Angular CLI で node_modules からアセットをインクルード: パフォーマンスとスケーラビリティの最適化

2024-07-27

Angular CLI プロジェクトで node_modules からアセットをインクルードする方法

Angular CLI プロジェクトでは、node_modules フォルダにインストールされたライブラリやパッケージからアセットをインクルードする必要がある場合があります。このチュートリアルでは、@angular/cli@angular-cli/schematics を使用して、node_modules からアセットをプロジェクトに簡単にインクルードする方法を説明します。

手順

  1. Angular CLI プロジェクトを作成する
ng new my-project
  1. node_modules フォルダにインストールしたいライブラリまたはパッケージをインストールする。
npm install my-library
  1. ng generate schematics コマンドを使用して、新しいスキーマを作成します。
ng generate schematics my-schematics
  1. schematics/collection.json ファイルに以下の内容を追加します。
{
  "extends": "@schematics/angular",
  "description": "My schematics for including assets from node_modules",
  "schematics": {
    "include-assets": {
      "description": "Includes assets from node_modules",
      "schema": {
        "type": "object",
        "properties": {
          "source": {
            "type": "string",
            "description": "The path to the assets in the node_modules folder",
            "required": true
          },
          "destination": {
            "type": "string",
            "description": "The destination path for the assets in the project",
            "required": true
          }
        }
      },
      "options": {
        "source": "node_modules/my-library/assets",
        "destination": "src/assets/my-library"
      }
    }
  }
}
{
  "projectType": "application",
  "schematics": {
    "my-schematics": {
      "name": "Include Assets",
      "description": "Includes assets from node_modules"
    }
  }
}
  1. 以下のコマンドを使用して、スキーマを実行します。
ng run my-schematics:include-assets

説明

このチュートリアルでは、以下の手順を実行しました。

このスキーマを実行すると、node_modules フォルダから指定されたアセットがプロジェクトの指定された場所にコピーされます。




// schematics/collection.json
{
  "extends": "@schematics/angular",
  "description": "My schematics for including assets from node_modules",
  "schematics": {
    "include-assets": {
      "description": "Includes assets from node_modules",
      "schema": {
        "type": "object",
        "properties": {
          "source": {
            "type": "string",
            "description": "The path to the assets in the node_modules folder",
            "required": true
          },
          "destination": {
            "type": "string",
            "description": "The destination path for the assets in the project",
            "required": true
          }
        }
      },
      "options": {
        "source": "node_modules/my-library/assets",
        "destination": "src/assets/my-library"
      }
    }
  }
}
// schematics/project.description.json
{
  "projectType": "application",
  "schematics": {
    "my-schematics": {
      "name": "Include Assets",
      "description": "Includes assets from node_modules"
    }
  }
}
// Run the schematics
ng run my-schematics:include-assets
  • schematics/collection.json ファイル:
    • extends: @schematics/angular を継承します。これは、このスキーマが Angular CLI のスキーマ仕様に準拠していることを意味します。
    • description: スキーマの説明を指定します。
  • schematics/project.description.json ファイル:
    • projectType: プロジェクトの種類を指定します。
    • schematics: プロジェクトで使用できるスキーマを定義します。
      • my-schematics: include-assets スキーマの名前と説明を指定します。
  • ng run my-schematics:include-assets コマンド:
    • ng: Angular CLI コマンドを実行します。
    • run: スキーマを実行します。
    • my-schematics: 実行するスキーマの名前を指定します。
    • :include-assets: 実行するスキーマのオプションを指定します。



ng build コマンドには、assets オプションを使用して、node_modules フォルダからアセットをビルドに含めることができるオプションがあります。

ng build --assets=node_modules/my-library/assets

このコマンドは、node_modules/my-library/assets フォルダ内のすべてのアセットを dist/assets/my-library フォルダにコピーします。

copy-webpack-plugin を使用する

copy-webpack-plugin は、Webpack プラグインを使用して、ビルドプロセス中にファイルをある場所から別の場所にコピーするのに役立ちます。

このプラグインを使用して、node_modules フォルダからアセットをプロジェクトにコピーすることができます。

const CopyWebpackPlugin = require('copy-webpack-plugin');

module.exports = {
  plugins: [
    new CopyWebpackPlugin([
      { from: 'node_modules/my-library/assets', to: 'dist/assets/my-library' }
    ])
  ]
};

手動でファイルをコピーする

最も基本的な方法は、node_modules フォルダからアセットを手動でプロジェクトにコピーすることです。

これを行うには、ファイルエクスプローラーまたはターミナルを使用して、アセットファイルを node_modules フォルダからプロジェクトの適切な場所にコピーするだけです。

方法の選択

使用する方法は、プロジェクトのニーズと好みによって異なります。

スキーマを使用する場合

  • 利点:
    • 宣言的でメンテナンスがしやすい
    • Angular CLI に統合されている
  • 欠点:
    • 複雑な場合がある
    • すべての状況に適しているわけではない
  • 利点:
  • 利点:
  • 欠点:
    • 設定が複雑になる可能性がある
    • Webpack の知識が必要

手動でファイルをコピーする場合

  • 欠点:
    • 時間がかかり、エラーが発生しやすい
    • スケーラビリティが低い

angular angular-cli



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