JavaScriptで動的にスタイル変更!さらに自由度の高いデザインを実現

2024-04-13

HTML、CSS、CSSセレクタを用いた偶数・奇数要素のスタイリング方法

HTML、CSS、CSSセレクタを駆使することで、Webページ上の要素を偶数・奇数ごとに異なるスタイルで装飾することができます。これは、表やリストなどのデザインに役立つテクニックです。

方法

以下の2つの方法が主に用いられます。

nth-child 疑似クラスは、要素の子要素のうち、特定の位置にあるものを選択することができます。偶数・奇数要素のスタイリングには、以下の書き方が便利です。

/* 偶数番目の要素 */
li:nth-child(even) {
  background-color: #f0f0f0;
}

/* 奇数番目の要素 */
li:nth-child(odd) {
  background-color: #fff;
}

この例では、li 要素(リスト項目)の偶数番目を薄い灰色、奇数番目を白色で背景色を変更しています。

nth-of-type 疑似クラスは、特定の種類の要素のうち、特定の位置にあるものを選択することができます。こちらは、同じ種類の要素が混在するような場合に有効です。

/* 表の偶数行 */
tr:nth-of-type(even) {
  background-color: #f0f0f0;
}

/* 表の奇数行 */
tr:nth-of-type(odd) {
  background-color: #fff;
}

補足

  • 上記の例では litr 要素を例としていますが、他の要素にも同様に適用できます。

応用例

  • 表の交互縞模様
  • リストの行の背景色を交互に変化
  • 2カラムレイアウトにおける左右の列のスタイルを区別

これらの方法を習得することで、Webページのデザインに幅広いバリエーションを持たせることができます。




HTML

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>偶数・奇数要素のスタイリング</title>
  <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
  <h1>表の交互縞模様</h1>
  <table>
    <tr>
      <th>名前</th>
      <th>年齢</th>
    </tr>
    <tr>
      <td>Taro</td>
      <td>30</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>Hanako</td>
      <td>25</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>Jiro</td>
      <td>40</td>
    </tr>
  </table>

  <h1>リストの行の背景色を交互に変化</h1>
  <ul>
    <li>アイテム1</li>
    <li>アイテム2</li>
    <li>アイテム3</li>
    <li>アイテム4</li>
    <li>アイテム5</li>
  </ul>

  <h1>2カラムレイアウトにおける左右の列のスタイルを区別</h1>
  <div class="container">
    <div class="left-column">
      <h2>左側のコンテンツ</h2>
      <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit. Maecenas ac quam vitae ligula hendrerit varius.</p>
    </div>
    <div class="right-column">
      <h2>右側のコンテンツ</h2>
      <p>Donec nec justo eget quam semper tincidunt. Morbi quis enim at lectus faucibus tincidunt id eget lectus.</p>
    </div>
  </div>
</body>
</html>

CSS

/* 表の偶数行 */
tr:nth-of-type(even) {
  background-color: #f0f0f0;
}

/* 表の奇数行 */
tr:nth-of-type(odd) {
  background-color: #fff;
}

/* リストの偶数番目の要素 */
li:nth-child(even) {
  background-color: #f0f0f0;
}

/* リストの奇数番目の要素 */
li:nth-child(odd) {
  background-color: #fff;
}

/* 2カラムレイアウトの左列 */
.left-column {
  float: left;
  width: 48%;
  background-color: #f0f0f0;
  padding: 10px;
}

/* 2カラムレイアウトの右列 */
.right-column {
  float: right;
  width: 48%;
  background-color: #fff;
  padding: 10px;
}

このコードを実行すると、以下のようになります。

  • 2カラムレイアウトの左列が薄い灰色、右列が白色で背景色を変更され、左右の列が区別されます。

上記はあくまでも一例であり、状況に合わせてスタイルを調整することができます。




偶数・奇数要素のスタイリング:その他の方法

JavaScriptによる動的なスタイル変更

JavaScriptを用いて、要素のインデックス情報などを取得し、偶数・奇数判定に基づいて動的にスタイルを変更する方法です。柔軟性がありますが、JavaScriptの知識が必要となります。

<script>
const listItems = document.querySelectorAll('li');

for (let i = 0; i < listItems.length; i++) {
  if (i % 2 === 0) {
    listItems[i].style.backgroundColor = '#f0f0f0';
  } else {
    listItems[i].style.backgroundColor = '#fff';
  }
}
</script>

属性セレクタの利用

data-* 属性のようなカスタム属性に、偶数・奇数情報を付与し、属性セレクタを用いてスタイルを適用する方法です。シンプルな構造の場合に有効ですが、HTMLに余計な属性を追加する必要があります。

<ul>
  <li data-parity="even">アイテム1</li>
  <li data-parity="odd">アイテム2</li>
  <li data-parity="even">アイテム3</li>
  <li data-parity="odd">アイテム4</li>
  <li data-parity="even">アイテム5</li>
</ul>
li[data-parity="even"] {
  background-color: #f0f0f0;
}

li[data-parity="odd"] {
  background-color: #fff;
}

CSSフレームワークの利用

BootstrapなどのCSSフレームワークには、偶数・奇数要素を簡単にスタイリングできるユーティリティクラスが用意されている場合があります。フレームワークを導入している場合は、これらのクラスを活用するのも有効です。

例:Bootstrap

<ul class="list-group">
  <li class="list-group-item even">アイテム1</li>
  <li class="list-group-item odd">アイテム2</li>
  <li class="list-group-item even">アイテム3</li>
  <li class="list-group-item odd">アイテム4</li>
  <li class="list-group-item even">アイテム5</li>
</ul>

偶数・奇数要素の間に共通の兄弟要素が存在する場合、兄弟要素セレクタを用いてスタイルを適用する方法です。隣接する要素のみを対象とすることができ、複雑な構造には向いていません。

li:nth-child(odd) + li {
  background-color: #f0f0f0;
}

上記の方法はいずれも、状況に応じて使い分けることができます。それぞれのメリットとデメリットを理解し、最適な方法を選択してください。


html css css-selectors


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