Angular 2 の繰り返し処理について
Angular 2 での for ループと foreach ループの違いと実装方法
Angular 2では、テンプレート内でデータを繰り返し処理する際に、for ループではなく、ngForディレクティブを使用することが一般的です。これは、Angularのテンプレート構文の特性によるものです。
ngFor ディレクティブの使い方
<ul>
<li *ngFor="let item of items">{{ item }}</li>
</ul>
let item of items
:items
配列の各要素をitem
変数に代入しながら繰り返し処理を行います。*ngFor
: Angularの組み込みディレクティブで、繰り返し処理を行います。
for ループの使用は避ける理由
Angularのテンプレートは、HTMLの拡張であり、JavaScriptの構文とは異なります。そのため、従来のJavaScriptのforループは直接使用できません。また、Angularのテンプレートは、データバインディングやコンポーネントのライフサイクル管理などの機能を提供するため、独自の構文を使用しています。
Angular 2 での繰り返し処理の例
ngFor ディレクティブを使用した繰り返し処理
<ul>
<li *ngFor="let item of items">{{ item }}</li>
</ul>
TypeScriptでの配列の定義とコンポーネントへのバインド
パイプ (Pipes) を使用した繰り返し処理
パイプは、テンプレート内のデータを変換するための関数です。繰り返し処理を行うパイプを作成することもできます。
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'myRepeat'
})
export class MyRepeatPipe implements PipeTransform {
transform(value: an y, count: number): any[] {
const result: any[] = [];
for (let i = 0; i < count; i++) {
result.push(value);
}
return result;
}
}
<ul>
<li *ngFor="let item of items | myRepeat:3">{{ item }}</li>
</ul>
この例では、myRepeat
パイプが items
配列を3回繰り返します。
カスタムディレクティブ を使用した繰り返し処理
カスタムディレクティブを作成して、独自の繰り返し処理を実装することもできます。
import { Directive, Input, TemplateRef, ViewContainerRef } from '@angular/core';
@Directive({
selector: '[myRepeat]'
})
export class MyRepeatDirective {
@Input() myRepeat: number;
constructor(private templateRef: TemplateRef<any>, private viewContainer: ViewContainerRef) {}
ngOnInit() {
for (let i = 0; i < this.myRepeat; i++) {
this.viewContainer.createEmbeddedView(this.templateRef);
}
}
}
<ul>
<li *myRepeat="3">{{ item }}</li>
</ul>
この例では、myRepeat
ディレクティブが myRepeat
属性の値に基づいてテンプレートを繰り返します。
JavaScriptのforループ を直接使用 (ただし、推奨されない)
Angularのテンプレート内でJavaScriptのforループを使用することは可能ですが、一般的には推奨されません。テンプレートは、データバインディングやコンポーネントのライフサイクル管理などの機能を提供するため、独自の構文を使用することが望ましいです。
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