画像表示エラー「: Unsafe value used in a resource URL context」の解決策

2024-04-02

Angularにおける「<img>: Unsafe value used in a resource URL context」エラーの分かりやすい解説

Angularアプリケーションで画像を表示する際、「<img>: Unsafe value used in a resource URL context」というエラーが発生することがあります。これは、バインドされた値が安全ではない可能性があり、XSS攻撃などのセキュリティリスクを引き起こす可能性があることを示しています。

原因

このエラーは、img要素のsrc属性にバインドされた値が、ユーザー入力や動的に生成された値など、信頼できないソースから取得された場合に発生します。

解決策

このエラーを解決するには、以下の方法があります。

DomSanitizerサービスは、Angularが提供する安全なURLを生成するためのツールです。DomSanitizerを使用して、バインドされた値を安全なURLに変換することができます。

<img [src]="domSanitizer.bypassSecurityTrustUrl(imageUrl)">

信頼できるパイプを使用する

Angularには、urlパイプなど、安全なURLを生成するためのパイプがいくつか用意されています。これらのパイプを使用して、バインドされた値を安全なURLに変換することができます。

<img [src]="imageUrl | url">

バインドされた値が安全であることを確認してから、img要素のsrc属性に設定することができます。

<img [src]="imageUrl | safeUrl">

safeUrl(url: string) {
  if (url.startsWith('http://') || url.startsWith('https://')) {
    return url;
  } else {
    return '';
  }
}

[src]属性のバインディングを使用しない

どうしてもバインドされた値を使用したい場合は、[src]属性ではなく、[attr.src]属性を使用することができます。

<img [attr.src]="imageUrl">

補足

上記の解決策のどれを選択するかは、具体的な状況によって異なります。セキュリティリスクを最小限に抑えるために、適切な方法を選択してください。




<h1>Angular 画像表示サンプル</h1>

<img [src]="domSanitizer.bypassSecurityTrustUrl(imageUrl)">

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { DomSanitizer } from '@angular/platform-browser';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent implements OnInit {

  imageUrl: string = 'https://www.example.com/image.jpg';

  constructor(private domSanitizer: DomSanitizer) { }

  ngOnInit() {
  }

}

このサンプルコードでは、DomSanitizerサービスを使用して、imageUrl変数の値を安全なURLに変換しています。

実行方法

  1. Angular CLIを使用して新しいプロジェクトを作成します。
ng new my-app

注意事項

上記のサンプルコードはあくまでも例であり、実際のアプリケーションでは必要に応じて修正する必要があります。

  • DomSanitizerサービスを使用する以外にも、信頼できるパイプを使用したり、バインドされた値を検証したりする方法で、安全な画像表示を実現することができます。
  • Angular セキュリティガイドを参照して、セキュリティリスクを最小限に抑えるための対策を講じてください。



Angularで画像を表示するその他の安全な方法

<img [src]="imageUrl | url">
<img [src]="imageUrl | safeUrl">

safeUrl(url: string) {
  if (url.startsWith('http://') || url.startsWith('https://')) {
    return url;
  } else {
    return '';
  }
}
<img [attr.src]="imageUrl">

SafeHtmlは、Angularが提供する安全なHTMLを生成するためのツールです。SafeHtmlを使用して、バインドされた値を安全なHTMLに変換し、img要素のinnerHTML属性に設定することができます。

<img [innerHTML]="domSanitizer.bypassSecurityTrustHtml(safeHtml)">

safeHtml(html: string) {
  return this.domSanitizer.bypassSecurityTrustHtml(html);
}

@angular/platform-browser/animationsモジュールをインポートすると、DomSanitizerサービスを使用して、アニメーション用の安全なURLを生成することができます。

import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { BrowserAnimationsModule } from '@angular/platform-browser/animations';

@NgModule({
  imports: [
    BrowserModule,
    BrowserAnimationsModule
  ],
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  bootstrap: [ AppComponent ]
})
export class AppModule { }

@angular/common/httpモジュールをインポートすると、HttpClientサービスを使用して、安全な方法で画像をダウンロードすることができます。

import { HttpClient } from '@angular/common/http';

constructor(private http: HttpClient) { }

ngOnInit() {
  this.http.get('https://www.example.com/image.jpg').subscribe((response) => {
    // 画像データを処理
  });
}

上記の方法はそれぞれ異なるメリットとデメリットがあります。具体的な状況によって、適切な方法を選択する必要があります。

  • セキュリティリスクを最小限に抑えたい場合は、DomSanitizerサービスを使用する方法がおすすめです。
  • パフォーマンスを重視したい場合は、信頼できるパイプを使用する方法がおすすめです。
  • 柔軟性を重視したい場合は、バインドされた値を検証する方法がおすすめです。
  • アニメーションを使用したい場合は、@angular/platform-browser/animationsモジュールを使用する方法がおすすめです。
  • 画像をダウンロードしたい場合は、@angular/common/httpモジュールを使用する方法がおすすめです。

Angularで画像を表示する安全な方法はいくつかあります。具体的な状況によって、適切な方法を選択してください。


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