ASP.NET MVC で HTML5 data-* 属性を TextBoxFor と使う:3 つの方法と詳細解説

2024-07-27

ASP.NET MVC で HTML5 data-* 属性を TextBoxFor と一緒に使う方法

課題

ASP.NET MVC の TextBoxFor ヘルパーメソッドは、HTML 属性を匿名オブジェクトとして渡すことができます。しかし、data-* 属性にはハイフン (-) が含まれているため、C# コードで直接使用するとエラーが発生します。

解決策

この問題は、ハイフンをアンダースコア (_) に置き換えることで解決できます。 ASP.NET MVC は、アンダースコアをハイフンに変換するため、HTML 出力に正しく反映されます。

以下の例は、data-minimum-valuedata-maximum-value 属性を持つテキストボックスを作成する方法を示します。

@Html.TextBoxFor(x => x.Age, new { data_minimum_value = 18, data_maximum_value = 100 })

このコードは次の HTML を生成します。

<input type="text" id="Age" name="Age" data-minimum-value="18" data-maximum-value="100" />
  • Razor エンジン拡張機能を使用して、data-* 属性をより簡単に処理することができます。
  • カスタム HTML ヘルパーメソッドを作成して、data-* 属性を処理することができます。

リソース




public class Person
{
    public int Age { get; set; }
    public string Name { get; set; }
}

ビュー

@model Person

@using (Html.BeginForm())
{
    @Html.TextBoxFor(x => x.Age, new { @data_minimum_value = 18, @data_maximum_value = 100 })
    @Html.TextBoxFor(x => x.Name, new { @data_placeholder = "Enter your name" })
    <input type="submit" value="Submit" />
}
<form method="post" action="/">
    <input type="text" id="Age" name="Age" data-minimum-value="18" data-maximum-value="100" />
    <input type="text" id="Name" name="Name" data-placeholder="Enter your name" />
    <input type="submit" value="Submit" />
</form>

説明

  • input type="submit" 要素は、フォームの送信ボタンとして使用されます。
  • 匿名オブジェクトを使用して、data-* 属性を含む HTML 属性を指定できます。
  • Html.TextBoxFor() ヘルパーメソッドを使用して、モデルのプロパティに対応するテキストボックスを生成します。
  • Html.BeginForm() メソッドを使用して、HTML フォームの開始タグを生成します。
  • @using ディレクティブを使用して、Html ヘルパーネームスペースをビューにインポートできます。
  • ハイフン (-) はアンダースコア (_) に置き換える必要があります。
  • @data_* 属性構文を使用すると、data-* 属性を HTML 要素に追加できます。

追加のリソース




カスタム HTML ヘルパーメソッドを作成して、data-* 属性を処理することができます。これは、複雑なロジックや条件付きの data-* 属性が必要な場合に役立ちます。

例:

public static class HtmlHelperExtensions
{
    public static MvcHtmlString TextBoxForWithDataAnnotations(this HtmlHelper html, ModelExpression modelExpression, object htmlAttributes)
    {
        var dataAttributes = new Dictionary<string, string>();

        foreach (var validationAttribute in modelExpression.ModelMetadata.ValidationAttributes)
        {
            if (validationAttribute is DataAttribute dataAttribute)
            {
                var dataAttributeName = $"data-{dataAttribute.DataKey}";

                if (!dataAttributes.ContainsKey(dataAttributeName))
                {
                    dataAttributes.Add(dataAttributeName, dataAttribute.Value.ToString());
                }
            }
        }

        htmlAttributes = htmlAttributes ?? new object();

        var mergedAttributes = new Dictionary<string, string>(htmlAttributes as IDictionary<string, string> ?? new Dictionary<string, string>());
        mergedAttributes.AddRange(dataAttributes);

        return html.TextBoxFor(modelExpression, mergedAttributes);
    }
}

このコードでは、TextBoxForWithDataAnnotations というカスタム HTML ヘルパーメソッドが定義されています。このメソッドは、モデル プロパティの検証属性に基づいて data-* 属性を自動的に生成します。

使用方法:

@Html.TextBoxForWithDataAnnotations(x => x.Age)

Razor エンジン拡張機能を使用する

Razor エンジン拡張機能を使用して、data-* 属性をより簡単に処理することができます。これは、data-* 属性を頻繁に使用する必要がある場合に役立ちます。

@inherits MyRazorEngineExtensions

@section Scripts {
    <script>
        function generateDataAttributes(validationAttributes) {
            var dataAttributes = {};

            for (var i = 0; i < validationAttributes.length; i++) {
                var attribute = validationAttributes[i];

                if (attribute instanceof DataAttribute) {
                    var dataAttributeName = "data-" + attribute.DataKey;
                    dataAttributes[dataAttributeName] = attribute.Value;
                }
            }

            return dataAttributes;
        }
    </script>
}

@Html.TextBoxFor(x => x.Age, new { data = generateDataAttributes(Model.Age.GetValidationAttributes()) })

このコードでは、MyRazorEngineExtensions という Razor エンジン拡張機能が定義されています。この拡張機能は、generateDataAttributes という JavaScript 関数を提供します。この関数は、モデル プロパティの検証属性に基づいて data-* 属性のオブジェクトを生成します。

@Html.TextBoxFor(x => x.Age, new { data = generateDataAttributes(Model.Age.GetValidationAttributes()) })

これらの方法は、より複雑なシナリオで HTML5 data-* 属性を TextBoxFor と一緒に使用する際に役立ちます。


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