ASP.NET MVC開発者必見!Model Stateを使いこなしてエラー処理をスマートに

2024-04-02

ASP.NET MVCでモデル状態エラーのコレクションを取得する方法

ModelStateプロパティ

Controllerクラスには、ModelStateというプロパティが用意されています。これはDictionary<string, ModelState>型のオブジェクトであり、キーはモデルのプロパティ名、値はModelState型のオブジェクトとなります。ModelStateオブジェクトには、IsValidプロパティやErrorsプロパティなど、エラーに関する情報が含まれています。

public ActionResult Create(Product product)
{
    if (!ModelState.IsValid)
    {
        // エラー処理
        foreach (var error in ModelState.Values.SelectMany(x => x.Errors))
        {
            // エラーメッセージの表示
            ModelState.AddModelError("", error.ErrorMessage);
        }
        return View(product);
    }

    // データベースへの保存処理

    return RedirectToAction("Index");
}

上記の例では、ModelState.IsValidプロパティを使用して、モデル全体にエラーがないかどうかを確認しています。エラーがある場合は、ModelState.Valuesプロパティをループ処理して、各プロパティのErrorsプロパティから個々のエラーメッセージを取得しています。

HtmlHelperクラスには、Model Stateのエラー情報を扱う拡張メソッドが用意されています。これらの拡張メソッドを使用すると、より簡単にエラーメッセージを表示することができます。

@Html.ValidationSummary(true)

@foreach (var error in ModelState.Values.SelectMany(x => x.Errors))
{
    <div class="error-message">@error.ErrorMessage</div>
}

上記の例では、@Html.ValidationSummary(true)を使用して、すべてのエラーメッセージを箇条書きで表示しています。また、@foreachループを使用して、個々のエラーメッセージを任意の形式で表示することができます。

その他の方法

上記以外にも、以下の方法でModel Stateのエラー情報を取得することができます。

  • ViewDataTempDataにエラー情報を格納する
  • カスタムヘルパーを作成する

これらの方法は、より複雑な処理が必要な場合に役立ちます。

ASP.NET MVCでモデル状態エラーのコレクションを取得するには、ModelStateプロパティやHtmlHelper拡張メソッドを使用することができます。これらの方法を理解することで、ユーザーインターフェースでエラー情報を適切に表示することが可能になります。




ModelStateプロパティ

public ActionResult Create(Product product)
{
    if (!ModelState.IsValid)
    {
        // エラー処理
        foreach (var error in ModelState.Values.SelectMany(x => x.Errors))
        {
            // エラーメッセージの表示
            ModelState.AddModelError("", error.ErrorMessage);
        }
        return View(product);
    }

    // データベースへの保存処理

    return RedirectToAction("Index");
}

HtmlHelper拡張メソッド

@Html.ValidationSummary(true)

@foreach (var error in ModelState.Values.SelectMany(x => x.Errors))
{
    <div class="error-message">@error.ErrorMessage</div>
}

ViewData/TempData

public ActionResult Create(Product product)
{
    if (!ModelState.IsValid)
    {
        // エラー処理
        ViewData["Errors"] = ModelState.Values.SelectMany(x => x.Errors).Select(x => x.ErrorMessage);
        return View(product);
    }

    // データベースへの保存処理

    return RedirectToAction("Index");
}
public static class MyHtmlHelperExtensions
{
    public static IHtmlString DisplayErrors(this HtmlHelper helper)
    {
        var errors = helper.ViewData["Errors"] as IEnumerable<string>;
        if (errors != null)
        {
            var builder = new StringBuilder();
            foreach (var error in errors)
            {
                builder.AppendFormat("<div class=\"error-message\">{0}</div>", error);
            }
            return new HtmlString(builder.ToString());
        }
        return new HtmlString("");
    }
}
@Html.DisplayErrors()

上記のコードはあくまでも例であり、実際の使用例に合わせて変更する必要があります。




ModelStateのエラー情報を取得するその他的方法

ModelStateDictionaryクラスには、独自の拡張メソッドを作成することができます。これらの拡張メソッドを使用して、特定のプロパティのエラーメッセージを取得したり、エラーメッセージをフィルタリングしたりすることができます。

public static class ModelStateDictionaryExtensions
{
    public static IEnumerable<string> GetErrorsForProperty(this ModelStateDictionary modelState, string propertyName)
    {
        if (modelState.ContainsKey(propertyName))
        {
            return modelState[propertyName].Errors.Select(x => x.ErrorMessage);
        }
        return Enumerable.Empty<string>();
    }
}

上記の例では、GetErrorsForPropertyという拡張メソッドを作成しています。この拡張メソッドは、指定されたプロパティのエラーメッセージのコレクションを取得します。

FluentValidationのようなライブラリを使用すると、モデルの検証ロジックをより簡単に記述することができます。FluentValidationは、モデル検証の結果をValidationResultオブジェクトに格納します。このオブジェクトから、エラーメッセージを取得することができます。

public class ProductValidator : AbstractValidator<Product>
{
    public ProductValidator()
    {
        RuleFor(x => x.Name).NotEmpty().WithMessage("名前を入力してください");
        RuleFor(x => x.Price).GreaterThan(0).WithMessage("価格は0より大きくする必要があります");
    }
}
public ActionResult Create(Product product)
{
    var validator = new ProductValidator();
    var validationResult = validator.Validate(product);

    if (!validationResult.IsValid)
    {
        // エラー処理
        foreach (var error in validationResult.Errors)
        {
            // エラーメッセージの表示
            ModelState.AddModelError(error.PropertyName, error.ErrorMessage);
        }
        return View(product);
    }

    // データベースへの保存処理

    return RedirectToAction("Index");
}

その他のライブラリ

Model Stateのエラー情報を扱うライブラリは、FluentValidation以外にも多数存在します。これらのライブラリを活用することで、より柔軟なエラー処理を行うことができます。

注意事項

上記の方法を使用する場合は、Model Stateのエラー情報がどのように格納されているかを理解しておく必要があります。また、使用するライブラリのドキュメントをよく読んで、使用方法を理解する必要があります。


html asp.net-mvc validation


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