GitHubリポジトリからのパッケージインストール
yarnでGitHubリポジトリからパッケージをインストールする方法
-
リポジトリのURLを取得
- GitHubで目的のパッケージのリポジトリを開く。
- リポジトリのURLをコピーする。
-
Yarnコマンドを実行
- ターミナルまたはコマンドプロンプトで、プロジェクトのルートディレクトリに移動する。
- 以下のコマンドを実行する:
yarn add <リポジトリのURL>
<リポジトリのURL>
の部分を、ステップ1でコピーしたURLに置き換える。
-
インストールの確認
例
もし、https://github.com/user/my-package
というリポジトリからパッケージをインストールしたい場合は、以下のコマンドを実行します:
yarn add https://github.com/user/my-package.git
- パッケージをローカルファイルからインストールしたい場合は、ファイルのパスを指定します。例えば、
yarn add ./my-package
のように。 - パッケージのバージョンを指定したい場合は、URLの後に
#<バージョン>
を追加します。例えば、yarn add https://github.com/user/my-package.git#v1.0.0
のように。 - リポジトリがプライベートな場合は、GitHubの認証情報を提供する必要があるかもしれません。
注意
- パッケージの更新が必要な場合は、
yarn upgrade <パッケージ名>
コマンドを使用します。 - GitHubリポジトリからインストールしたパッケージは、通常のnpmパッケージと同じように使用することができます。
基本的なインストール
yarn add https://github.com/user/my-package.git
- https://github.com/user/my-package.git
インストールしたいパッケージのGitHubリポジトリのURLです。user
とmy-package
は実際のユーザー名とリポジトリ名に置き換えてください。 - yarn add
Yarnのパッケージインストールコマンドです。
このコマンドを実行すると、指定されたリポジトリの最新バージョンがnode_modules
ディレクトリにインストールされます。
特定のバージョンをインストールする
yarn add https://github.com/user/my-package.git#v1.0.0
- #v1.0.0
インストールしたいバージョンを指定します。この例では、バージョン1.0.0をインストールします。
ローカルのGitリポジトリからインストールする
yarn add file:./my-package
- file:./my-package
ローカルのmy-package
ディレクトリにあるパッケージをインストールします。
パッケージの更新
yarn upgrade my-package
- yarn upgrade my-package
インストール済みのmy-package
を最新バージョンに更新します。
package.jsonへの追記
パッケージをインストールすると、package.json
ファイルに依存関係として追加されます。
{
"dependencies": {
"my-package": "https://github.com/user/my-package.git"
}
}
- パッケージのバージョン範囲
^
や~
を使って、バージョン範囲を指定することができます。 - ディレクトリ指定
インストール先のディレクトリを指定することも可能です。 - SSH URL
SSHを使ってリポジトリにアクセスする場合は、SSH URLを指定します。
コード例解説
- ローカルファイル
file:
を使って、ローカルのファイルをパッケージとしてインストールすることができます。 - バージョン指定
#
を使って、インストールしたいバージョンを指定することができます。 - リポジトリのURL
GitHubのリポジトリのURLを指定することで、そのリポジトリのコードをプロジェクトに取り込むことができます。 - yarn addコマンド
このコマンドは、node_modules
ディレクトリにパッケージをインストールするための基本的なコマンドです。
注意点
- 依存関係
インストールしたパッケージが他のパッケージに依存している場合は、それらのパッケージも自動的にインストールされます。 - パッケージの構造
インストールしたパッケージは、node_modules
ディレクトリ内に配置されます。 - プライベートリポジトリ
プライベートリポジトリの場合は、認証が必要になることがあります。
より詳細な情報については、Yarnの公式ドキュメントをご確認ください。
- Yarnのバージョンや、インストールするパッケージの種類によって、若干異なる場合があります。
- 上記の例は、一般的なケースを示したものです。実際のプロジェクトでは、もっと複雑な設定が必要になる場合があります。
キーワード
yarn, GitHub, パッケージインストール, node.js, npm, リポジトリ, バージョン管理
関連するトピック
- オフラインインストール
- ワークスペース
- yarn.lockファイル
- npmとの違い
npm (Node Package Manager) を使用する
- デメリット
- メリット
- Node.js開発者にとって馴染み深い
- npmレジストリには、世界中の開発者が作成したパッケージが豊富に登録されている
- コマンド例
npm install https://github.com/user/my-package.git
- 特徴
Node.jsの標準のパッケージマネージャーです。yarnと同様に、GitHubリポジトリからパッケージをインストールできます。
pnpm (Performant Node Modules) を使用する
- デメリット
- メリット
- ディスク容量の節約
- 特徴
高速でディスク容量を節約できるパッケージマネージャーです。hard linksやシンボリックリンクを積極的に活用することで、重複するファイルを削減します。
GitHub Packages を使用する
- デメリット
- GitHubアカウントが必要
- npmやyarnの設定が必要
- メリット
- GitHubとの連携がスムーズ
- プライベートパッケージの管理に最適
- 手順
- GitHubリポジトリをGitHub Packagesに接続する
- パッケージを公開する
- npmやyarnのクライアントを使ってインストールする
- 特徴
GitHubが提供するパッケージレジストリです。GitHubリポジトリと密接に連携しており、プライベートパッケージの管理に優れています。
Bit を使用する
- デメリット
- 学習コストが高い
- メリット
- コンポーネントの再利用性が高い
- 大規模なプロジェクトに適している
- 特徴
コンポーネントベースの開発に特化したツールです。GitHubリポジトリから個々のコンポーネントをインストールすることができます。
- 手動でのコピー
- レジストリ自体の構築
どの方法を選ぶべきか
- パフォーマンス
インストール速度やディスク容量が重要な場合は、pnpmがおすすめです。 - チームの開発環境
チームで共通のツールを使用したい場合は、npmやyarnが一般的です。 - パッケージの管理
プライベートパッケージを多く利用する場合は、GitHub Packagesが便利です。 - プロジェクトの規模
小規模なプロジェクトであれば、npmやyarnで十分な場合が多いです。大規模なプロジェクトでは、pnpmやBitが適しているかもしれません。
yarn以外にも、さまざまな方法でGitHubリポジトリからパッケージをインストールすることができます。各方法にはメリットとデメリットがありますので、プロジェクトの要件に合わせて最適な方法を選択してください。
選択のポイント
- 機能
特定の機能が必要か - チームでの利用
チームで共通のツールを使用したいか - プライベートパッケージ
プライベートパッケージを管理したいか - ディスク容量
ディスク容量を節約したいか - 速度
インストール速度が重要か
- 上記以外にも、新しいツールや方法が登場する可能性があります。
node.js yarnpkg