TypeScriptファイル変更時にts-nodeを自動リロードする方法

2024-04-02

TypeScriptファイルの変更時にts-nodeを監視してリロードする方法

TypeScriptで開発を行う際、ファイルに変更を加えるたびにts-nodeを再起動するのは面倒です。そこで、ファイル変更を監視し自動的にts-nodeをリロードするツールnodemonを使うと効率的に開発を進めることができます。

nodemonを使うには、まずプロジェクトルートにnodemon.jsonファイルを作成し、以下の設定を記述します。

{
  "watch": ["src/**/*.ts"],
  "exec": "ts-node src/index.ts",
  "ignore": ["node_modules/**", ".git/**"],
  "delay": 1000,
}
  • watch: 監視対象となるファイルパスを指定します。ここではsrcディレクトリ以下のすべての.tsファイルを監視しています。
  • exec: ts-nodeを実行するコマンドを指定します。ここではsrc/index.tsファイルを起動しています。
  • ignore: 監視対象から除外するファイルパスを指定します。ここではnode_modulesディレクトリと.gitディレクトリを無視しています。
  • delay: ファイル変更検知後のリロード待ち時間をミリ秒単位で指定します。ここでは1秒後にリロードするように設定しています。

実行

nodemonをインストールし、nodemon.jsonファイルと同じディレクトリで以下のコマンドを実行します。

npx nodemon

nodemonが起動し、ファイル変更を監視し始めます。ファイルに変更を加えると、設定された待ち時間後にts-nodeが自動的にリロードされます。

補足

  • nodemonnpm install --global nodemonでインストールできます。

nodemon以外にも、chokidarやwatchmanなどのライブラリを使ってファイル変更を監視し、ts-nodeをリロードすることができます。

nodemonを使うことで、TypeScriptファイルの変更を監視し自動的にts-nodeをリロードすることができます。これにより、開発効率を大幅に向上させることができます。




// src/index.ts

// ここにコードを記述

console.log("Hello, world!");

ファイルに変更を加えると、nodemonが自動的にts-nodeをリロードし、変更内容が反映されます。




他の方法

chokidarは、Node.js用のファイル監視ライブラリです。nodemonよりも軽量で、さまざまな設定オプションがあります。

// ここにコードを記述

import chokidar from "chokidar";

chokidar.watch("src/**/*.ts", {
  ignored: ["node_modules/**", ".git/**"],
}).on("change", () => {
  console.log("ファイルが変更されました");
  // ts-nodeをリロードする処理
});

watchmanは、Facebookが開発したファイル監視ツールです。chokidarよりも高速で、大規模なプロジェクトに適しています。

// ここにコードを記述

import watchman from "watchman";

watchman.watch("src", {
  ignore: ["node_modules", ".git"],
}).on("change", (files) => {
  console.log("ファイルが変更されました");
  // ts-nodeをリロードする処理
});

これらの方法は、それぞれ異なる特徴を持っています。プロジェクトの規模や要件に合わせて、最適な方法を選択してください。


typescript development-environment nodemon


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