アンカーリンクでスムーズなページ内移動!Angular2 でハッシュタグルーティングを使いこなす

2024-04-12

Angular2 でハッシュタグを使用してページアンカーにルーティングする

手順

  1. ルート設定:

    まず、app.routing.ts ファイルでルート設定を更新する必要があります。useHash プロパティを true に設定することで、ハッシュタグによるルーティングを有効にします。

    const routes: Routes = [
      { path: '', component: HomeComponent },
      { path: 'about', component: AboutComponent },
      { path: 'contact', component: ContactComponent }
    ];
    
    @NgModule({
      imports: [RouterModule.forRoot(routes, { useHash: true })],
      exports: [RouterModule]
    })
    export class AppRoutingModule {}
    
  2. アンカーリンク:

    次に、ページ内の要素にアンカーリンクを設定する必要があります。これを行うには、id 属性と # 記号を要素に設定します。

    <a href="#features">機能</a>
    
    <h2 id="features">主な機能</h2>
    
  3. ルーティングリンク:

    最後に、ハッシュタグを使用して特定のアンカーリンクにルーティングするリンクを作成する必要があります。これを行うには、routerLink ディレクティブと fragment 属性を使用します。

    <a [routerLink]="['/about']" fragment="team">チーム</a>
    

動作

上記のコード例では、#features アンカーリンクをクリックすると、AboutComponent コンポーネントが表示され、ページは自動的に #features 要素にスクロールされます。

注意事項

  • ハッシュタグによるルーティングは、ブラウザのバックボタンや履歴機能と互換性があります。
  • ハッシュタグは、URL の一部として表示されます。
  • ハッシュタグは、SEO に影響を与えません。
  • ハッシュタグを使用して、ページ内の複数のアンカーリンクにルーティングできます。
  • ハッシュタグを使用して、クエリパラメータをルーティングに渡すこともできます。



app.component.html

<div class="container">
  <h1>Angular2 ハッシュタグルーティング</h1>

  <a href="#features">機能</a>

  <h2 id="features">主な機能</h2>
  <ul>
    <li>機能 1</li>
    <li>機能 2</li>
    <li>機能 3</li>
  </ul>

  <a [routerLink]="['/about']" fragment="team">チーム</a>
</div>

app.component.ts

import { Component } from '@angular/core';
import { Router } from '@angular/router';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  constructor(private router: Router) {}

  scrollToAnchor(anchorName: string) {
    this.router.navigate([''], { fragment: anchorName });
  }
}

app.routing.ts

import { NgModule } from '@angular/core';
import { RouterModule, Routes } from '@angular/router';

const routes: Routes = [
  { path: '', component: HomeComponent },
  { path: 'about', component: AboutComponent },
  { path: 'contact', component: ContactComponent }
];

@NgModule({
  imports: [RouterModule.forRoot(routes, { useHash: true })],
  exports: [RouterModule]
})
export class AppRoutingModule {}

home.component.html

<div class="container">
  <h1>ホーム</h1>

  <a href="#about">概要へ</a>
</div>

about.component.html

<div class="container">
  <h1>概要</h1>

  <a href="#features">主な機能</a>

  <h2 id="features">主な機能</h2>
  <ul>
    <li>機能 1</li>
    <li>機能 2</li>
    <li>機能 3</li>
  </ul>

  <a href="#team">チーム</a>

  <h2 id="team">チームメンバー</h2>
  <ul>
    <li>メンバー 1</li>
    <li>メンバー 2</li>
    <li>メンバー 3</li>
  </ul>
</div>

contact.component.html

<div class="container">
  <h1>お問い合わせ</h1>
</div>

このコードの説明

  • app.component.html ファイルには、ハッシュタグリンクと、scrollToAnchor メソッドを使用してハッシュタグを使用してページアンカーにスクロールするボタンが含まれています。
  • app.component.ts ファイルには、scrollToAnchor メソッドを実装しています。このメソッドは、Router サービスを使用して、ハッシュタグを使用して特定のページ要素に移動します。
  • home.component.html ファイルには、概要ページへのリンクが含まれています。
  • about.component.html ファイルには、機能とチームメンバーに関するセクションが含まれています。各セクションには、そのセクションに直接移動するハッシュタグリンクが含まれています。

実行方法

  1. このコードをローカルに保存します。
  2. npm install コマンドを使用して、必要な依存関係をインストールします。
  3. ng serve コマンドを使用して、アプリケーションを実行します。
  4. ブラウザで http://localhost:4200 にアクセスします。
  5. ページ内のリンクをクリックして、ハッシュタグを使用してページアンカーに移動します。

注意事項

  • このサンプルコードは、基本的な例を示すものです。実際のアプリケーションでは、より複雑なルーティングロジックが必要になる場合があります。
  • ハッシュタグは、URL の一部として表示されます。SEO に影響を与えないように注意する必要があります。



Angular2 でハッシュタグを使用してページアンカーにルーティングするその他の方法

@HostListener デコレータを使用して、window オブジェクトの hashchange イベントをリッスンできます。イベントハンドラ内で、ハッシュ値に基づいて適切なページアンカーに移動するロジックを実装できます。

import { Component, HostListener } from '@angular/core';
import { Router } from '@angular/router';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  constructor(private router: Router) {}

  @HostListener('window:hashchange')
  onHashChange() {
    const hash = window.location.hash;
    if (hash) {
      this.router.navigate([''], { fragment: hash.slice(1) });
    }
  }
}

Location サービスを使用して、現在の URL とハッシュ値を取得できます。ハッシュ値に基づいて、適切なページアンカーに移動するロジックを実装できます。

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { Location, Router } from '@angular/router';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent implements OnInit {
  constructor(private router: Router, private location: Location) {}

  ngOnInit() {
    this.location.subscribe((event) => {
      const hash = event.url.split('#')[1];
      if (hash) {
        this.router.navigate([''], { fragment: hash });
      }
    });
  }
}

カスタムディレクティブを使用して、ハッシュタグリンクの処理をカプセル化できます。ディレクティブの @Input プロパティを使用して、リンクのハッシュ値を指定できます。ディレクティブの @HostListener デコレータを使用して、click イベントをリッスンし、ハッシュ値に基づいて適切なページアンカーに移動するロジックを実装できます。

import { Directive, HostListener, Input } from '@angular/core';
import { Router } from '@angular/router';

@Directive({
  selector: '[appHashtagLink]'
})
export class HashtagLinkDirective {
  @Input() appHashtagLink: string;

  constructor(private router: Router) {}

  @HostListener('click')
  onClick() {
    this.router.navigate([''], { fragment: this.appHashtagLink });
  }
}
<a appHashtagLink="#features">機能</a>

カスタムルーティングサービスを使用して、ハッシュタグによるルーティングをより柔軟に制御できます。サービスは、ハッシュ値に基づいて適切なページアンカーを特定し、Router サービスを使用してそのページに移動するロジックを実装できます。

どの方法を選択するかは、アプリケーションのニーズと要件によって異なります。

  • シンプルで直感的な方法が必要な場合は、@HostListener または Location サービスを使用するのがおすすめです。
  • ハッシュタグリンクの処理をカプセル化したい場合は、カスタムディレクティブを使用するのがおすすめです。
  • ハッシュタグによるルーティングをより柔軟に制御したい場合は、カスタムルーティングサービスを使用するのがおすすめです。

routes angular hashtag


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