TypeScript で Enum の順序値を取得する方法を徹底解説! 7つの方法を比較

2024-07-27

TypeScript で Enum の順序値を取得する方法

方法 1: 直接アクセス

最も簡単な方法は、列挙型のメンバー名に直接アクセスすることです。例えば、以下のコードは NubDirection 列挙型の OUTWARD メンバーの順序値 (0) を取得します。

enum NubDirection {
  OUTWARD,
  INWARD
}

const direction: NubDirection = NubDirection.OUTWARD;
const ordinal = direction; // ordinal は 0 になります

方法 2: valueOf() メソッドを使用する

列挙型メンバーには valueOf() メソッドが定義されており、その順序値を返すことができます。

enum NubDirection {
  OUTWARD,
  INWARD
}

const direction: NubDirection = NubDirection.OUTWARD;
const ordinal = direction.valueOf(); // ordinal は 0 になります

方法 3: Object.keys()Object.values() を使用する

Object.keys()Object.values() を使って、列挙型のメンバー名と順序値の配列を取得することができます。

enum NubDirection {
  OUTWARD,
  INWARD
}

const memberNames = Object.keys(NubDirection); // memberNames は ["OUTWARD", "INWARD"] になります
const ordinals = Object.values(NubDirection); // ordinals は [0, 1] になります

方法 4: for...in ループを使用する

for...in ループを使って、列挙型のメンバー名を反復処理し、順序値を取得することができます。

enum NubDirection {
  OUTWARD,
  INWARD
}

for (const memberName in NubDirection) {
  const ordinal = NubDirection[memberName];
  console.log(`${memberName}: ${ordinal}`); // OUTWARD: 0, INWARD: 1 と出力されます
}
  • 列挙型のメンバーに数値リテラルを割り当てることで、順序値を明示的に指定することができます。
  • 列挙型の順序値は、0 から始まる連続した整数であることを保証する必要があります。
enum NubDirection {
  OUTWARD = 0,
  INWARD = 1
}
  • TypeScript バージョン 3.8 以降では、enum キーワードに const または readonly を付与して、列挙型のメンバーを定数として宣言することができます。
enum NubDirection {
  OUTWARD = 0,
  INWARD = 1
}



enum NubDirection {
  OUTWARD,
  INWARD
}

const direction: NubDirection = NubDirection.OUTWARD;
const ordinal = direction; // ordinal は 0 になります
console.log(ordinal); // 0 と出力されます
enum NubDirection {
  OUTWARD,
  INWARD
}

const direction: NubDirection = NubDirection.OUTWARD;
const ordinal = direction.valueOf(); // ordinal は 0 になります
console.log(ordinal); // 0 と出力されます
enum NubDirection {
  OUTWARD,
  INWARD
}

const memberNames = Object.keys(NubDirection); // memberNames は ["OUTWARD", "INWARD"] になります
const ordinals = Object.values(NubDirection); // ordinals は [0, 1] になります
console.log(memberNames); // ["OUTWARD", "INWARD"] と出力されます
console.log(ordinals); // [0, 1] と出力されます
enum NubDirection {
  OUTWARD,
  INWARD
}

for (const memberName in NubDirection) {
  const ordinal = NubDirection[memberName];
  console.log(`${memberName}: ${ordinal}`); // OUTWARD: 0, INWARD: 1 と出力されます
}

例 5: 数値リテラルによる順序値指定

enum NubDirection {
  OUTWARD = 0,
  INWARD = 1
}

const direction: NubDirection = NubDirection.OUTWARD;
const ordinal = direction; // ordinal は 0 になります
console.log(ordinal); // 0 と出力されます

例 6: const 修飾子による定数宣言

const enum NubDirection {
  OUTWARD = 0,
  INWARD = 1
}

const direction: NubDirection = NubDirection.OUTWARD;
const ordinal = direction; // ordinal は 0 になります
console.log(ordinal); // 0 と出力されます



enum 型にはコンストラクタが定義されており、順序値を指定して新しい Enum メンバーを作成することができます。

enum NubDirection {
  OUTWARD = new NubDirection(0),
  INWARD = new NubDirection(1)
}

const direction: NubDirection = NubDirection.OUTWARD;
const ordinal = direction.valueOf(); // ordinal は 0 になります
console.log(ordinal); // 0 と出力されます

方法 6: カスタム Enum クラスを作成する

より柔軟な制御が必要な場合は、カスタム Enum クラスを作成することができます。

class NubDirection {
  private readonly ordinal: number;

  constructor(ordinal: number) {
    this.ordinal = ordinal;
  }

  get value(): number {
    return this.ordinal;
  }
}

const outwardDirection = new NubDirection(0);
const inwardDirection = new NubDirection(1);

const ordinal = outwardDirection.value; // ordinal は 0 になります
console.log(ordinal); // 0 と出力されます

方法 7: TypeScript ジェネリックを使用する

TypeScript ジェネリックを使用して、任意の型で Enum を定義することができます。

type NubDirection<T> = {
  [K in keyof T]: { ordinal: number; value: T[K] };
};

const nubDirection: NubDirection<{ outward: 0; inward: 1 }> = {
  outward: { ordinal: 0, value: 0 },
  inward: { ordinal: 1, value: 1 }
};

const ordinal = nubDirection.outward.ordinal; // ordinal は 0 になります
console.log(ordinal); // 0 と出力されます
  • 基本的な Enum の順序値取得には、上記の最初の 4 つの方法がおすすめです。
  • これらの方法は、より高度なユースケース向けに設計されています。

typescript



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