イテレータを使ってTypeScript Mapを反復処理する方法

2024-04-02

TypeScript Mapの反復処理

イテレータの種類

Mapには、以下の3種類のイテレータがあります。

  • keys():キーのみをイテレートする
  • entries():キーと値のペアをイテレートする

イテレータの使い方

イテレータは、for...ofループを使用して使用することができます。

const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

// キーのみをイテレートする
for (const key of myMap.keys()) {
  console.log(key); // 'a', 'b', 'c'
}

// 値のみをイテレートする
for (const value of myMap.values()) {
  console.log(value); // 1, 2, 3
}

// キーと値のペアをイテレートする
for (const [key, value] of myMap.entries()) {
  console.log(key, value); // 'a' 1, 'b' 2, 'c' 3
}

その他のイテレータ

Mapには、forEach()メソッドなど、イテレータを使用する他の方法もあります。

myMap.forEach((value, key) => {
  console.log(key, value); // 'a' 1, 'b' 2, 'c' 3
});

Mapの反復処理は、イテレータを使用して行うことができます。イテレータには、keys()values()entries()の3種類があります。これらのイテレータは、for...ofループを使用して使用することができます。

補足

イテレータは、next()メソッドを持つオブジェクトです。next()メソッドを呼び出すと、イテレータの次の要素が返されます。イテレータに次の要素がない場合は、next()メソッドはdoneプロパティがtrueのオブジェクトを返します。

const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

const iterator = myMap.entries();

let result = iterator.next();
while (!result.done) {
  const [key, value] = result.value;
  console.log(key, value); // 'a' 1, 'b' 2, 'c' 3
  result = iterator.next();
}

イテレータは、以下の利点があります。

  • コードをより簡潔に記述できる
  • 効率的に要素を処理できる
  • メモリ使用量を抑えられる

その他のイテレータ

Map以外にも、Array、Set、Stringなどのオブジェクトもイテレータを使用することができます。




keys()、values()、entries()の使用例

const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

// キーのみをイテレートする
for (const key of myMap.keys()) {
  console.log(key); // 'a', 'b', 'c'
}

// 値のみをイテレートする
for (const value of myMap.values()) {
  console.log(value); // 1, 2, 3
}

// キーと値のペアをイテレートする
for (const [key, value] of myMap.entries()) {
  console.log(key, value); // 'a' 1, 'b' 2, 'c' 3
}

forEach()の使用例

myMap.forEach((value, key) => {
  console.log(key, value); // 'a' 1, 'b' 2, 'c' 3
});

イテレータの詳細

const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

const iterator = myMap.entries();

let result = iterator.next();
while (!result.done) {
  const [key, value] = result.value;
  console.log(key, value); // 'a' 1, 'b' 2, 'c' 3
  result = iterator.next();
}

その他のイテレータ

const myArray = ['a', 'b', 'c'];

// Arrayのイテレート
for (const element of myArray) {
  console.log(element); // 'a', 'b', 'c'
}

const mySet = new Set(['a', 'b', 'c']);

// Setのイテレート
for (const element of mySet) {
  console.log(element); // 'a', 'b', 'c'
}

const myString = 'abc';

// Stringのイテレート
for (const char of myString) {
  console.log(char); // 'a', 'b', 'c'
}




Mapの反復処理のその他の方法

reduce()メソッドを使用して、Mapの要素を累積的に処理することができます。

const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

const sum = myMap.reduce((accumulator, currentValue, currentKey) => {
  return accumulator + currentValue;
}, 0);

console.log(sum); // 6

for...inループを使用して、Mapのキーをループ処理することができます。

const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

for (const key in myMap) {
  console.log(key); // 'a', 'b', 'c'
}

ただし、for...inループはMapの値を直接ループ処理することはできません。値を取得するには、get()メソッドを使用する必要があります。

const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

for (const key in myMap) {
  const value = myMap.get(key);
  console.log(key, value); // 'a' 1, 'b' 2, 'c' 3
}

Object.keys()メソッドを使用して、Mapのキーの配列を取得することができます。

const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

const keys = Object.keys(myMap);

for (const key of keys) {
  console.log(key); // 'a', 'b', 'c'
}
const myMap = new Map([
  ['a', 1],
  ['b', 2],
  ['c', 3],
]);

const keys = Object.keys(myMap);

for (const key of keys) {
  const value = myMap.get(key);
  console.log(key, value); // 'a' 1, 'b' 2, 'c' 3
}

Mapの反復処理には、さまざまな方法があります。どの方法を使用するかは、処理内容や目的に応じて選択する必要があります。


typescript dictionary iterator


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