Angular 2 Number パイプ: パラメータ、使い方、サンプルコード、代替方法
Angular 2 の Number パイプの詳細解説
パイプの構文
Number パイプを使用するには、テンプレートの中で以下の構文を使用します。
{{ number | number[:format] }}
number
: フォーマットする数値format
: オプションのパラメータ。数値の書式設定を指定します。
パラメータの詳細
Number パイプには、以下のパラメータを指定することができます。
ロケール
locale
: ロケールを指定します。デフォルトは現在のブラウザロケールです。- 例:
{{ number | number:'de-DE' }}
は、ドイツロケールで数値をフォーマットします。
通貨記号
currency
: 通貨記号を指定します。デフォルトは現在のロケールに基づいた通貨記号です。
小数点以下の桁数
digits
: 小数点以下の桁数を指定します。デフォルトは0です。
その他のパラメータ
min
: 最小値を指定します。数値がこの値よりも小さい場合は、最小値が表示されます。prefix
: 数値の前に付ける文字列を指定します。
パラメータの組み合わせ
複数のパラメータを組み合わせて使用することができます。
例
以下の例は、Number パイプのさまざまな使用方法を示しています。
{{ 123456789.123456789 | number }}
// 出力: 123,456,789.123456789
{{ 123456789.123456789 | number:'de-DE' }}
// 出力: 123.456.789,123456789
{{ 123456789.123456789 | number:'currency':'USD' }}
// 出力: $123,456,789.12
{{ 123456789.123456789 | number:'digits':'2' }}
// 出力: 123,456,789.12
{{ 123456789.123456789 | number:'min':'1000000' }}
// 出力: 1,000,000
{{ 123456789.123456789 | number:'max':'1000000000' }}
// 出力: 1,000,000,000
{{ 123456789.123456789 | number:'prefix':'$' }}
// 出力: $123,456,789.12
{{ 123456789.123456789 | number:'suffix':'€' }}
// 出力: 123,456,789.12€
Number パイプは、数値をフォーマットするための便利なツールです。さまざまなパラメータを組み合わせることで、さまざまな書式設定を適用することができます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Number パイプのサンプル</title>
</head>
<body>
<h1>Number パイプのサンプル</h1>
<p>
{{ 123456789.123456789 | number:'de-DE' }}
</p>
<p>
{{ 123456789.123456789 | number:'currency':'USD' }}
</p>
<p>
{{ 123456789.123456789 | number:'digits':'2' }}
</p>
<p>
{{ 12345 | number:'min':'10000' }}
</p>
<p>
{{ 123456789 | number:'max':'1000000' }}
</p>
<p>
{{ 123456789 | number:'prefix':'$' }}
</p>
<p>
{{ 123456789 | number:'suffix':'€' }}
</p>
</body>
</html>
このコードを実行するには、以下の手順が必要です。
- 上記のコードを
index.html
というファイル名で保存します。 - Node.js をインストールします。
- コマンドプロンプトまたはターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。
npm install -g @angular/cli
- 以下のコマンドを実行して、プロジェクトを作成します。
ng new number-pipe-sample
- 作成されたプロジェクトフォルダに移動します。
cd number-pipe-sample
ng serve
- ブラウザで
http://localhost:4200
を開きます。
サンプルコードを実行すると、Number パイプのさまざまな使用方法を確認することができます。
Number パイプの代替方法
手動でフォーマットする
数値を文字列に変換し、手動でフォーマットすることができます。
<p>
{{ number.toFixed(2) }}
</p>
上記のコードは、number
変数を小数点以下2桁でフォーマットします。
toLocaleString()
メソッドは、数値をロケールに基づいてフォーマットします。
<p>
{{ number.toLocaleString() }}
</p>
ライブラリを使用する
数値をフォーマットするためのライブラリがいくつかあります。
これらのライブラリを使用すると、より複雑な書式設定を適用することができます。
Number パイプは、数値をフォーマットするための便利なツールです。しかし、他の方法もいくつかあるので、状況に応じて最適な方法を選択してください。
angular pipe decimal