【初心者向け】Angular2とTypeScriptで文字列をDateに変換:3つのベストプラクティス

2024-05-05

Angular2 と TypeScript で文字列を Date 型に変換するには、いくつかの方法があります。それぞれの特徴と使用方法を以下に説明します。

Date コンストラクタ

最も基本的な方法は、Date コンストラクタを使用する方法です。Date コンストラクタに文字列を渡すことで、その文字列を解釈して Date オブジェクトを作成できます。

const myString = "2023-05-04";
const myDate = new Date(myString);
console.log(myDate); // Output: Wed May 04 2023 00:00:00 GMT-0700 (太平洋夏時間)

Moment.js は、JavaScript で日付時刻を扱うためのライブラリです。Moment.js を使用すると、文字列をより柔軟に Date オブジェクトに変換することができます。

import * as moment from 'moment';

const myString = "2023-05-04";
const myDate = moment(myString).toDate();
console.log(myDate); // Output: Wed May 04 2023 00:00:00 GMT-0700 (太平洋夏時間)

DatePipe

Angular には、Date オブジェクトを整形して表示するための DatePipe というパイプが用意されています。DatePipe を使用して、文字列を Date オブジェクトに変換することもできます。

import { DatePipe } from '@angular/common';

const myString = "2023-05-04";
const myDate = new Date(myString);

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  template: `
    <p>{{ myDate | date }}</p>
  `
})
export class MyComponent {
  constructor(private datePipe: DatePipe) {}
}

上記は、Angular2 と TypeScript で文字列を Date に変換する方法のほんの一例です。状況に応じて適切な方法を選択してください。

補足

  • 文字列の日付形式が不明な場合は、Moment.js のようなライブラリを使用する方が安全です。
  • DatePipe を使用する場合は、@angular/common モジュールをインポートする必要があります。
  • TypeScript で Moment.js を使用する場合は、型定義ファイルが必要となります。



import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  template: `
    <p>文字列: {{ myString }}</p>
    <p>Date: {{ myDate }}</p>
  `
})
export class MyComponent {
  myString = '2023-05-04';
  myDate = new Date(this.myString);
}

Moment.js ライブラリ

import { Component } from '@angular/core';
import * as moment from 'moment';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  template: `
    <p>文字列: {{ myString }}</p>
    <p>Date: {{ myDate }}</p>
  `
})
export class MyComponent {
  myString = '2023-05-04';
  myDate = moment(this.myString).toDate();
}
import { Component, Pipe } from '@angular/core';
import { DatePipe } from '@angular/common';

@Component({
  selector: 'app-my-component',
  template: `
    <p>文字列: {{ myString }}</p>
    <p>Date: {{ myDate | date:'yyyy年MM月dd日' }}</p>
  `
})
export class MyComponent {
  myString = '2023-05-04';
  myDate = new Date(this.myString);

  constructor(private datePipe: DatePipe) {}
}

説明

  • 上記のコードは、いずれも myString という変数に文字列の日付を格納し、それを myDate という変数に格納された Date オブジェクトに変換します。
  • Date コンストラクタは、最も基本的な方法ですが、文字列の日付形式が不明な場合はエラーが発生する可能性があります。
  • Moment.js ライブラリは、文字列の日付形式をより柔軟に解釈することができます。
  • DatePipe は、Angular に組み込まれているパイプで、Date オブジェクトを整形して表示することができます。
  • 上記のコードはあくまで一例であり、状況に応じて自由に改変することができます。
  • Moment.js ライブラリを使用する場合は、package.json ファイルにライブラリをインストールする必要があります。



他の方法

parseISO 関数

JavaScript の Date オブジェクトには、parseISO という静的メソッドがあります。このメソッドは、ISO 8601 形式の文字列を Date オブジェクトに変換することができます。

const myString = "2023-05-04T00:00:00Z";
const myDate = Date.parseISO(myString);
console.log(myDate); // Output: Wed May 04 2023 00:00:00 GMT-0700 (太平洋夏時間)

toLocaleDateString メソッド

JavaScript の Date オブジェクトには、toLocaleDateString というメソッドがあります。このメソッドは、Date オブジェクトを現在のロケールの書式で文字列に変換することができます。

const myDate = new Date("2023-05-04");
const myString = myDate.toLocaleDateString();
console.log(myString); // Output: 2023年5月4日 (日本ではこの形式)

toLocaleTimeString メソッド

const myDate = new Date("2023-05-04");
const myString = myDate.toLocaleTimeString();
console.log(myString); // Output: 00:00:00 (日本ではこの形式)

カスタム関数

上記のいずれの方法も状況に合わない場合は、カスタム関数を作成することもできます。カスタム関数は、より柔軟な変換処理を行うことができます。

function stringToDate(myString: string): Date {
  // 文字列の日付形式を解釈して、Date オブジェクトを作成する処理
  // ...
}

const myString = "2023-05-04";
const myDate = stringToDate(myString);
console.log(myDate);
  • parseISO 関数は、ISO 8601 形式の文字列のみを処理できます。
  • toLocaleDateString メソッドと toLocaleTimeString メソッドは、現在のロケールの書式に依存するため、常に同じ結果になるとは限りません。
  • カスタム関数は、より複雑な変換処理を行うことができるため、より柔軟な方法です。

angular typescript


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