Angular 2 で ngModelChange を使用して選択オプションから特定のプロパティを取得するサンプルコード

Angular 2 ngModelChange で選択オプションから特定のプロパティを取得する方法

Angular 2 の ngModelChange イベントを使用して、ドロップダウンリストから選択されたオプションの特定のプロパティを取得する方法について説明します。

手順

1. テンプレートで ngModelChange イベントハンドラーを定義する

<select [(ngModel)]="selectedOption" (ngModelChange)="onSelectOption($event)">
  <option *ngFor="let option of options" [value]="option.id">{{ option.name }}</option>
</select>

上記のコードでは、onSelectOption という名前のイベントハンドラーを定義しています。このハンドラーは、ngModelChange イベントが発生するたびに呼び出されます。

1. onSelectOption イベントハンドラーで選択されたオプションを取得する

onSelectOption(event) {
  const selectedOption = event.target.value;
  // 選択されたオプションの ID を取得
  const selectedOptionId = selectedOption;

  // 選択されたオプションのプロパティにアクセス
  const selectedOptionName = this.options.find(option => option.id === selectedOptionId).name;

  console.log(`Selected option ID: ${selectedOptionId}`);
  console.log(`Selected option name: ${selectedOptionName}`);
}

上記のコードでは、event.target.value プロパティを使用して、選択されたオプションの値を取得しています。その後、this.options 配列を検索して、選択されたオプションに一致するオブジェクトを見つけます。最後に、そのオブジェクトの name プロパティを使用して、選択されたオプションの名前を取得します。

• ngModelChange イベントは、モデル値が変更されるたびに発生します。ドロップダウンリストからオプションを選択すると、モデル値が更新され、ngModelChange イベントが発生します。
• event.target.value プロパティは、選択されたオプションの値を取得するために使用されます。この値は、通常、オプションの value 属性に設定されます。
• this.options 配列は、ドロップダウンリストに表示されるオプションのリストを格納します。この配列は、通常、コンポーネントのクラスプロパティとして定義されます。
• find メソッドを使用して、this.options 配列内で選択されたオプションに一致するオブジェクトを見つけることができます。このメソッドは、一致する最初のオブジェクトを返します。
• name プロパティは、選択されたオプションの名前を取得するために使用されます。このプロパティは、通常、オプションオブジェクトのプロパティとして定義されます。

例

以下の例は、上記のコードをどのように使用できるかを示しています。

<app-my-component></app-my-component>

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  template: `
    <select [(ngModel)]="selectedOption" (ngModelChange)="onSelectOption($event)">
      <option *ngFor="let option of options" [value]="option.id">{{ option.name }}</option>
    </select>
  `
})
export class MyComponent {
  options = [
    { id: 1, name: 'Option 1' },
    { id: 2, name: 'Option 2' },
    { id: 3, name: 'Option 3' }
  ];

  selectedOption: number;

  onSelectOption(event) {
    const selectedOptionId = event.target.value;
    const selectedOptionName = this.options.find(option => option.id === selectedOptionId).name;

    console.log(`Selected option ID: ${selectedOptionId}`);
    console.log(`Selected option name: ${selectedOptionName}`);
  }
}

この例では、MyComponent という名前のコンポーネントが定義されています。このコンポーネントには、options という名前のクラスプロパティがあります。このプロパティは、ドロップダウンリストに表示されるオプションのリストを格納します。コンポーネントには、selectedOption という名前のクラスプロパティもあります。このプロパティは、選択されたオプションの ID を格納します。

<select [(ngModel)]="selectedCountry" (ngModelChange)="onSelectCountry($event)">
  <option *ngFor="let country of countries" [value]="country.id">{{ country.name }}</option>
</select>

この HTML コードは、次のことを行います。

• ドロップダウンリストを作成します。
• ドロップダウンリストのオプションを countries 配列からループして作成します。
• 各オプションの value 属性をオプションの id プロパティに設定します。
• 各オプションのテキストコンテンツをオプションの name プロパティに設定します。
• ngModel ディレクティブを使用して、ドロップダウンリストの選択値を selectedCountry プロパティにバインドします。
• ngModelChange イベントハンドラーを使用して、onSelectCountry メソッドを呼び出します。

TypeScript コード

export class MyComponent {
  countries = [
    { id: 1, name: '日本' },
    { id: 2, name: 'アメリカ' },
    { id: 3, name: '中国' }
  ];

  selectedCountry: number;

  onSelectCountry(event) {
    const selectedCountryId = event.target.value;
    const selectedCountry = this.countries.find(country => country.id === selectedCountryId);
    const selectedCountryName = selectedCountry.name;

    console.log(`Selected country ID: ${selectedCountryId}`);
    console.log(`Selected country name: ${selectedCountryName}`);
  }
}

この TypeScript コードは、次のことを行います。

• countries という名前の配列を定義します。この配列には、ドロップダウンリストに表示されるオプションを表すオブジェクトが含まれています。
• 各オブジェクトには、id プロパティと name プロパティがあります。
• selectedCountry という名前のプロパティを定義します。このプロパティは、選択されたオプションの ID を格納します。
• onSelectCountry という名前のメソッドを定義します。このメソッドは、ngModelChange イベントハンドラーによって呼び出されます。
• onSelectCountry メソッドは、選択されたオプションの ID を取得し、countries 配列でその ID に一致するオブジェクトを見つけます。
• onSelectCountry メソッドは、選択されたオプションの名前をコンソールにログ出力します。

このコードを実行すると、ドロップダウンリストが表示されます。ドロップダウンリストからオプションを選択すると、選択されたオプションの ID と名前がコンソールにログ出力されます。

• このコードは、Angular 2 の基本的な例です。実際のアプリケーションでは、より複雑なロジックが必要になる場合があります。
• このコードは、特定のプロパティを取得する方法を示すのみです。他のプロパティを取得するには、コードを適宜変更する必要があります。

<select #country (change)="onSelectCountry($event)">
  <option *ngFor="let country of countries" [value]="country.id">{{ country.name }}</option>
</select>

onSelectCountry(event) {
  const selectedCountryId = event.target.value;
  const selectedCountry = this.countries.find(country => country.id === selectedCountryId);
  const selectedCountryName = selectedCountry.name;

  console.log(`Selected country ID: ${selectedCountryId}`);
  console.log(`Selected country name: ${selectedCountryName}`);
}

この方法は、テンプレート変数を使用してドロップダウンリストの要素を参照します。その後、change イベントハンドラーを使用して、選択されたオプションの ID を取得し、countries 配列でその ID に一致するオブジェクトを見つけます。

カスタムディレクティブを使用する

<select appSelectCountry [(ngModel)]="selectedCountry">
  <option *ngFor="let country of countries" [value]="country.id">{{ country.name }}</option>
</select>

@Directive({
  selector: '[appSelectCountry]',
  outputs: ['selectedCountryChange'],
})
export class SelectCountryDirective {
  @Output() selectedCountryChange = new EventEmitter<number>();

  @HostListener('change', ['$event'])
  onChange(event) {
    const selectedCountryId = event.target.value;
    this.selectedCountryChange.emit(selectedCountryId);
  }
}

export class MyComponent {
  countries = [
    { id: 1, name: '日本' },
    { id: 2, name: 'アメリカ' },
    { id: 3, name: '中国' }
  ];

  selectedCountry: number;

  onSelectCountry(selectedCountryId) {
    const selectedCountry = this.countries.find(country => country.id === selectedCountryId);
    const selectedCountryName = selectedCountry.name;

    console.log(`Selected country ID: ${selectedCountryId}`);
    console.log(`Selected country name: ${selectedCountryName}`);
  }
}

この方法は、カスタムディレクティブを使用して change イベントを処理します。ディレクティブは、selectedCountryChange イベントをエミットし、選択されたオプションの ID をイベントデータとして渡します。コンポーネントは、selectedCountryChange イベントをリッスンし、選択されたオプションの ID を取得して処理します。

Reactive Forms を使用する

<form [formGroup]="form">
  <select formControlName="country">
    <option *ngFor="let country of countries" [value]="country.id">{{ country.name }}</option>
  </select>
</form>

import { FormGroup, FormControl } from '@angular/forms';

export class MyComponent {
  countries = [
    { id: 1, name: '日本' },
    { id: 2, name: 'アメリカ' },
    { id: 3, name: '中国' }
  ];

  form: FormGroup;

  constructor() {
    this.form = new FormGroup({
      country: new FormControl(),
    });
  }

  onSelectCountry() {
    const selectedCountryId = this.form.get('country').value;
    const selectedCountry = this.countries.find(country => country.id === selectedCountryId);
    const selectedCountryName = selectedCountry.name;

    console.log(`Selected country ID: ${selectedCountryId}`);
    console.log(`Selected country name: ${selectedCountryName}`);
  }
}

この方法は、Reactive Forms を使用してフォームを管理します。フォームには、country という名前のフォームコントロールがあります。このフォームコントロールは、ドロップダウンリストの選択値にバインドされています。コンポーネントは、onSelectCountry メソッドを使用して、選択されたオプションの ID を取得し、countries 配列でその ID に一致するオブジェクトを見つけます。

どの方法が最適かは、要件によって異なります。

• シンプルでわかりやすい方法が必要な