Angular2 チュートリアル:バインディングエラー撲滅!「DIRECTIVE」プロパティの正体と置き換え方法
Angular2 における "Angular2 Can't bind to DIRECTIVE since it isn't a known property of element" エラーの解説
このエラーは、Angular2 テンプレートで DIRECTIVE
というプロパティにバインディングを試みた際に発生します。しかし、DIRECTIVE
は Angular2 で認識されていないプロパティであるため、エラーが発生します。
このエラーを解決するには、以下の2つの方法があります。
DIRECTIVE プロパティを削除する
最も簡単な解決方法は、DIRECTIVE
プロパティをテンプレートから削除することです。不要なプロパティを保持していると、エラーが発生したり、コードが冗長になる可能性があります。
DIRECTIVE プロパティを適切なプロパティに置き換える
DIRECTIVE
プロパティにバインディングする必要がある場合は、適切なプロパティに置き換える必要があります。バインディングするプロパティは、コンポーネントのクラスプロパティ、入力プロパティ、出力プロパティなど、Angular2 で認識されているものでなければなりません。
具体的な解決方法は、バインディングしようとしている内容によって異なります。例えば、コンポーネントのクラスプロパティにバインディングしたい場合は、以下のコードのように bind
ディレクティブを使用できます。
<div [bind]="myProperty"></div>
myProperty
は、コンポーネントのクラスプロパティの名前です。
また、入力プロパティにバインディングしたい場合は、以下のコードのように @Input()
デコレータを使用できます。
export class MyComponent {
@Input() myInputProperty: string;
}
テンプレートでは、以下のコードのように @Input()
プロパティにバインディングできます。
<my-component [myInputProperty]="myValue"></my-component>
myValue
は、バインディングする値です。
export class MyComponent {
@Output() myOutputEvent = new EventEmitter<string>();
onClick() {
this.myOutputEvent.emit('clicked');
}
}
<my-component (myOutputEvent)="onEvent($event)"></my-component>
onEvent
は、イベントハンドラー関数の名前です。
これらの方法で、DIRECTIVE
プロパティを適切なプロパティに置き換えることで、エラーを解決することができます。
その他の注意事項
- 上記の解決策以外にも、エラーの原因によっては別の解決策が必要になる場合があります。
- エラーメッセージをよく読み、問題箇所を特定することが重要です。
- 必要に応じて、Angular2 のドキュメントやチュートリアルを参照してください。
Angular2における「Angular2 Can't bind to DIRECTIVE since it isn't a known property of element」エラーの解決例:サンプルコード
このサンプルコードでは、DIRECTIVE
プロパティを削除する方法と、myProperty
という適切なプロパティに置き換える方法を示します。
DIRECTIVE プロパティを削除する
HTMLファイル:
<div DIRECTIVE="myValue"></div>
修正後:
<div></div>
この例では、DIRECTIVE
プロパティをテンプレートから削除することで、エラーを解決しています。
DIRECTIVE プロパティを myProperty に置き換える
<div DIRECTIVE="myValue"></div>
TypeScriptファイル:
export class MyComponent {
// プロパティがないため、エラーが発生する
DIRECTIVE: string;
}
<div [myProperty]="myValue"></div>
export class MyComponent {
// myPropertyというプロパティを追加
myProperty: string;
}
Angular2における「Angular2 Can't bind to DIRECTIVE since it isn't a known property of element」エラーの解決方法:その他
上記で紹介した方法に加えて、以下の方法でもエラーを解決することができます。
カスタムディレクティブを使用する
DIRECTIVE
という名前の属性にバインディングする必要がある場合は、カスタムディレクティブを作成することができます。カスタムディレクティブは、独自のロジックと機能を定義できる再利用可能なコンポーネントです。
カスタムディレクティブを作成するには、以下の手順が必要です。
- ディレクティブクラスを作成する
@Directive()
デコレータでディレクティブを定義する@Input()
プロパティを使用して、バインディングする値を定義する- テンプレートでディレクティブを使用する
以下のコードは、DIRECTIVE
という名前のカスタムディレクティブの例です。
import { Directive, Input } from '@angular/core';
@Directive({
selector: '[directive]',
})
export class DirectiveDirective {
@Input() directive: string;
constructor() {}
}
<div directive="myValue"></div>
この例では、DirectiveDirective
というカスタムディレクティブを作成し、directive
という @Input()
プロパティを定義しています。テンプレートでは、directive
属性を使用して myValue
という値をディレクティブにバインディングしています。
アリアスを使用する
DIRECTIVE
という名前の属性にバインディングする必要がある場合は、エイリアスを使用して、別の名前でバインディングすることができます。
エイリアスを使用するには、以下の手順が必要です。
as
オプションを使用して、エイリアスを定義する- テンプレートでエイリアスを使用してバインディングする
以下のコードは、DIRECTIVE
という名前の属性のエイリアスとして myDirective
を定義する例です。
import { Directive, Input } from '@angular/core';
@Directive({
selector: '[directive]',
as: 'myDirective',
})
export class DirectiveDirective {
@Input() directive: string;
constructor() {}
}
<div myDirective="myValue"></div>
バインディング構文を使用する
バインディング構文には、以下の種類があります。
- 角括弧構文 (
[]
) - 参照構文 (
#
)
以下のコードは、角括弧構文を使用して DIRECTIVE
という名前の属性にバインディングする例です。
<div [directive]="myValue"></div>
この例では、角括弧構文を使用して myValue
という値を DIRECTIVE
属性にバインディングしています。
また、丸括弧構文を使用してイベントにバインディングしたり、参照構文を使用してテンプレート要素を参照したりすることもできます。
angular typescript directive