FirebaseでファイルダウンロードURL取得

2024-10-24

Firebase Cloud FunctionsでアップロードされたファイルのダウンロードURLを取得する (Node.js)

Firebase Cloud Functionsを使用して、アップロードされたファイルをストレージからダウンロードするためのURLを取得する方法について説明します。この手法は、ファイルの共有、ダウンロード、または外部システムとの連携に役立ちます。

前提条件

  • Firebase Cloud Functionsの環境がセットアップされていること
  • Node.jsとnpm(またはyarn)がインストールされていること
  • Firebase CLIがインストールされていること
  • Firebaseプロジェクトが作成されていること

ステップ

  1. Firebaseプロジェクトの初期化

    firebase init
    

    プロジェクトの設定に従ってください。

  2. firebase init functions
    

    Node.jsランタイムを選択し、必要なパッケージをインストールします。

const functions = require('firebase-functions'); const admin = require('firebase-admin');

admin.initializeApp();

exports.getFileDownloadURL = functions.https.onRequest(async (req, res) => { const fileId = req.query.fileId; // ファイルIDを取得  

 try {
   const bucket = admin.storage().bucket();
   const file = bucket.file(fileId);
   const [url] = await file.getSignedUrl({
     action: 'read',
     expires: '01m', // 有効期限を設定(1分)
   });

   res.send({ url }); // ダウンロードURLをレスポンスとして返す
 } catch (error) {
   console.error('Error fetching file:', error);
   res.status(500).send({ error: 'Failed to fetch file' });
 }

});


4. **Cloud Functionsをデプロイ:**
```bash
firebase deploy --only functions

コードの説明

  • res.send():ダウンロードURLをレスポンスとして返します。
  • file.getSignedUrl():ファイルの署名付きURLを取得します。
    • action:操作タイプ("read"、"write"など)。
    • expires:有効期限を設定します。
  • admin.storage().bucket():ストレージのバケットを取得します。
  • req.query.fileId:リクエストのパラメータからファイルIDを取得します。
  • functions.https.onRequest():HTTPリクエストを処理するためのCloud Functionを作成します。
  • admin.initializeApp():Firebaseプロジェクトを初期化します。

使用方法

  • 成功すると、ダウンロードURLがレスポンスとして返されます。
  • Cloud Functionsをデプロイした後、以下のURLにアクセスしてファイルIDを指定してください。
    https://your-project-id.cloudfunctions.net/getFileDownloadURL?fileId=your-file-id
    

注意点

  • ストレージの容量制限に注意してください。
  • ファイルのサイズやアクセス頻度によっては、ダウンロードURLの発行に時間がかかる場合があります。
  • 有効期限を設定することで、ダウンロードURLのセキュリティを確保できます。
  • ファイルIDは、ストレージにファイルをアップロードしたときに取得できます。



 try {
   const bucket = admin.storage().bucket();
   const file = bucket.file(fileId);
   const [url] = await file.getSignedUrl({
     action: 'read',
     expires: '01m', // 有効期限を設定(1分)
   });

   res.send({ url }); // ダウンロードURLをレスポンスとして返す
 } catch (error) {
   console.error('Error fetching file:', error);
   res.status(500).send({ error: 'Failed to fetch file' });
 }

4. **Cloud Functionsをデプロイ:**
```bash
firebase deploy --only functions



方法1: Firebase Admin SDKを使用する

  • この方法は、サーバーサイドのアプリケーションから直接ファイル操作を行う場合に便利です。
  • Firebase Admin SDKを使用して、直接ストレージにアクセスし、ファイルのダウンロードURLを取得します。
const functions = require('firebase-functions');
const admin = require('firebase-admin');

admin.initializeApp();

exports.get   FileDownloadURL = functions.https.onRequest(async (req, res) => {
  const fileId = req.query.fileId;

  try {
    const bucket = admin.storage().bucket();
    const file = bucket.file(fileId);
    const [url] = await file.getSignedUrl({
      action: 'read',
      expires: '01m',
    });

    res.send({ url });
  } catch (error) {
    console.error('Error fetching file:', error);
    res.status(500).send({ error: 'Failed to fetch file' });
  }
});

方法2: Firebase Storage APIを使用する

  • Firebase Storage APIを使用して、REST APIまたはクライアントライブラリを通じてファイルのダウンロードURLを取得します。
const functions = require('firebase-functions');
const admin = require('firebase-admin');

admin.initializeApp();

exports.get   FileDownloadURL = functions.https.onRequest(async (req, res) => {
  const fileId = req.query.fileId;

  try {
    const bucket = admin.storage().bucket();
    const url = await bucket.file(fileId).getSignedUrl({
      action: 'read',
      expires: '01m',
    });

    res.send({ url });
  } catch (error) {
    console.error('Error fetching file:', error);
    res.status(500).send({ error: 'Failed to fetch file' });
  }
});

方法3: Firebase Storage APIとCloud Functionsの連携

  • この方法は、ファイルのダウンロード前に認証やアクセス制御を実装する場合に便利です。
  • Firebase Storage APIを使用して、ファイルのダウンロードURLを取得し、Cloud Functionsで追加処理を行う。
const functions = require('firebase-functions');
const admin = require('firebase-admin');

admin.initializeApp();

exports.get   FileDownloadURL = functions.https.onRequest(async (req, res) => {
  const fileId = req.query.fileId;

  try {
    // 認証やアクセス制御の処理
    // ...

    const bucket = admin.storage().bucket();
    const url = await bucket.file(fileId).getSignedUrl({
      action: 'read',
      expires: '01m',
    });

    res.send({ url });
  } catch (error) {
    console.error('Error fetching file:', error);
    res.status(500).send({ error: 'Failed to fetch file' });
  }
});

選択基準

  • クライアントサイド操作
    Firebase Storage APIを使用。
  • サーバーサイド操作
    Firebase Admin SDKを使用。

node.js firebase google-cloud-functions



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