Angular2 複数ルートパラメータ

2024-10-21

Angular2における複数のルートパラメータの受け取り

Angular2では、ルートパラメータを使用してURLから情報を取得することができます。複数のルートパラメータを同時に受け取るには、以下のような方法を使用します。

ルーティングモジュールでルートパラメータを定義する

import { NgModule } from '@angular/core';
import { RouterModule, Routes } from '@angular/router';
import { MyComponent } from './my.component';

const routes: Routes = [
  { pat   h: 'my-component/:param1/:param2', component: MyComponent }
];

@NgModule({
  imports: [RouterModule.forRoot(routes)],
  exports: [RouterModule]
})
export class AppRoutingModule {}

この例では、my-component/:param1/:param2というルートが定義されています。param1param2はルートパラメータです。

コンポーネントでルートパラメータを受け取る

import { Component, OnInit, ActivatedRoute } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my.component.html',
  styleUrls: ['./my.component.css']
})
export class MyCompone   nt implements OnInit {
  param1: string;
  param2: string;

  constructor(private route: ActivatedRoute) {}

  ngOnInit() {
    this.route.params.subscribe(params => {
      this.param1 = params['param1'];
      this.param2 = params['pa   ram2'];
    });
  }
}

この例では、コンポーネントのコンストラクタでActivatedRouteを注入しています。ngOnInitメソッド内でparamsオブザーバブルを購読し、ルートパラメータを取得しています。

テンプレートでルートパラメータを使用する

<p>param1: {{ param1 }}</p>
<p>param2: {{ param2 }}</p>

テンプレート内でparam1param2のプロパティを使用してルートパラメータを表示することができます。




Angular2で複数のルートパラメータを渡すコード例の詳細解説

const routes: Routes = [
  { path: 'my-component/:param1/:param2', component: MyComponent }
];
  • componentプロパティ
    • MyComponent: このパスに対応するコンポーネントを指定します。
  • pathプロパティ
    • my-component/:param1/:param2: このパスにアクセスすると、MyComponentコンポーネントが表示されます。
    • :param1:param2の部分が、URLから取得したいパラメータを表します。
constructor(private route: ActivatedRoute) {}

ngOnInit() {
  this.route.params.subscribe(params => {
    this.param1 = params['param1'];
    this.param2 = params['pa   ram2'];
  });
}
  • params['param1']とparams['param2']
    • paramsオブジェクトから、それぞれparam1param2のパラメータ値を取得します。
    • 取得した値をコンポーネントのプロパティに代入することで、テンプレート内で使用可能になります。
  • subscribeメソッド
  • paramsオブザーバブル
    • ルートパラメータの変化を監視するためのオブザーバブルです。
  • ActivatedRoute
    • Angularのルーティングモジュールによって提供されるサービスです。
    • 現在のルートに関する情報を取得するために使用します。

コード例3: テンプレートでのルートパラメータ表示

<p>param1: {{ param1 }}</p>
<p>param2: {{ param2 }}</p>
  • {{ param1 }}と{{ param2 }}
    • Angularの式構文を使用して、コンポーネントのプロパティparam1param2の値を表示します。

コード例の全体的な流れ

  1. URLにアクセス
    ユーザーがhttp://example.com/my-component/value1/value2のようなURLにアクセスします。
  2. ルーティング
    AngularのルーターがURLを解析し、my-component/:param1/:param2というルートとマッチングします。
  3. コンポーネント生成
    MyComponentが生成され、コンストラクタでActivatedRouteが注入されます。
  4. パラメータ取得
    ngOnInitライフサイクルフック内でparamsオブザーバブルを購読し、URLからparam1param2の値を取得します。
  5. テンプレートレンダリング
    取得したパラメータの値がテンプレートに表示されます。

Angular2では、ActivatedRouteサービスを利用することで、URLから複数のルートパラメータを簡単に取得し、コンポーネント内で利用することができます。この仕組みを活用することで、動的なWebアプリケーションを構築することができます。

さらに詳しく知りたい方へ

  • Angular公式ドキュメント
    Angularのルーティングに関する詳細な情報が記載されています。

ポイント

  • paramsオブザーバブルを購読することで、パラメータの変化をリアルタイムに監視できます。
  • ActivatedRouteは、現在のルートに関する情報を提供する重要なサービスです。
  • ルートパラメータは、URLの一部として動的に変化する値です。
  • ネストされたルートやワイルドカードルートなど、より複雑なルーティングも実装できます。
  • ルートパラメータのバリデーションを行うことも可能です。
  • ルートパラメータは、数値や文字列だけでなく、複雑なデータ型も渡すことができます。



クエリパラメータを使用する

クエリパラメータは、URLのクエリ文字列部分に含まれるキーと値のペアです。複数の値を指定することもできます。


import { Component, OnInit, ActivatedRoute } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my.component.html',
  styleUrls: ['./my.component.css']
})
export class MyCompone   nt implements OnInit {
  param1: string;
  param2: string;

  constructor(private route: ActivatedRoute) {}

  ngOnInit() {
    this.route.queryParams.subscribe(params => {
      this.param1 = params['param1'];
      this.param2 = params['param   2'];
    });
  }
}

この例では、queryParamsオブザーバブルを使用してクエリパラメータを取得しています。

マトリックスパラメータを使用する

マトリックスパラメータは、URLのパスセグメント内に含まれるキーと値のペアです。

import { Component, OnInit, ActivatedRoute } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my.component.html',
  styleUrls: ['./my.component.css']
})
export class MyCompone   nt implements OnInit {
  param1: string;
  param2: string;

  constructor(private route: ActivatedRoute) {}

  ngOnInit() {
    this.route.matrixParams.subscribe(params => {
      this.param1 = params['param1'];
      this.param2 = params['param2'];
    });
  }
}

カスタムルーティング戦略を使用する

Angularのルーティング戦略は、URLとコンポーネントの対応関係を決定します。デフォルトのルーティング戦略であるDefaultUrlMatcherに加えて、カスタムのルーティング戦略を作成することもできます。

import { Routes, UrlMatcher, UrlSegment } from '@angular/router';

export function customUrlMatcher(segments: UrlSegment[]): UrlMatcherResult {
  // カスタムのURLマッチングロジックを実装する
  // ...
}

const routes: Routes = [
  { path: 'my-component/:param1/:param2', component: MyComponent, matcher: customUrlMatcher }
];

この例では、customUrlMatcherというカスタムのURLマッチング関数を作成し、ルートのmatcherプロパティに指定しています。

サーバーサイドレンダリング(SSR)を利用する

サーバーサイドレンダリング(SSR)を使用する場合、サーバー側でURLを解析し、必要なパラメータをコンポーネントに渡すことができます。

// サーバーサイドレンダリングのコード
// ...

// コンポーネント
import { Component, OnInit } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  templateUrl: './my.component.html',
  styleUrls: ['./my.compon   ent.css']
})
export class MyComponent implements O   nInit {
  param1: string;
  param2: string;

  constructor() {
    // サーバーから渡されたパラメータを使用する
    this.param1 = this.initialParams.param1;
    this.param2 = this.initialParams.param2;
  }

  ngOnInit() {}
}

この例では、サーバーから渡されたinitialParamsオブジェクトを使用してパラメータを取得しています。


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