asyncValidatorsプロパティによる条件付き無効化

2024-04-02

Angular Reactive Formsにおけるdisabled属性

設定方法

disabled属性を設定するには、以下の2つの方法があります。

テンプレートでは、formControlNameディレクティブとdisabled属性を組み合わせて使用します。

<input type="text" formControlName="name" disabled>

コンポーネントクラスでは、FormControlインスタンスのdisabledプロパティを設定します。

this.form = new FormGroup({
  name: new FormControl({value: 'John Doe', disabled: true}),
});

注意点

  • disabled属性を設定すると、フォームコントロールのバリデーションは無視されます。
  • disabled属性とrequired属性を同時に設定することはできません。

応用例

  • フォームの送信ボタンを無効にする
  • 特定の条件に基づいてフォームコントロールを無効にする
  • ユーザーが編集できないデフォルト値を設定する



app.component.html

<form [formGroup]="form">
  <input type="text" formControlName="name" disabled>
  <button type="submit">送信</button>
</form>
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { FormGroup, FormControl } from '@angular/forms';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent implements OnInit {

  form: FormGroup;

  constructor() {}

  ngOnInit() {
    this.form = new FormGroup({
      name: new FormControl({value: 'John Doe', disabled: true}),
    });
  }

}

説明

  • app.component.htmlでは、formGroupディレクティブを使用してフォームグループをテンプレートにバインドします。
  • formControlNameディレクティブを使用して、フォームコントロールをフォームグループ内のプロパティにバインドします。
  • app.component.tsでは、FormGroupFormControlを使用してフォームグループを作成します。

このサンプルコードを実行すると、ユーザーはnameフォームコントロールを編集できないことが確認できます。

これらのサンプルコードは、上記の関連情報リンクを参照してください。




Angular Reactive Formsでフォームコントロールを無効にする他の方法

disable()メソッド

FormControlインスタンスには、disable()メソッドがあります。このメソッドを使用して、フォームコントロールを手動で無効化できます。

this.form.get('name').disable();
this.form.get('name').enable();

statusChangesプロパティ

FormControlインスタンスには、statusChangesプロパティがあります。このプロパティは、フォームコントロールの状態の変化を観察するために使用できます。

this.form.get('name').statusChanges.subscribe((status) => {
  if (status === 'DISABLED') {
    // フォームコントロールが無効化されたときの処理
  }
});

asyncValidatorsプロパティ

this.form.get('name').asyncValidators = [
  (control) => {
    return new Promise((resolve, reject) => {
      // 非同期処理
      if (control.value === 'John Doe') {
        resolve(null);
      } else {
        reject({error: 'Invalid name'});
      }
    });
  }
];

上記の例では、nameフォームコントロールの値がJohn Doeの場合のみ、フォームコントロールが有効になります。

  • 簡単な方法でフォームコントロールを無効化したい場合は、disabled属性を使用するのがおすすめです。
  • 特定の条件に基づいてフォームコントロールを無効化したい場合は、disable()メソッドまたはasyncValidatorsプロパティを使用する必要があります。
  • フォームコントロールの状態変化を監視したい場合は、statusChangesプロパティを使用する必要があります。

Angular Reactive Formsでフォームコントロールを無効にするには、いくつかの方法があります。どの方法を使用するべきかは、要件によって異なります。


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