TypeScript、Angular、SystemJS を使った Angular 2 アプリのデプロイ方法
前提条件
このチュートリアルを進める前に、以下の準備が必要です。
- TypeScript、Angular、SystemJS に関する基本的な知識
- Angular CLI がインストールされていること
- Node.js と npm がインストールされていること
手順
ビルド
Angular CLI を使ってアプリをビルドします。
ng build --prod
このコマンドは、
dist
フォルダーに本番用のビルド成果物を生成します。SystemJS 設定
dist
フォルダーにsystemjs.config.js
ファイルを作成します。このファイルは、SystemJS に必要な設定を定義します。(function(global) { System.config({ packages: { app: { format: 'register', defaultExtension: 'js' } }, map: { 'rxjs': 'node_modules/rxjs/bundles/Rx.min.js' } }); })(global);
この設定ファイルは、
app
モジュールをregister
フォーマットで読み込み、rxjs
モジュールをnode_modules
フォルダーからロードするように指定します。デプロイ
dist
フォルダーを Web サーバーにデプロイします。静的 Web サーバーを使用している場合は、
dist
フォルダーを Web サーバーのルートディレクトリにコピーします。Nginx や Apache などの Web サーバーを使用している場合は、
dist
フォルダーを仮想ホストのディレクトリにコピーする必要があります。実行
Web ブラウザでアプリの URL にアクセスします。
例:
http://localhost:8080
- このチュートリアルは、Angular 2、TypeScript、SystemJS の最新バージョンに基づいています。古いバージョンの場合は、設定が異なる場合があります。
- このチュートリアルでは、基本的なデプロイ方法のみを説明しています。より高度なデプロイ方法については、上記のドキュメントを参照してください。
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-app',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
name = 'Angular 2 with TypeScript and SystemJS';
}
<h1>{{ name }}</h1>
h1 {
color: red;
}
systemjs.config.js
(function(global) {
System.config({
packages: {
app: {
format: 'register',
defaultExtension: 'js'
}
},
map: {
'rxjs': 'node_modules/rxjs/bundles/Rx.min.js'
}
});
})(global);
index.html
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>My Angular 2 App</title>
<script src="systemjs.config.js"></script>
<script src="node_modules/rxjs/bundles/Rx.min.js"></script>
<script>
(function(System) {
System.import('app/app.component').then(function(m) {
m.bootstrap('my-app');
});
})(System);
</script>
</head>
<body>
<my-app></my-app>
</body>
</html>
説明
index.html
ファイルは、アプリの HTML を定義します。systemjs.config.js
ファイルは、SystemJS に必要な設定を定義します。app/app.component.css
ファイルは、コンポーネントのスタイルを定義します。app/app.component.ts
ファイルは、Angular コンポーネントを定義します。
Webサーバー
CDN
CDN (Content Delivery Network) を使ってアプリをデプロイすることもできます。 CDN は、世界中に分散されたサーバーのネットワークであり、ユーザーに高速かつ信頼性の高い方法でコンテンツを提供します。 CloudFlare や Amazon CloudFront などの CDN サービスを利用できます。
クラウドプラットフォーム
Firebase や Heroku などのクラウドプラットフォームを使ってアプリをデプロイすることもできます。 これらのプラットフォームは、デプロイメントプロセスを簡素化し、アプリをスケーリングおよび管理するためのツールを提供します。
Docker
Docker を使ってアプリをデプロイすることもできます。 Docker は、コンテナーと呼ばれる軽量で自己完結型のアプリケーションパッケージを作成および実行するためのプラットフォームです。 Docker を使用すると、アプリを本番環境にデプロイする際に、環境の違いによる問題を回避できます。
最適な方法の選択
使用するデプロイ方法は、プロジェクトの要件によって異なります。
- 移植性と信頼性
Docker - 簡単でスケーラブルなデプロイ
クラウドプラットフォーム - 高速でグローバルな配信
CDN - シンプルで費用対効果の高い方法
Webサーバー
typescript angular systemjs