Angular 2 で @HostBinding と @Input プロパティの力を引き出して、ワンランク上の開発者を目指す

2024-07-27

Angular 2 で @HostBinding と @Input プロパティを組み合わせる方法

例:コンポーネントの背景色を変更する

この例では、isHovered という @Input プロパティを使用して、コンポーネントがマウスオーバーされているかどうかを追跡します。次に、@HostBinding を使用して、このプロパティに基づいてコンポーネントのホスト要素の背景色を設定します。

import { Component, Input, HostBinding } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: `
    <div [style.backgroundColor]="backgroundColor">
      {{ label }}
    </div>
  `
})
export class MyComponent {
  @Input() label: string;
  @Input() isHovered: boolean = false;

  @HostBinding('style.backgroundColor')
  get backgroundColor() {
    return this.isHovered ? 'red' : 'white';
  }
}

この例では、my-component コンポーネントに labelisHovered という 2 つの @Input プロパティがあります。label プロパティはコンポーネントに表示されるラベルテキストを設定し、isHovered プロパティはコンポーネントがマウスオーバーされているかどうかを追跡します。

@HostBinding('style.backgroundColor') デコレータは、backgroundColor プロパティをコンポーネントのホスト要素の style.backgroundColor プロパティにバインドします。get アクセサーは、このプロパティの値を返します。この場合、isHovered プロパティが true の場合は背景色が赤色に、そうでない場合は白色に設定されます。

注意点

  • @HostBinding は、コンポーネントのホスト要素のみをバインドできます。子コンポーネントにはバインドできません。
  • @HostBinding を使用してプロパティをバインドする場合は、必ずそのプロパティに @HostBinding デコレータを指定する必要があります。



<my-component [label]="label" [isHovered]="isHovered"></my-component>

コンポーネント

import { Component, Input, HostBinding } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: `
    <div [style.backgroundColor]="backgroundColor">
      {{ label }}
    </div>
  `
})
export class MyComponent {
  @Input() label: string;
  @Input() isHovered: boolean = false;

  @HostBinding('style.backgroundColor')
  get backgroundColor() {
    return this.isHovered ? 'red' : 'white';
  }
}

使用方法

  1. このコードを my-component.ts というファイルに保存します。
  2. app.component.ts ファイルで、MyComponent コンポーネントをインポートし、テンプレートで使用します。
import { Component } from '@angular/core';
import { MyComponent } from './my-component';

@Component({
  selector: 'app-root',
  template: `
    <div>
      <label>ラベル:</label>
      <input type="text" [(ngModel)]="label">
    </div>
    <my-component [label]="label" [isHovered]="true"></my-component>
  `
})
export class AppComponent {
  label: string = 'デフォルトラベル';
}
  1. アプリケーションを実行します。

このコードを実行すると、my-component コンポーネントが表示されます。コンポーネントにマウスオーバーすると、背景色が赤色になります。

  • コンポーネントのクラス属性または ID を制御するために @HostBinding を使用します。
  • コンポーネントのスタイルを動的に変更するために複数の @HostBinding プロパティを使用します。
  • @Input プロパティを使用して、コンポーネントの状態を外部から制御します。



@HostBinding を使用して、コンポーネントのホスト要素のクラス属性をバインドできます。これは、コンポーネントの状態に基づいてコンポーネントの外観を動的に変更する場合に役立ちます。

import { Component, Input, HostBinding } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: `
    <div [class.active]="isActive">
      {{ label }}
    </div>
  `
})
export class MyComponent {
  @Input() label: string;
  @Input() isActive: boolean = false;

  @HostBinding('class.active')
  get activeClass() {
    return this.isActive;
  }
}

@HostBinding('class.active') デコレータは、activeClass プロパティをコンポーネントのホスト要素の class 属性にバインドします。get アクセサーは、このプロパティの値を返します。この場合、isActive プロパティが true の場合は active クラスが追加され、そうでない場合は追加されません。

スタイルプロパティを直接バインドする

import { Component, Input, HostBinding } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: `
    <div [style.width]="width">
      {{ label }}
    </div>
  `
})
export class MyComponent {
  @Input() label: string;
  @Input() width: number = 200;

  @HostBinding('style.width')
  get styleWidth() {
    return this.width + 'px';
  }
}

@HostBinding('style.width') デコレータは、styleWidth プロパティをコンポーネントのホスト要素の style.width プロパティにバインドします。get アクセサーは、このプロパティの値を返します。この場合、width プロパティの値はピクセル単位で返されます。

カスタムディレクティブを作成する

@HostBinding@Input プロパティを組み合わせるためのより複雑な方法として、カスタムディレクティブを作成する方法があります。これにより、コンポーネントのロジックをカプセル化し、再利用性を高めることができます。

例:highlight ディレクティブ

この例では、highlight というカスタムディレクティブを作成して、要素を強調表示します。このディレクティブは、@Input プロパティを使用して強調表示する色を受け取り、@HostBinding プロパティを使用して要素の背景色を設定します。

import { Directive, Input, HostBinding } from '@angular/core';

@Directive({
  selector: '[highlight]'
})
export class HighlightDirective {
  @Input() highlightColor: string;

  @HostBinding('style.backgroundColor')
  get backgroundColor() {
    return this.highlightColor;
  }
}

このディレクティブを使用するには、次のように要素に適用します。

<div highlight [highlightColor]="'#ff0000'">強調表示されたテキスト</div>

このコードを実行すると、要素の背景色が赤色になります。


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