Angularフォーム2つの方法

2024-10-28

Angularにおけるフォーム作成には、主に2つのアプローチがあります:テンプレート駆動フォームとリアクティブフォームです。それぞれの主な違いを解説します。

テンプレート駆動フォーム

  • 欠点
    • 複雑なフォームや動的なフォームの管理が難しくなります。
    • テストが複雑になる可能性があります。
  • 利点
    • セットアップが簡単で、すぐに使える状態になります。
    • HTMLテンプレートのみでフォームを定義できるため、視覚的に理解しやすいです。
  • 特徴
    • HTMLテンプレート内でngModelディレクティブを使用してフォームコントロールを定義します。
    • フォームのロジックは主にテンプレート内に記述されます。
    • シンプルなフォームに適しています。

リアクティブフォーム

  • 欠点
    • セットアップが少し複雑です。
    • コード量が増える可能性があります。
  • 利点
    • 複雑なフォームの管理が容易です。
    • テストが書きやすくなります。
    • フォームの状態をプログラム的に操作できるため、より柔軟な制御が可能になります。
  • 特徴
    • TypeScriptクラス内でFormGroupFormControlを使用してフォームコントロールをプログラム的に定義します。
    • フォームのロジックはコンポーネントクラス内に記述されます。

どちらを選ぶべきか

  • 複雑なフォームや動的なフォーム
    リアクティブフォームが適しています。
  • シンプルなフォーム
    テンプレート駆動フォームが適しています。



<form #userForm="ngForm" (ngSubmit)="onSubmit(userForm)">
  <div>
    <label for="name">名前:</label>
    <input type="text" id="name" name="name" ngModel required>
  </div>
  <div>
    <label for="email">メールアドレス:</label>
    <input type="email" id="email" name="email" ngModel required email>
  </div>
  <button type="submit">送信</button>
</form>
// template-driven.component.ts
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-template-driven',
  templateUrl: './template-driven.component.html',
  styleUrls: ['./template-driven.compone   nt.css']
})
export class TemplateDrivenComponent {
  onSubmit(form: NgForm) {
       if (form.valid) {
      console.log(form.value);
    }
  }
}
// reactive-form.component.ts
import { Component } from '@angular/core';
import { FormBuilder, Validators } from '@angular/forms';

@Component({
  selector: 'app-reactive-form',
  templateUrl: './reactive-form.componen   t.html',
  styleUrls: ['./reactive-form.component.css']
})
export class ReactiveFormComponent {
  userFo   rm = this.fb.group({
    name: ['', Validators.required],
    email: ['', [Validators.required, Validators.email]]
  });

  constructor(private fb: FormBuilder) {}

  onSubmit   () {
    if (this.userForm.valid) {
      console.log(this.userForm.value);
    }
  }
}
<form [formGroup]="userForm" (ngSubmit)="onSubmit()">
  <div>
    <label for="name">名前:</label>
    <input type="text" id="name" formControlName="name">
  </div>
  <div>
    <label for="email">メールアドレス:</label>
    <input type="email" id="email" formControlName="email">
  </div>
  <button type="submit">送信</button>
</form>

解説

  • リアクティブフォーム
    • フォームのバリデーションもコンポーネントクラス内で定義します。
    • HTMLテンプレートでは、formControlNameディレクティブを使用してフォームコントロールとテンプレートを結び付けます。
  • テンプレート駆動フォーム
    • コンポーネントクラスでは、フォームの値を取得して処理します。



NgForm

  • 利点
  • 特徴
    • テンプレート駆動フォームの基礎的なアプローチです。
    • ngFormディレクティブを使用してフォーム全体をカプセル化し、フォームの値やステータスにアクセスできます。

ReactiveFormsModule

  • 特徴
    • リアクティブフォームの基本的なアプローチです。
    • FormGroupFormControlを使用してフォームをプログラム的に定義します。
    • フォームのバリデーションや状態管理を細かく制御できます。

Angular Material Forms

  • 欠点
  • 利点
    • 統一されたデザインと機能を提供します。
    • アクセシビリティが向上します。
  • 特徴
    • Angular Materialのフォームコンポーネントを使用することで、簡単にスタイリッシュなフォームを作成できます。

適切なアプローチの選択

  • 複雑なフォームや動的なフォーム
    ReactiveFormsModuleやAngular Material Formsが適しています。

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