Angular と RxJS で発生する Observable.of is not a function エラーの原因と解決策

2024-04-02

Angular と RxJS での Observable.of is not a function エラーの原因と解決策

Angular アプリケーションで Observable.of を使用しようとすると、Observable.of is not a function というエラーが発生することがあります。これは、rxjs ライブラリのバージョンが古いことが原因です。

原因

Observable.of は、RxJS 5.x では Observable クラスの静的メソッドとして定義されていました。しかし、RxJS 6.x では、このメソッドは非推奨となり、代わりに of という名前の関数として提供されています。

解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法で of 関数を呼び出す必要があります。

rxjs ライブラリをバージョン 6.x 以上にアップデートする

package.json ファイルで rxjs ライブラリのバージョンを 6.x 以上に更新し、npm install コマンドを実行して変更を適用します。

rxjs/operators から of 関数をインポートする

import { of } from 'rxjs/operators';

const observable = of(1, 2, 3);

Observable.create を使用する

以下のコードのように、Observable.create メソッドを使用して Observable を作成することもできます。

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.create((observer) => {
  observer.next(1);
  observer.next(2);
  observer.next(3);
  observer.complete();
});

補足

  • Observable.of メソッドは非推奨となっていますが、依然として使用可能です。ただし、将来的には削除される可能性があるため、新しいコードでは of 関数を使用することを推奨します。



import { Observable } from 'rxjs';

const observable1 = Observable.of(1, 2, 3);

observable1.subscribe((value) => {
  console.log(value);
});

of 関数を使用する

import { of } from 'rxjs';

const observable2 = of(1, 2, 3);

observable2.subscribe((value) => {
  console.log(value);
});
import { Observable } from 'rxjs';

const observable3 = Observable.create((observer) => {
  observer.next(1);
  observer.next(2);
  observer.next(3);
  observer.complete();
});

observable3.subscribe((value) => {
  console.log(value);
});

これらのコードを実行すると、以下の出力がコンソールに表示されます。

1
2
3
  • 上記のコードは、Angular アプリケーションで実行できます。
  • Observable.of メソッドと of 関数は、どちらも Observable を作成するために使用できます。



Observable.of メソッドと of 関数 以外の Observable 作成方法

from メソッドは、配列、Promise、Iterable オブジェクトなど、さまざまなデータソースから Observable を作成するために使用できます。

import { Observable, from } from 'rxjs';

const observable1 = from([1, 2, 3]);
const observable2 = from(new Promise((resolve) => resolve('Hello')));
const observable3 = from(new Map([['key1', 'value1'], ['key2', 'value2']]));

observable1.subscribe((value) => {
  console.log(value);
});

observable2.subscribe((value) => {
  console.log(value);
});

observable3.subscribe((value) => {
  console.log(value);
});

出力

1
2
3
Hello
[key1, value1]
[key2, value2]
import { Observable, interval } from 'rxjs';

const observable = interval(1000);

observable.subscribe((value) => {
  console.log(value);
});
0
1
2
3
...

ajax メソッドは、HTTP リクエストを行い、レスポンスを Observable として取得するために使用できます。

import { Observable, ajax } from 'rxjs';

const observable = ajax('/api/data');

observable.subscribe((response) => {
  console.log(response);
});
{
  "data": [
    {
      "id": 1,
      "name": "John Doe"
    },
    {
      "id": 2,
      "name": "Jane Doe"
    }
  ]
}

その他の方法

上記以外にも、timer メソッド、range メソッド、empty メソッドなど、さまざまな方法で Observable を作成できます。

Observable.of メソッドと of 関数 は、Observable を作成するための最も簡単な方法ですが、他にもさまざまな方法があります。

状況に応じて適切な方法を選択することで、より柔軟で効率的なコードを書くことができます。


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