Angular2 複数ルートパラメータ
Angular2における複数のルートパラメータの受け取り
Angular2では、ルートパラメータを使用してURLから情報を取得することができます。複数のルートパラメータを同時に受け取るには、以下のような方法を使用します。
ルーティングモジュールでルートパラメータを定義する
import { NgModule } from '@angular/core';
import { RouterModule, Routes } from '@angular/router';
import { MyComponent } from './my.component';
const routes: Routes = [
{ pat h: 'my-component/:param1/:param2', component: MyComponent }
];
@NgModule({
imports: [RouterModule.forRoot(routes)],
exports: [RouterModule]
})
export class AppRoutingModule {}
この例では、my-component/:param1/:param2
というルートが定義されています。param1
とparam2
はルートパラメータです。
コンポーネントでルートパラメータを受け取る
import { Component, OnInit, ActivatedRoute } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-my-component',
templateUrl: './my.component.html',
styleUrls: ['./my.component.css']
})
export class MyCompone nt implements OnInit {
param1: string;
param2: string;
constructor(private route: ActivatedRoute) {}
ngOnInit() {
this.route.params.subscribe(params => {
this.param1 = params['param1'];
this.param2 = params['pa ram2'];
});
}
}
この例では、コンポーネントのコンストラクタでActivatedRoute
を注入しています。ngOnInit
メソッド内でparams
オブザーバブルを購読し、ルートパラメータを取得しています。
テンプレートでルートパラメータを使用する
<p>param1: {{ param1 }}</p>
<p>param2: {{ param2 }}</p>
テンプレート内でparam1
とparam2
のプロパティを使用してルートパラメータを表示することができます。
Angular2で複数のルートパラメータを渡すコード例の詳細解説
const routes: Routes = [
{ path: 'my-component/:param1/:param2', component: MyComponent }
];
- componentプロパティ
MyComponent
: このパスに対応するコンポーネントを指定します。
- pathプロパティ
my-component/:param1/:param2
: このパスにアクセスすると、MyComponent
コンポーネントが表示されます。:param1
と:param2
の部分が、URLから取得したいパラメータを表します。
constructor(private route: ActivatedRoute) {}
ngOnInit() {
this.route.params.subscribe(params => {
this.param1 = params['param1'];
this.param2 = params['pa ram2'];
});
}
- params['param1']とparams['param2']
params
オブジェクトから、それぞれparam1
とparam2
のパラメータ値を取得します。- 取得した値をコンポーネントのプロパティに代入することで、テンプレート内で使用可能になります。
- subscribeメソッド
- paramsオブザーバブル
- ルートパラメータの変化を監視するためのオブザーバブルです。
- ActivatedRoute
- Angularのルーティングモジュールによって提供されるサービスです。
- 現在のルートに関する情報を取得するために使用します。
コード例3: テンプレートでのルートパラメータ表示
<p>param1: {{ param1 }}</p>
<p>param2: {{ param2 }}</p>
- {{ param1 }}と{{ param2 }}
- Angularの式構文を使用して、コンポーネントのプロパティ
param1
とparam2
の値を表示します。
- Angularの式構文を使用して、コンポーネントのプロパティ
コード例の全体的な流れ
- URLにアクセス
ユーザーがhttp://example.com/my-component/value1/value2
のようなURLにアクセスします。 - ルーティング
AngularのルーターがURLを解析し、my-component/:param1/:param2
というルートとマッチングします。 - コンポーネント生成
MyComponent
が生成され、コンストラクタでActivatedRoute
が注入されます。 - パラメータ取得
ngOnInit
ライフサイクルフック内でparams
オブザーバブルを購読し、URLからparam1
とparam2
の値を取得します。 - テンプレートレンダリング
取得したパラメータの値がテンプレートに表示されます。
Angular2では、ActivatedRoute
サービスを利用することで、URLから複数のルートパラメータを簡単に取得し、コンポーネント内で利用することができます。この仕組みを活用することで、動的なWebアプリケーションを構築することができます。
さらに詳しく知りたい方へ
- Angular公式ドキュメント
Angularのルーティングに関する詳細な情報が記載されています。
ポイント
params
オブザーバブルを購読することで、パラメータの変化をリアルタイムに監視できます。ActivatedRoute
は、現在のルートに関する情報を提供する重要なサービスです。- ルートパラメータは、URLの一部として動的に変化する値です。
- ネストされたルートやワイルドカードルートなど、より複雑なルーティングも実装できます。
- ルートパラメータのバリデーションを行うことも可能です。
- ルートパラメータは、数値や文字列だけでなく、複雑なデータ型も渡すことができます。
クエリパラメータを使用する
クエリパラメータは、URLのクエリ文字列部分に含まれるキーと値のペアです。複数の値を指定することもできます。
例
import { Component, OnInit, ActivatedRoute } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-my-component',
templateUrl: './my.component.html',
styleUrls: ['./my.component.css']
})
export class MyCompone nt implements OnInit {
param1: string;
param2: string;
constructor(private route: ActivatedRoute) {}
ngOnInit() {
this.route.queryParams.subscribe(params => {
this.param1 = params['param1'];
this.param2 = params['param 2'];
});
}
}
この例では、queryParams
オブザーバブルを使用してクエリパラメータを取得しています。
マトリックスパラメータを使用する
マトリックスパラメータは、URLのパスセグメント内に含まれるキーと値のペアです。
import { Component, OnInit, ActivatedRoute } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-my-component',
templateUrl: './my.component.html',
styleUrls: ['./my.component.css']
})
export class MyCompone nt implements OnInit {
param1: string;
param2: string;
constructor(private route: ActivatedRoute) {}
ngOnInit() {
this.route.matrixParams.subscribe(params => {
this.param1 = params['param1'];
this.param2 = params['param2'];
});
}
}
カスタムルーティング戦略を使用する
Angularのルーティング戦略は、URLとコンポーネントの対応関係を決定します。デフォルトのルーティング戦略であるDefaultUrlMatcher
に加えて、カスタムのルーティング戦略を作成することもできます。
import { Routes, UrlMatcher, UrlSegment } from '@angular/router';
export function customUrlMatcher(segments: UrlSegment[]): UrlMatcherResult {
// カスタムのURLマッチングロジックを実装する
// ...
}
const routes: Routes = [
{ path: 'my-component/:param1/:param2', component: MyComponent, matcher: customUrlMatcher }
];
この例では、customUrlMatcher
というカスタムのURLマッチング関数を作成し、ルートのmatcher
プロパティに指定しています。
サーバーサイドレンダリング(SSR)を利用する
サーバーサイドレンダリング(SSR)を使用する場合、サーバー側でURLを解析し、必要なパラメータをコンポーネントに渡すことができます。
// サーバーサイドレンダリングのコード
// ...
// コンポーネント
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-my-component',
templateUrl: './my.component.html',
styleUrls: ['./my.compon ent.css']
})
export class MyComponent implements O nInit {
param1: string;
param2: string;
constructor() {
// サーバーから渡されたパラメータを使用する
this.param1 = this.initialParams.param1;
this.param2 = this.initialParams.param2;
}
ngOnInit() {}
}
この例では、サーバーから渡されたinitialParams
オブジェクトを使用してパラメータを取得しています。
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