【網羅的解説】Angular で API リクエストを処理するベストプラクティス

2024-04-14

Angular CLI で API リクエストを別のサーバーにプロキシする方法

手順:

  1. proxy.conf.json ファイルを作成します。このファイルは、プロジェクトのルートディレクトリに配置する必要があります。
  2. 以下の例のように、proxy.conf.json ファイルにプロキシ設定を追加します。
{
  "/api": {
    "target": "https://backend-server.example.com",
    "pathRewrite": { "^/api": "" }
  }
}

この設定では、/api で始まるすべての API リクエストが https://backend-server.example.com にプロキシされます。pathRewrite オプションは、リクエストパスから /api プレフィックスを削除するために使用されます。

  1. 以下のコマンドを使用して、Angular 開発サーバーを起動します。
ng serve --proxy-config proxy.conf.json

例:

以下の例では、Angular アプリケーションが http://localhost:4200 で実行され、バックエンド API が https://backend-server.example.com で実行されていると仮定します。

  1. proxy.conf.json ファイルを作成し、以下の内容を追加します。
{
  "/api": {
    "target": "https://backend-server.example.com",
    "pathRewrite": { "^/api": "" }
  }
}
ng serve --proxy-config proxy.conf.json

注:

  • プロキシを使用する場合は、本番環境でプロキシ設定を使用しないように注意してください。これは、セキュリティ上のリスクがあるためです。
  • プロキシを使用すると、パフォーマンスが低下する可能性があることに注意してください。



proxy.conf.json

{
  "/api": {
    "target": "https://backend-server.example.com",
    "pathRewrite": { "^/api": "" }
  }
}

app.component.ts

import { Component } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  constructor(private http: HttpClient) { }

  getData() {
    this.http.get('/api/data')
      .subscribe(data => {
        console.log(data);
      });
  }
}
<button (click)="getData()">Get Data</button>

このコードでは、以下のことが行われています。

  • proxy.conf.json ファイルで、/api で始まるすべての API リクエストが https://backend-server.example.com にプロキシされるように設定されています。
  • app.component.ts ファイルで、HttpClient サービスを使用して /api/data エンドポイントへの GET リクエストを送信します。
  • app.component.html ファイルで、ボタンをクリックすると getData メソッドが呼び出されます。

このコードを実行すると、ボタンをクリックすると、コンソールに API レスポンスが表示されます。

  • このコードはあくまで例であり、実際のアプリケーションでは変更する必要がある場合があります。
  • 本番環境でプロキシを使用する場合は、セキュリティ上のリスクがあるため注意してください。



Angular CLI で API リクエストを別のサーバーにプロキシするその他の方法

HTTP インターセプターは、API リクエストとレスポンスを傍受して変更できる強力なツールです。インターセプターを使用して、リクエストのヘッダーを追加したり、レスポンスのボディを変更したり、リクエストを別の URL にリダイレクトしたりすることができます。

以下の例では、HttpClientInterceptor という名前のインターセプターを作成し、すべての API リクエストを https://backend-server.example.com にプロキシする方法を示します。

import { Injectable } from '@angular/core';
import {
  HttpRequest,
  HttpResponse,
  HttpHandler,
  HttpEvent,
  HttpHeaders
} from '@angular/common/http';

@Injectable()
export class HttpClientInterceptor implements HttpInterceptor {
  intercept(request: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): HttpEvent<any> {
    const modifiedRequest = request.clone({
      url: 'https://backend-server.example.com' + request.url,
      headers: new HttpHeaders({
        'Authorization': 'Bearer YOUR_TOKEN'
      })
    });

    return next.handle(modifiedRequest);
  }
}

このコードを実行するには、以下の手順を実行する必要があります。

  1. app.module.ts ファイルで、HttpClientInterceptor をプロバイダーとして登録します。
providers: [
  {
    provide: HTTP_INTERCEPTORS,
    useClass: HttpClientInterceptor,
    multi: true
  }
]

ngx-http-proxy-middleware は、Node.js 用のミドルウェアで、API リクエストを別のサーバーにプロキシすることができます。このミドルウェアを使用して、Angular 開発サーバーとともにプロキシサーバーを起動することができます。

以下の例では、ngx-http-proxy-middleware を使用して、https://backend-server.example.com に API リクエストをプロキシする方法を示します。

ngx-http-proxy-middleware をインストールします。

npm install ngx-http-proxy-middleware
const { createProxyMiddleware } = require('ngx-http-proxy-middleware');

module.exports = function(app) {
  app.use('/api', createProxyMiddleware({
    target: 'https://backend-server.example.com',
    changeOrigin: true
  }));
};

ng serve コマンドに --proxy-config オプションを追加します。

ng serve --proxy-config proxy.conf.js

API ゲートウェイは、複数の API を単一のインターフェースに統合するためのツールです。API ゲートウェイを使用して、API リクエストを別のサーバーにプロキシし、認証、キャッシュ、レート制限などの追加機能を提供することができます。

以下の例では、API ゲートウェイとして Apigee Edge を使用して、API リクエストを別のサーバーにプロキシする方法を示します。

Apigee Edge アカウントを作成します。

https://cloud.google.com/apigee から Apigee Edge アカウントを作成できます。

API を Apigee Edge に登録します。

Apigee Edge コンソールを使用して、プロキシする API を登録します。

Angular アプリケーションで、Apigee Edge を使用して API リクエストを行うように構成します。

これにより、Apigee Edge のすべての機能を活用して、API リクエストをプロキシすることができます。

これらの方法は、それぞれ長所と短所があります。

  • proxy.conf.json ファイルを使用する方法は最も簡単ですが、機能が限られています。
  • HTTP インターセプターを使用する方法は、より多くの柔軟性を提供しますが、複雑さも増します。
  • ngx-http-proxy-middleware を使用する方法は、HTTP インターセプターよりも使いやすく、より多くの機能を提供します

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