querySelector() と TestBed.get() の詳細比較:Angular テストで要素を ID で取得

2024-05-27

Angular テストにおける要素の ID 取得方法

ここでは、Angular 2 テストで要素を ID で取得する 2 つの主要な方法をご紹介します。

querySelector() メソッドは、テンプレート内の単一の要素を取得するために使用されます。このメソッドは、CSS セレクタを使用して要素を検索します。ID で要素を取得するには、# 記号 followed by 要素 ID を使用する必要があります。

// 要素を取得
const element = fixture.debugElement.query(css('#my-element'));

// 要素のテキストコンテンツを検証
expect(element.nativeElement.textContent).toBe('Hello, World!');

TestBed.get() メソッドは、コンポーネントまたはサービスなどのテスト対象となるオブジェクトを取得するために使用されます。このメソッドを使用して、コンポーネントのテンプレート内の要素にアクセスすることもできます。

// コンポーネントを取得
const component = TestBed.get(MyComponent);

// コンポーネントのテンプレートから要素を取得
const element = component.myElement;

// 要素のテキストコンテンツを検証
expect(element.textContent).toBe('Hello, World!');

使用する方法は、テストの状況によって異なります。

  • 単一の要素を取得する場合: querySelector() メソッドを使用するのが一般的です。
  • コンポーネント内の複数の要素にアクセスする場合: TestBed.get() メソッドを使用すると便利です。

その他のヒント

  • 要素が存在しない可能性がある場合は、assertNotNull() メソッドを使用して要素が null でないことを確認してください。
  • 要素の属性やプロパティにアクセスするには、nativeElement プロパティを使用します。
  • 要素のイベントをトリガーするには、dispatchEvent() メソッドを使用します。

これらの方法を理解することで、Angular 2 テストで要素を ID で簡単に取得できるようになります。




    querySelector() メソッドを使用する

    この例では、my-element という ID を持つ要素を取得し、そのテキストコンテンツを検証します。

    import { ComponentFixture, TestBed } from '@angular/core/testing';
    import { MyComponent } from './my-component';
    
    describe('MyComponent', () => {
      let fixture: ComponentFixture<MyComponent>;
    
      beforeEach(() => {
        fixture = TestBed.createComponent(MyComponent);
      });
    
      it('should display "Hello, World!"', () => {
        // 要素を取得
        const element = fixture.debugElement.query(css('#my-element'));
    
        // 要素のテキストコンテンツを検証
        expect(element.nativeElement.textContent).toBe('Hello, World!');
      });
    });
    

    TestBed.get() メソッドを使用する

    import { ComponentFixture, TestBed } from '@angular/core/testing';
    import { MyComponent } from './my-component';
    
    describe('MyComponent', () => {
      let fixture: ComponentFixture<MyComponent>;
    
      beforeEach(() => {
        fixture = TestBed.createComponent(MyComponent);
      });
    
      it('should display "Hello, World!"', () => {
        // コンポーネントを取得
        const component = TestBed.get(MyComponent);
    
        // コンポーネントのテンプレートから要素を取得
        const element = component.myElement;
    
        // 要素のテキストコンテンツを検証
        expect(element.textContent).toBe('Hello, World!');
      });
    });
    

    注記:

    • これらのコード例は、基本的な使用方法を示すものであり、実際のテストケースではより複雑なロジックが必要になる場合があります。
    • テスト対象となるコンポーネントやサービスの具体的なコードは含まれていません。



    Angular テストにおける要素の ID 取得:その他の方法

    By.css() セレクタを使用して、CSS セレクタで要素を検索することができます。

    // 要素を取得
    const element = fixture.debugElement.query(By.css('#my-element'));
    
    // 要素のテキストコンテンツを検証
    expect(element.nativeElement.textContent).toBe('Hello, World!');
    

    DebugElement.queryAll() メソッドを使用して、テンプレート内に一致する要素のリストを取得することができます。

    // 要素のリストを取得
    const elements = fixture.debugElement.queryAll(By.css('.my-class'));
    
    // 最初の要素のテキストコンテンツを検証
    expect(elements[0].nativeElement.textContent).toBe('Hello, World!');
    

    fixture.nativeElement プロパティを使用して、テスト対象となるコンポーネントのネイティブ要素にアクセスすることができます。その後、querySelector() メソッドを使用して、ネイティブ要素内の要素を ID で取得することができます。

    // ネイティブ要素を取得
    const nativeElement = fixture.nativeElement;
    
    // 要素を取得
    const element = nativeElement.querySelector('#my-element');
    
    // 要素のテキストコンテンツを検証
    expect(element.textContent).toBe('Hello, World!');
    

    テスト対象となるコンポーネントのインスタンスにアクセスできる場合は、コンポーネントのプロパティを使用して要素にアクセスすることができます。

    // コンポーネントを取得
    const component = TestBed.get(MyComponent);
    
    // 要素を取得
    const element = component.myElement;
    
    // 要素のテキストコンテンツを検証
    expect(element.textContent).toBe('Hello, World!');
    
    • テンプレート内に一致する要素が複数存在する場合: DebugElement.queryAll() メソッドを使用します。
    • ネイティブ要素に直接アクセスする必要がある場合: fixture.nativeElement プロパティを使用します。

        上記以外にも、Angular テストで要素を ID で取得する方法がいくつかあります。最適な方法は、テストの状況によって異なります。


        angular


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