【Angular2】コンポーネント間でデータを受け渡し:InputとOutput編

2024-07-27

Angular 2 コンポーネントに文字列値を渡す方法

@Input デコレータ

@Input デコレータは、コンポーネントのプロパティを外部から設定できるようにするものです。以下の例のように、コンポーネントのクラスに @Input デコレータを定義し、プロパティ名を指定します。

import { Component, Input } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: '<p>コンポーネントに渡された文字列: {{ message }}</p>',
})
export class MyComponent {
  @Input() message: string;
}

上記のように定義したコンポーネントをテンプレートで使用する場合、以下の例のように message プロパティに文字列値をバインドします。

<my-component [message]="'Hello, Angular2!'"></my-component>

コンポーネント入力プロパティのバインディング

コンポーネント入力プロパティのバインディングは、属性構文を使用して行うことができます。以下の例のように、コンポーネントの要素に message 属性を設定し、その値をバインドします。

<my-component message="Hello, Angular2!"></my-component>

双方向バインディング

双方向バインディングを使用すると、コンポーネントのプロパティ値とテンプレートの値を相互に同期することができます。双方向バインディングを行うには、ngModel ディレクティブを使用します。以下の例のように、ngModel ディレクティブをコンポーネントの要素に設定し、[(ngModel)] バインディングを使用します。

<input type="text" [(ngModel)]="message">
<my-component [message]="message"></my-component>

上記のように、Angular 2 コンポーネントに文字列値を渡すには、主に @Input デコレータ、コンポーネント入力プロパティのバインディング、双方向バインディングの 3 つの方法があります。状況に応じて適切な方法を選択してください。

  • 双方向バインディングを使用する場合は、コンポーネントのクラスで EventEmitter を使用してイベントを発行し、テンプレートでイベントを処理する必要があります。
  • コンポーネントに渡す値は、コンポーネントのクラスのプロパティ型と一致する必要があります。



<div>
  <h2>親コンポーネント</h2>
  <input type="text" [(ngModel)]="message">
  <my-component [message]="message"></my-component>
</div>
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  message = 'Hello, Angular2!';
}
<p>コンポーネントに渡された文字列: {{ message }}</p>
import { Component, Input } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: './my-component.html',
})
export class MyComponent {
  @Input() message: string;
}
<div>
  <h2>親コンポーネント</h2>
  <my-component message="Hello, Angular2!"></my-component>
</div>
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
}
<p>コンポーネントに渡された文字列: {{ message }}</p>
import { Component, Input } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: './my-component.html',
})
export class MyComponent {
  @Input() message: string;
}
<div>
  <h2>親コンポーネント</h2>
  <input type="text" [(ngModel)]="message">
  <my-component [message]="message"></my-component>
</div>
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  message = 'Hello, Angular2!';
}
<p>コンポーネントに渡された文字列: {{ message }}</p>
import { Component, Input, Output, EventEmitter } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: './my-component.html',
})
export class MyComponent {
  @Input() message: string;

  @Output() messageChange = new EventEmitter<string>();

  onChange(newMessage: string) {
    this.message = newMessage;
    this.messageChange.emit(newMessage);
  }
}



サービスを利用して、コンポーネント間でデータを共有する方法があります。以下の例のように、サービスで文字列値を保持し、コンポーネントはその値を注入して利用します。

app.service.ts

import { Injectable } from '@angular/core';

@Injectable({
  providedIn: 'root'
})
export class AppService {
  message = 'Hello, Angular2!';
}
<div>
  <h2>親コンポーネント</h2>
  <input type="text" [(ngModel)]="message">
  <my-component [message]="message"></my-component>
</div>
import { Component, Inject } from '@angular/core';
import { AppService } from './app.service';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  message: string;

  constructor(@Inject(AppService) private appService: AppService) {
    this.message = appService.message;
  }
}
<p>コンポーネントに渡された文字列: {{ message }}</p>
import { Component, Input } from '@angular/core';
import { AppService } from './app.service';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: './my-component.html',
})
export class MyComponent {
  @Input() message: string;

  constructor(@Inject(AppService) private appService: AppService) {}
}

ルーターを利用する

ルーターを利用して、コンポーネント間でデータを共有する方法があります。以下の例のように、ActivatedRoute サービスを使用して、ルートパラメータから文字列値を取得します。

app-routing.module.ts

import { NgModule } from '@angular/core';
import { RouterModule, Routes } from '@angular/router';

const routes: Routes = [
  { path: '', component: AppComponent },
  { path: 'my-component/:message', component: MyComponent },
];

@NgModule({
  imports: [RouterModule.forRoot(routes)],
  exports: [RouterModule]
})
export class AppRoutingModule { }
<div>
  <h2>親コンポーネント</h2>
  <a routerLink="/my-component/Hello, Angular2!">My Component に移動</a>
</div>
<p>コンポーネントに渡された文字列: {{ message }}</p>
import { Component, ActivatedRoute } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: './my-component.html',
})
export class MyComponent {
  message: string;

  constructor(private activatedRoute: ActivatedRoute) {
    this.message = activatedRoute.snapshot.params['message'];
  }
}

ローカルストレージを利用する

ローカルストレージを利用して、コンポーネント間でデータを共有する方法があります。以下の例のように、localStorage APIを使用して、文字列値を保存および取得します。

<div>
  <h2>親コンポーネント</h2>
  <input type="text" [(ngModel)]="message">
  <button (click)="saveMessage()">メッセージを保存</button>
  <a routerLink="/my-component">My Component に移動</a>
</div>
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  message: string;

  saveMessage() {
    localStorage.setItem('message', this.message);
  }
}

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