【Angular/Ionic 2】「ngFor」ディレクティブでオブジェクトを反復処理するサンプルコード集

2024-05-15

Angular と Ionic 2 で「ngFor」を使ってオブジェクトのキーを反復処理する方法

Angular と Ionic 2 では、ngFor ディレクティブを使用して、オブジェクトのキーを反復処理することができます。これは、オブジェクトのプロパティや値をテンプレートに表示する際に役立ちます。

手順

  1. テンプレートに ngFor ディレクティブを追加する
<ng-container *ngFor="let key of myObject">
  </ng-container>

上記の例では、myObject という名前のオブジェクトを反復処理します。key という変数に、各キーが割り当てられます。

  1. キーと値を表示する
<span>{{ key }}</span>
<span>{{ myObject[key] }}</span>

上記の例では、キーと値をそれぞれ span タグで表示します。

<ng-container *ngFor="let key of myObject">
  <span>{{ key }}: {{ myObject[key] }}</span>
</ng-container>

上記の例では、次のオブジェクトを反復処理します。

const myObject = {
  name: 'John Doe',
  age: 30,
  city: 'New York'
};

この場合、テンプレートには次の出力が表示されます。

name: John Doe
age: 30
city: New York

Ionic 2 では、Angular と同様に ngFor ディレクティブを使用することができます。Ionic 2 コンポーネントのテンプレートで ngFor を使用するには、次の手順に従います。

  1. @Component デコレータの template プロパティにテンプレートを定義します。

以下の例は、Ionic 2 コンポーネントで ngFor を使用する例です。

@Component({
  selector: 'my-component',
  template: `
    <ng-container *ngFor="let key of myObject">
      <span>{{ key }}: {{ myObject[key] }}</span>
    </ng-container>
  `
})
export class MyComponent {
  myObject = {
    name: 'John Doe',
    age: 30,
    city: 'New York'
  };
}

この例では、MyComponent という名前のコンポーネントが定義されています。このコンポーネントのテンプレートには、ngFor ディレクティブを使用して myObject オブジェクトを反復処理するコードが含まれています。

補足

  • ngFor ディレクティブは、配列だけでなくオブジェクトの反復処理にも使用できます。
  • ngFor ディレクティブには、trackBy プロパティを使用して、反復処理されたアイテムを追跡することができます。



HTML

<ion-header>
  <ion-navbar>
    <ion-title>Object Iteration</ion-title>
  </ion-navbar>
</ion-header>

<ion-content>
  <ng-container *ngFor="let key of user">
    <ion-card>
      <ion-card-header>
        {{ key }}
      </ion-card-header>
      <ion-card-content>
        <p>Name: {{ user[key].name }}</p>
        <p>Age: {{ user[key].age }}</p>
        <p>City: {{ user[key].city }}</p>
      </ion-card-content>
    </ion-card>
  </ng-container>
</ion-content>

TypeScript

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  user = {
    user1: {
      name: 'John Doe',
      age: 30,
      city: 'New York'
    },
    user2: {
      name: 'Jane Doe',
      age: 25,
      city: 'Los Angeles'
    },
    user3: {
      name: 'Peter Jones',
      age: 40,
      city: 'Chicago'
    }
  };
}

このコードの説明

  • HTML コードは、Ionic アプリの構造を定義します。
  • ion-header タグは、アプリのヘッダーを定義します。
  • ion-navbar タグは、ヘッダー内のナビゲーションバーを定義します。
  • ion-title タグは、ナビゲーションバーのタイトルを定義します。
  • ng-container タグは、ngFor ディレクティブ用のコンテナを定義します。
  • ion-card タグは、各ユーザーの情報を表示するためのカードを定義します。
  • TypeScript コードは、アプリのロジックを定義します。
  • user プロパティは、反復処理するオブジェクトを定義します。
  • オブジェクトは、各ユーザーの情報をキーと値のペアとして格納します。

このコードを実行すると

アプリが起動すると、各ユーザーの情報を含むカードが3つ表示されます。

このコードをカスタマイズする方法

  • オブジェクトの構造を変更することで、表示される情報をカスタマイズできます。
  • カードのレイアウトを変更するには、CSS を編集できます。



Angular と Ionic 2 でオブジェクトのキーを反復処理するその他の方法

Object.keys() メソッドを使用する

<ng-container *ngFor="let key of Object.keys(myObject)">
  <span>{{ key }}: {{ myObject[key] }}</span>
</ng-container>

この方法は、Object.keys() メソッドを使用して、オブジェクトのキーの配列を取得します。その後、ngFor ディレクティブを使用して、この配列を反復処理することができます。

for...in ループを使用する

<ng-container>
  {% for (let key in myObject) { %}
    <span>{{ key }}: {{ myObject[key] }}</span>
  {% } %}
</ng-container>

この方法は、for...in ループを使用して、オブジェクトのキーを反復処理します。このループは、オブジェクトのプロトタイプチェーン上のキーも反復処理することに注意してください。

カスタムパイプを使用する

<span>{{ myObject | keyValue }}</span>

この方法は、カスタムパイプを使用して、オブジェクトをキーと値のペアの配列に変換します。その後、この配列をテンプレートで表示することができます。

各方法の比較

方法利点欠点
ngFor ディレクティブ構文がシンプルでわかりやすいオブジェクトのプロトタイプチェーン上のキーを反復処理しない
Object.keys() メソッドオブジェクトのプロトタイプチェーン上のキーを反復処理しない構文が少し冗長
for...in ループ構文がシンプルオブジェクトのプロトタイプチェーン上のキーも反復処理する
カスタムパイプ柔軟性が高い複雑さが増す

最良の方法を選択する

使用する方法は、特定のニーズによって異なります。

  • オブジェクトのキーのみを反復処理する場合は、ngFor ディレクティブまたは Object.keys() メソッドを使用するのが最善です。
  • オブジェクトのプロトタイプチェーン上のキーも反復処理する必要がある場合は、for...in ループを使用する必要があります。
  • 複雑なロジックが必要な場合は、カスタムパイプを使用する必要があります。

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