【Angular 2】catchAllルーティングとグローバルRoute Guard:404リダイレクトのベストプラクティス

2024-05-15

Angular 2 でパスが存在しない場合に 404 または別のパスにリダイレクトする方法

方法

主に以下の2つの方法があります。

  1. catchAll ルーティングを使用する

    app-routing.module.ts ファイルに、catchAll ルーティングを設定することで、存在しないパスに一致するリクエストを処理できます。

    const routes: Routes = [
      { path: 'heroes', component: HeroesComponent },
      { path: '**', component: PageNotFoundComponent }, // catchAll route
    ];
    

    この設定により、/heroes などの有効なパスに一致するリクエストは HeroesComponent コンポーネントにルーティングされ、それ以外のパスは PageNotFoundComponent コンポーネントにルーティングされます。

  2. グローバル Route Guard を作成し、すべてのルートに対して認証を行うことで、存在しないパスに一致するリクエストを検出してリダイレクトすることができます。

    import { Injectable } from '@angular/core';
    import { CanActivate, ActivatedRouteSnapshot, RouterStateSnapshot, Router } from '@angular/router';
    
    @Injectable()
    export class AuthGuard implements CanActivate {
    
      constructor(private router: Router) {}
    
      canActivate(route: ActivatedRouteSnapshot, state: RouterStateSnapshot): boolean {
        if (route.url.length === 0) {
          this.router.navigate(['/home']); // ログイン画面などへリダイレクト
          return false;
        }
    
        // 認証ロジック
    
        return true;
      }
    }
    

    上記のコードは、ルートが空の場合 (/) に /home パスにリダイレクトする例です。認証ロジックを追加することで、より複雑な条件でリダイレクトを行うことができます。

補足

  • 上記の例では、PageNotFoundComponent は 404 ページとして機能するコンポーネントであることを想定しています。このコンポーネントは、適切なエラーメッセージを表示したり、ユーザーをホームページにリダイレクトしたりするなどの処理を行うことができます。
  • useHash オプションを使用すると、Angular はハッシュベースのルーティングを使用し、サーバーの設定を変更する必要がなくなります。ただし、このオプションを使用すると、ブックマークなどの問題が発生する可能性があることに注意してください。



Angular 2 でのパスが存在しない場合の404リダイレクト - サンプルコード

app-routing.module.ts

import { NgModule } from '@angular/core';
import { RouterModule, Routes } from '@angular/router';
import { PageNotFoundComponent } from './page-not-found.component';

const routes: Routes = [
  { path: 'heroes', component: HeroesComponent },
  { path: '**', component: PageNotFoundComponent }, // catchAll route
];

@NgModule({
  imports: [RouterModule.forRoot(routes)],
  exports: [RouterModule]
})
export class AppRoutingModule { }

page-not-found.component.html

<h1>ページが見つかりません</h1>

<p>このページは存在しないか、アクセス権がありません。</p>

<a routerLink="/">ホームへ戻る</a>
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-page-not-found',
  templateUrl: './page-not-found.component.html',
  styleUrls: ['./page-not-found.component.css']
})
export class PageNotFoundComponent { }

このコードの説明

  • app-routing.module.ts ファイルでは、RouterModule をインポートし、forRoot メソッドを使用してルート設定を定義しています。
  • routes 配列には、アプリケーションで使用されるすべてのルートを定義します。
  • path: 'heroes' ルートは、/heroes URL に一致するリクエストを HeroesComponent コンポーネントにルーティングします。
  • path: '**' ルートは、どのパスにも一致しないリクエストを処理する catchAll ルートです。このルートは、PageNotFoundComponent コンポーネントにルーティングされます。
  • このコードは、基本的な例です。実際には、アプリケーションのニーズに合わせてルート設定を拡張する必要があります。
  • PageNotFoundComponent コンポーネントは、独自の要件に合わせてカスタマイズできます。



Angular 2 でのパスが存在しない場合の404リダイレクト - 他の方法

グローバル Route Guard を使用する

catchAll ルーティングの代わりに、グローバル Route Guard を使用して、すべてのルートに対して認証を行うことができます。この Guard で、ルートが空の場合や、特定の条件に一致しない場合にリダイレクト処理を実行できます。

import { Injectable } from '@angular/core';
import { CanActivate, ActivatedRouteSnapshot, RouterStateSnapshot, Router } from '@angular/router';

@Injectable()
export class AuthGuard implements CanActivate {

  constructor(private router: Router) {}

  canActivate(route: ActivatedRouteSnapshot, state: RouterStateSnapshot): boolean {
    if (route.url.length === 0) {
      this.router.navigate(['/home']); // ログイン画面などへリダイレクト
      return false;
    }

    // 認証ロジック

    return true;
  }
}

この Guard を設定するには、app.module.ts ファイルで RouterModulecanActivate プロパティに設定します。

import { NgModule } from '@angular/core';
import { RouterModule, Routes } from '@angular/router';
import { AuthGuard } from './auth.guard';

const routes: Routes = [
  { path: 'heroes', component: HeroesComponent },
  { path: '**', component: PageNotFoundComponent }
];

@NgModule({
  imports: [RouterModule.forRoot(routes, { canActivate: [AuthGuard] })],
  exports: [RouterModule]
})
export class AppModule { }

errorHandler を使用する

GlobalErrorHandler を実装し、handleError メソッド内で Router を使って 404 ページにリダイレクトすることができます。

import { ErrorHandler, Injectable } from '@angular/core';
import { Router } from '@angular/router';

@Injectable()
export class GlobalErrorHandler implements ErrorHandler {

  constructor(private router: Router) {}

  handleError(error: any): void {
    if (error.status === 404) {
      this.router.navigate(['/not-found']); // 404 ページへリダイレクト
    } else {
      // その他のエラー処理
    }
  }
}

この ErrorHandler を設定するには、app.module.ts ファイルで ErrorHandler プロパティに設定します。

import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { AppComponent } from './app.component';
import { GlobalErrorHandler } from './global-error-handler';

@NgModule({
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  imports: [
    BrowserModule
  ],
  providers: [
    { provide: ErrorHandler, useClass: GlobalErrorHandler }
  ],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }
  • 上記の方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。
  • catchAll ルーティングはシンプルで分かりやすいですが、グローバル Route Guard や errorHandler ほど柔軟ではありません。
  • グローバル Route Guard は、より複雑なリダイレクトロジックを実装するのに適していますが、設定が少し複雑になります。
  • errorHandler は、すべてのエラーを処理できるという利点がありますが、特定の状況でのみ 404 リダイレクトを実行するように設定する必要があります。

最適な方法を選択

使用する方法は、アプリケーションのニーズと要件によって異なります。

  • シンプルなアプリケーションの場合は、catchAll ルーティングが十分かもしれません。
  • より複雑なリダイレクトロジックが必要な場合は、グローバル Route Guard を使用することを検討してください。
  • すべてのエラーを処理する必要がある場合は、errorHandler を使用することができます。

この情報が、Angular 2 でのパスが存在しない場合の404リダイレクト実装の選択肢を


javascript angular angular2-routing


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