【最新版】TypeScriptとAngularでできる!ルート一覧表示のテクニック集
Angular 2 アプリケーションのすべてのルートを一覧表示する方法
router.config を直接操作する
最も基本的な方法は、router.config
プロパティに直接アクセスして、定義されたルート情報を確認する方法です。 以下のコード例をご覧ください。
import { Router } from '@angular/router';
constructor(private router: Router) {
console.log(this.router.config);
}
このコードを実行すると、router.config
プロパティに定義されたすべてのルート情報がコンソールに出力されます。 各ルート情報は、path
、component
、children
などのプロパティを含むオブジェクトとして表現されます。
RouterModule.getRoutes() 関数を使用する
RouterModule
クラスには、getRoutes()
関数が用意されています。 この関数は、アプリケーションで定義されたすべてのルート情報を配列として返します。 以下のコード例をご覧ください。
import { RouterModule } from '@angular/router';
const routes = RouterModule.getRoutes();
console.log(routes);
このコードを実行すると、routes
変数にすべてのルート情報が格納されます。 その後、この変数をループ処理して、個々のルート情報を確認することができます。
サードパーティ製のライブラリを使用する
@angular/cli
コマンドラインツールと併用して、ng-routes-analyzer
などのサードパーティ製ライブラリを使用する方法もあります。 このライブラリを使用すると、より詳細なルート情報 (子ルート、ガード、リゾルバーなど) を一覧表示することができます。
注意事項
上記のいずれの方法を使用する場合も、アプリケーションが実行されている状態でコードを実行する必要があります。 静止状態でコードを実行しても、実際のルート情報は取得できません。
import { Component } from '@angular/core';
import { RouterModule } from '@angular/router';
@Component({
selector: 'app-root',
template: `
<h1>すべてのルート</h1>
<ul>
<li *ngFor="let route of routes">
{{ route.path }} ({{ route.component ? route.component.name : 'N/A' }})
</li>
</ul>
`
})
export class AppComponent {
routes: any[];
constructor() {
this.routes = RouterModule.getRoutes();
}
}
このコードは以下の動作をします。
RouterModule.getRoutes()
関数を呼び出して、すべてのルート情報を取得します。- 取得したルート情報を
routes
変数に格納します。 - ループ処理を使用して、
routes
変数内のすべてのルート情報に対して以下の処理を実行します。- ルートのパス (
route.path
) を出力します。 - ルートに紐付けられたコンポーネントがある場合は、そのコンポーネントの名前 (
route.component.name
) を出力します。 コンポーネントがない場合は、"N/A" を出力します。
- ルートのパス (
このコードを実際に実行するには、以下の手順を実行する必要があります。
- Angular アプリケーションを作成します。
- 上記のコードを
app.component.ts
ファイルに追加します。 - アプリケーションをビルドして実行します。
ブラウザが開き、すべてのルート情報が表示されたページが表示されます。
- データ
- リゾルバー
- ガード
- 子ルート
他の方法
デバッガを使用する
ブラウザのデバッガツールを使用して、アプリケーションのルーティング情報を直接確認する方法があります。 Chrome DevTools や Firefox Developer Tools などのデバッガツールでは、Application
タブまたは Router
タブに、現在のアプリケーションで定義されたすべてのルート情報が表示されます。
カスタムロガーを作成する
@angular/router
モジュールには、RouteConfigLoad
と RouteConfigUnload
インターフェースが用意されています。 これらのインターフェースを実装することで、カスタムロガーを作成し、ルートの追加や削除時にログを出力することができます。
独自のルーティングモジュールを作成する
独自のルーティングモジュールを作成することで、ルート管理をより細かく制御することができます。 このモジュール内で、すべてのルート情報を配列として保持し、必要なタイミングで一覧表示することができます。
これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。 状況に応じて最適な方法を選択してください。
typescript angular