
  • XHRは、Fetch APIよりも古いAPIですが、依然として広く使用されています。
const xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('POST', 'your-upload-endpoint');

xhr.upload.onprogress = (event) => {
  if (event.lengthComputable) {
    const progress = (event.loaded / event.total) * 100;
    // 進捗バーの更新など
  }
};

xhr.send(formData);

カスタムイベント

  • カスタムイベントを使用して、サーバーから進捗情報を送信し、クライアント側で処理することができます。
// サーバー側
const progressEvent = new Event('uploadProgress');
progressEvent.detail = {
  loaded: loadedBytes,
  total: totalBytes
};
dispatchEvent(progressEvent);

// クライアント側
addEventListener('uploadProgress', (event) => {
  const progress = (event.detail.loaded / event.detail.total) * 100;
  // 進捗バーの更新など
});

WebSocket

  • WebSocketを使用して、リアルタイムで進捗情報を送信することができます。
  • WebSocketを使用すると、サーバーとクライアントの間で双方向通信が可能になります。
// サーバー側
const ws = new WebSocket('ws://your-websocket-endpoint');
ws.onmessage = (event) => {
  const progress = JSON.parse(event.data).progress;
  // 進捗バーの更新など
};

// クライアント側
const ws = new WebSocket('ws://your-websocket-endpoint');
ws.onmessage = (event) => {
  const progress = JSON.parse(event.data).progress;
  // 進捗バーの更新など
};

第三者ライブラリ

  • Progressbar.jsやjQuery File Uploadなどの第三者ライブラリを使用することで、アップロード進捗表示を簡単に実装することができます。

選択基準

  • プロジェクトの規模
    プロジェクトの規模や複雑さを考慮します。
  • チームのスキル
    チームメンバーの知識や経験を考慮します。
  • プロジェクトの要件
    必要な機能やパフォーマンス要件を考慮します。

javascript html fetch-api



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