Angular2 フォーカス設定 解説

2024-10-25

Angular2でコンポーネントロード時にテキストボックスにフォーカスを設定する

Angular2でコンポーネントがロードされたときに、特定のテキストボックスに自動的にフォーカスを設定する方法について解説します。

テンプレートで入力要素に # を付ける:

<input type="text" #myInput>

この#は、テンプレート内の要素にローカル変数を割り当てます。ここでは、入力要素にmyInputという変数を割り当てています。

コンポーネントクラスで ViewChild デコレータを使用する:

import { Component, ViewChild } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
  styleUrls: ['./my-component.component.css']
})
ex   port class MyComponentComponent    {
  @ViewChild('myInput') myInput: ElementRef;

  ngOnInit() {
    this.myInput.nativeElement.focus();
  }
}
  • this.myInput.nativeElement.focus(): myInput要素のネイティブ要素にフォーカスを設定します。
  • ngOnInit(): コンポーネントが初期化されたときに実行されるライフサイクルフック。
  • @ViewChild('myInput'): テンプレート内のmyInput要素への参照を取得します。

コンポーネントのライフサイクルフックを利用する:

  • ngAfterViewChecked(): ビューのレンダリングが完了した後に実行されます。
  • ngAfterViewInit(): コンポーネントの子ビューが初期化された後に実行されます。

注意

  • フォーカスを設定するには、nativeElement.focus()メソッドを使用します。
  • ElementRefは、ネイティブ要素への参照を提供します。
  • ViewChildは、コンポーネントのテンプレート内の要素への参照を取得します。



<input type="text" #myInput>
import { Component, ViewChild } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
  styleUrls: ['./my-component.component.css']
})
ex   port class MyComponentComponent    {
  @ViewChild('myInput') myInput: ElementRef;

  ngOnInit() {
    this.myInput.nativeElement.focus();
  }
}



setTimeout関数を使用する:

import { Component, ViewChild, ElementRef } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
  styleUrls: ['./my-co   mponent.component.css']
})
export class MyComponentComponent    {
  @ViewChild('myInput') myInput: ElementRef;

  ngOnInit() {
    setTimeout(() => {
      this.myInput.nativeElement.focus();
    }, 0);
  }
}
  • setTimeout関数を使用して、0ミリ秒後にフォーカスを設定します。これにより、Angularのレンダリングサイクルが完了してからフォーカスが設定されます。

ngAfterViewInitライフサイクルフックを使用する:

import { Component, ViewChild, ElementRef, AfterViewInit } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
  styleUrls: ['./my-component.component.css']
})
ex   port class MyComponentComponent    implements AfterViewInit {
  @ViewChild('myInput') myInput: ElementRef;

  ngAfterViewInit() {
    this.myInput.nativeElement.focus();
  }
}
  • ngAfterViewInitライフサイクルフックは、コンポーネントの子ビューが初期化された後に実行されます。これにより、ビューが完全にレンダリングされた後にフォーカスを設定できます。

ViewChildデコレータのstaticプロパティを使用する:

import { Component, ViewChild, ElementRef } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
  styleUrls: ['./my-co   mponent.component.css']
})
export class MyComponentComponent    {
  @ViewChild('myInput', { static: true }) myInput: ElementRef;

  ngOnInit() {
    this.myInput.nativeElement.focus();
  }
}
  • static: trueプロパティを指定することで、ViewChildデコレータはコンポーネントの初期化時に参照を取得します。これにより、ngOnInitライフサイクルフック内で直接フォーカスを設定できます。

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