Angularプロジェクトにおける npm start と ng serve の違い

2024-04-02

Angularプロジェクトにおける npm start と ng serve の違い

npm start は、package.json ファイルの scripts プロパティに指定されたコマンドを実行します。これは、Angularプロジェクトに限らず、Node.jsプロジェクト全般で使用できます。

例:

{
  "scripts": {
    "start": "ng serve"
  }
}

上記の例では、npm start を実行すると ng serve コマンドが実行されます。

ng serve は Angular CLI に付属するコマンドであり、開発用サーバーを起動し、自動リロード機能を提供します。

主な機能:

  • 開発用サーバーの起動
  • ソースコード変更時の自動リロード
  • プロジェクトのビルド
  • エラーメッセージの表示

一般的には、開発中は ng serve を使用し、本番環境では npm start を使用するのがおすすめです。

理由:

  • ng serve は開発に特化した機能を提供するため、開発効率が向上します。
  • npm start は汎用的なコマンドなので、本番環境など、特定の環境に合わせた設定を記述できます。

まとめ

コマンド役割主な用途
npm start汎用的なコマンド。package.json に指定されたコマンドを実行本番環境
ng serveAngular CLI コマンド。開発用サーバーの起動、自動リロード機能を提供開発環境

補足:

  • ng servenpm start のエイリアスとして設定することもできます。
  • npm startng serve の両方を実行できるように設定することもできます。

詳細は、Angular CLI の公式ドキュメントを参照してください。




package.json

{
  "name": "angular-project",
  "version": "1.0.0",
  "description": "Angular project",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "start": "ng serve"
  },
  "dependencies": {
    "@angular/core": "^15.0.0",
    "@angular/cli": "^15.0.0"
  }
}

app.component.ts

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  title = 'Angular Project';
}
<h1>{{title}}</h1>
<p>Welcome to Angular!</p>

app.module.ts

import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';

import { AppComponent } from './app.component';

@NgModule({
  imports: [
    BrowserModule
  ],
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }

上記コードを保存し、ng serve コマンドを実行すると、開発用サーバーが起動し、ブラウザで http://localhost:4200 にアクセスすると、Angular プロジェクトが実行されます。




Angularプロジェクトを実行するその他の方法

ng build コマンドは、プロジェクトを本番環境用にビルドします。ビルドされたファイルは、dist フォルダに生成されます。

コマンド:

ng build

生成されるファイル:

  • dist/index.html: アプリケーションのメインHTMLファイル
  • dist/main.js: アプリケーションのJavaScriptファイル
  • dist/styles.css: アプリケーションのCSSファイル

その他のオプション:

  • --prod オプションを指定すると、本番環境向けの最適化されたファイルが生成されます。
  • --output-path オプションを指定すると、ビルドされたファイルの出力先ディレクトリを指定できます。

Webpack は、JavaScriptモジュールバンドラであり、Angularプロジェクトを含むさまざまなプロジェクトで使用できます。

Webpack を使用して Angular プロジェクトを実行するには、以下の手順が必要です。

  1. Webpack と必要なローダーをインストールする。
  2. Webpack 設定ファイルを作成する。
  3. アプリケーションのコードを記述する。
  4. Webpack コマンドを実行して、プロジェクトをビルドする。

Vite は、新しい JavaScript バンドラであり、Webpack に比べて高速で軽量な動作が特徴です。

ng serve コマンド以外にも、Angularプロジェクトを実行する方法はいくつかあります。それぞれの手法にはメリットとデメリットがあり、プロジェクトの要件に合わせて最適な方法を選択する必要があります。


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