HTML、CSSにおける「第二行の省略」について

2024-09-17

HTMLCSSの組み合わせで、テキストの第二行を省略し、省略記号(通常は「...」)を表示する手法を、「第二行の省略」または「ellipsis on second line」と呼びます。

HTMLの基礎

まず、HTMLの基礎知識が必要です。テキストを表示するには、<p>タグを使用します。

<p>This is a long text that will be truncated on the second line.</p>

CSSの適用

次に、CSSを使用してスタイルを適用します。

p {
  overflow: hidden;
  text-overflow: ellipsis;
  display: -webkit-box;
  -webkit-line-clamp: 2; /* ここで第二行の省略を指定 */
  -webkit-box-orient: vertical;
}

解説

  • -webkit-box-orient: vertical;
    ボックスモデルのアイテムを垂直方向に配置します。
  • -webkit-line-clamp: 2;
    最大表示行数を2行に設定します。
  • display: -webkit-box;
    要素をボックスモデルに変換します。
  • text-overflow: ellipsis;
    溢れた部分を省略記号で表示します。
  • overflow: hidden;
    テキストがコンテナのサイズを超えた場合、溢れた部分を隠します。

注意

  • 柔軟性
    実際のデザインに合わせて、行数やフォントサイズ、コンテナの幅などを調整してください。
  • ベンダープレフィックス
    -webkit-は、Safariブラウザで使用されるベンダープレフィックスです。他のブラウザに対応するため、-ms-, -moz-, -o-などのプレフィックスも必要になる場合があります。



<p>This is a long text that will be truncated on the second line.</p>

CSS

p {
  overflow: hidden;
  text-overflow: ellipsis;
  display: -webkit-box;
  -webkit-line-clamp: 2; /* 第二行の省略 */
  -webkit-box-orient: vertical;
}
  1. HTML
    <p>タグを使用して、テキストを表示します。
  2. CSS

動作

このコードにより、<p>タグ内のテキストが2行を超えた場合、第二行の末尾が省略記号で表示されます。




  • line-clampプロパティ
    • CSSレベル3で導入された新しいプロパティです。
    • 複数の行を省略する際に便利です。
p {
  line-clamp: 2;
  overflow: hidden;
  text-overflow: ellipsis;
}

JavaScriptによる方法

  • DOM操作
const textElement = document.getElementById('myText');
const maxLines = 2;

if (textElement.offsetHeight > maxLines * textElement.clientHeight) {
  textElement.textContent = textElement.textContent.slice(0, textElement.textContent.indexOf(' ', maxLines * textElement.clientHeight / textElement.lineHeight)) + '...';
}
  • パフォーマンス
    JavaScriptによる方法は、DOM操作が発生するため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。大量のテキストを扱う場合は、CSSのみによる方法が推奨されます。
  • ブラウザサポート
    line-clampプロパティは、すべてのブラウザでサポートされているわけではありません。古いブラウザでは、JavaScriptによる方法を使用する必要があります。

html css ellipsis



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