JavaScriptとNode.jsにおける「Invalid shorthand property initializer」エラーの原因と解決方法

2024-04-09

JavaScriptとNode.jsにおける「Invalid shorthand property initializer」エラー

JavaScriptとNode.jsでオブジェクトリテラルを使用する際に、「Invalid shorthand property initializer」というエラーが発生することがあります。これは、オブジェクトプロパティの初期化に省略記法を使用する際に、構文エラーが発生していることを示します。

原因

このエラーが発生する主な原因は2つあります。

  1. プロパティ名の記述ミス

オブジェクトプロパティの名前は、文字列リテラル、識別子、数値リテラルのいずれかを使用する必要があります。記号や予約語など、不正な文字列を使用すると、エラーが発生します。

  1. 初期化式の記述ミス

オブジェクトプロパティの初期化式は、有効なJavaScript式である必要があります。演算子や関数呼び出しなど、構文的に誤った式を使用すると、エラーが発生します。

解決方法

このエラーを解決するには、以下の点を確認する必要があります。

  1. プロパティ名の記述に誤りがないか確認する。
  2. 必要に応じて、オブジェクトプロパティの初期化に冗長記法を使用する。

以下のコードは、「Invalid shorthand property initializer」エラーが発生する例です。

const obj = {
  // プロパティ名の記述ミス
  "invalid-name": 1,
  // 初期化式の記述ミス
  fn: () => {},
  // 冗長記法
  x: {
    value: 1,
  },
};
const obj = {
  // プロパティ名の修正
  "invalidName": 1,
  // 初期化式の修正
  fn: () => {
    return 1;
  },
  // 冗長記法の省略
  x: 1,
};

冗長記法の使用

オブジェクトプロパティの初期化に省略記法を使用する場合は、上記のように記述ミスが発生しやすい可能性があります。そのため、エラーを回避するために、冗長記法を使用することを推奨します。

冗長記法を使用すると、以下の様にコードが記述できます。

const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    street: "123 Main Street",
    city: "New York",
    state: "NY",
    zip: "10001",
  },
};

冗長記法は、コードの可読性と保守性を向上させることができます。特に、複雑なオブジェクトリテラルを記述する場合は、冗長記法を使用することを強く推奨します。




エラーが発生するコード

const obj = {
  // プロパティ名の記述ミス
  "invalid-name": 1,
  // 初期化式の記述ミス
  fn: () => {},
  // 冗長記法の省略
  x: 1,
};

console.log(obj);
TypeError: Invalid shorthand property initializer

修正後のコード

const obj = {
  // プロパティ名の修正
  "invalidName": 1,
  // 初期化式の修正
  fn: () => {
    return 1;
  },
  // 冗長記法の省略
  x: 1,
};

console.log(obj);

このコードを実行すると、以下の出力が得られます。

{
  invalidName: 1,
  fn: [Function: fn],
  x: 1
}

冗長記法を使用するコード

const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    street: "123 Main Street",
    city: "New York",
    state: "NY",
    zip: "10001",
  },
};

console.log(obj);
{
  name: "John Doe",
  age: 30,
  address: {
    street: "123 Main Street",
    city: "New York",
    state: "NY",
    zip: "10001"
  }
}

このコードは、冗長記法を使用してオブジェクトリテラルを記述しています。冗長記法を使用すると、コードの可読性と保守性を向上させることができます。




オブジェクトリテラルの初期化方法

  1. 省略記法
  2. 冗長記法
  3. コンストラクタ記法

省略記法は、オブジェクトプロパティの名前と初期化式を簡潔に記述できる方法です。ただし、プロパティ名の記述ミスや初期化式の記述ミスが発生しやすいという欠点があります。

例:

const obj = {
  name: "John Doe",
  age: 30,
};

冗長記法は、省略記法よりも冗長な記述になりますが、コードの可読性と保守性を向上させることができます。

const obj = {
  name: {
    value: "John Doe",
  },
  age: {
    value: 30,
  },
};

コンストラクタ記法は、new演算子を使用してオブジェクトを生成する方法です。

function Person(name, age) {
  this.name = name;
  this.age = age;
}

const obj = new Person("John Doe", 30);

オブジェクトリテラルの初期化には、それぞれの方法にメリットとデメリットがあります。

  • 簡潔さを重視する場合は、省略記法を使用できます。ただし、記述ミスに注意する必要があります。
  • 可読性と保守性を重視する場合は、冗長記法を使用できます。
  • 複雑なオブジェクトを生成する場合は、コンストラクタ記法を使用できます。

状況に応じて、適切な方法を選択する必要があります。


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