【初心者向け】React/ReduxでTypeScriptエラー「Property "XXX" does not exist on type 'IntrinsicAttributes & IntrinsicClassAttributes'」が発生したときの対処法

2024-05-17

Typescript + React/Redux: Property "XXX" does not exist on type 'IntrinsicAttributes & IntrinsicClassAttributes' エラー解説

このエラーは、TypeScriptとReact/Reduxの組み合わせで、コンポーネントに定義されていないプロパティを参照しようとしたときに発生します。具体的には、IntrinsicAttributes & IntrinsicClassAttributes 型に存在しないプロパティ XXX を参照しようとしています。

原因

このエラーにはいくつかの原因が考えられます。

  • プロパティのスペルミス: プロパティ名を間違えている可能性があります。スペルミスがないか確認してください。
  • プロパティの定義漏れ: プロパティがコンポーネント内で定義されていない可能性があります。コンポーネントの props 定義を確認し、必要なプロパティが定義されていることを確認してください。
  • 型エイリアスの誤り: プロパティの型を定義する型エイリアスに誤りがある可能性があります。型エイリアスの定義を確認し、正しい型が使用されていることを確認してください。
  • ライブラリのバージョン: 使用しているライブラリのバージョンが古い可能性があります。最新バージョンにアップデートしてみてください。

解決策

上記の原因を踏まえ、以下の方法で解決を試みてください。

  • プロパティ名の確認: プロパティ名を再度確認し、スペルミスがないことを確認してください。

    上記以外にも、いくつかの原因が考えられます。問題解決に困っている場合は、具体的なコード例やエラーメッセージなどを提示していただければ、より詳細なアドバイスを提供できる可能性があります。




    import React from 'react';
    
    interface Props {
      // プロパティ `name` が定義されていない
      name: string;
    }
    
    const MyComponent: React.FC<Props> = ({ name }) => {
      return <div>{name}</div>;
    };
    
    export default MyComponent;
    

    このコードでは、MyComponent コンポーネントに name というプロパティが定義されていますが、Props インターフェースには name プロパティが定義されていません。そのため、TypeScript は name プロパティが IntrinsicAttributes & IntrinsicClassAttributes 型に存在しないことを示すエラーを出力します。

    このエラーを解決するには、Props インターフェースに name プロパティを追加する必要があります。

    import React from 'react';
    
    interface Props {
      // `name` プロパティを追加
      name: string;
    }
    
    const MyComponent: React.FC<Props> = ({ name }) => {
      return <div>{name}</div>;
    };
    
    export default MyComponent;
    

    修正後のコードは以下のようになります。

    import React from 'react';
    
    interface Props {
      name: string;
    }
    
    const MyComponent: React.FC<Props> = ({ name }) => {
      return <div>{name}</div>;
    };
    
    export default MyComponent;
    

    このコードでは、MyComponent コンポーネントに name というプロパティが定義されており、Props インターフェースにも name プロパティが定義されているため、TypeScript はエラーを出力しません。

    補足




    他の解決方法

    型注釈の省略

    場合によっては、型注釈を省略することでエラーを回避できる場合があります。ただし、これは推奨される方法ではありません。型注釈を省略すると、コードの可読性と保守性が低下する可能性があります。

    import React from 'react';
    
    const MyComponent: React.FC = ({ name }) => {
      return <div>{name}</div>;
    };
    
    export default MyComponent;
    

    このコードでは、MyComponent コンポーネントの型注釈を省略しています。そのため、TypeScript は name プロパティの型をチェックせず、エラーを出力しません。

    デフォルト値の設定

    プロパティにデフォルト値を設定することで、エラーを回避できる場合があります。

    import React from 'react';
    
    interface Props {
      // デフォルト値を設定
      name: string = 'John Doe';
    }
    
    const MyComponent: React.FC<Props> = ({ name }) => {
      return <div>{name}</div>;
    };
    
    export default MyComponent;
    

    このコードでは、name プロパティにデフォルト値 'John Doe' を設定しています。そのため、name プロパティが props として渡されなくても、エラーは発生しません。

    型ガードを使用して、プロパティが存在するかどうかを確認することで、エラーを回避できる場合があります。

    import React from 'react';
    
    interface Props {
      name?: string;
    }
    
    const MyComponent: React.FC<Props> = ({ name }) => {
      if (name) {
        return <div>{name}</div>;
      } else {
        return <div>名前がありません</div>;
      }
    };
    
    export default MyComponent;
    

    このコードでは、name プロパティがオプションであることを示すために ? を使用しています。また、型ガードを使用して、name プロパティが存在するかどうかを確認しています。name プロパティが存在する場合は、その値を表示します。存在しない場合は、「名前がありません」というメッセージを表示します。

    any 型の使用

    最悪の場合、any 型を使用して、エラーを回避することができます。ただし、これは非常に非推奨の方法であり、コードの可読性と保守性を大きく損なう可能性があります。

    import React from 'react';
    
    interface Props {
      // any 型を使用
      name: any;
    }
    
    const MyComponent: React.FC<Props> = ({ name }) => {
      return <div>{name}</div>;
    };
    
    export default MyComponent;
    

    注意事項

    上記で紹介した方法は、あくまでも一時的な解決策であり、根本的な解決にはなりません。可能な限り、型注釈を省略したり、デフォルト値を設定したりせずに、正しい型情報を提供するようにしてください。


    reactjs typescript redux


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