SPAとNginxのベストプラクティス:React.jsアプリケーションのパフォーマンスを最大化

2024-06-25

NginxサーバーでReact.jsアプリケーションが404エラーを表示しないようにする方法

React.jsアプリケーションをNginxサーバーでデプロイする場合、まれに404エラーが発生することがあります。これは、Nginxが静的ファイルを正しく処理できず、Reactアプリケーションのルーティングが機能していないことを意味します。

この問題を解決するには、以下の2つの方法があります。

  1. try_filesディレクティブを使用する
  2. HTML5モードを使用する

try_filesディレクティブは、Nginxに特定のURLに対して複数のファイルを順番に処理するように指示します。この方法を使用すると、Nginxはまず静的ファイルを処理し、存在しない場合はindex.htmlファイルを処理します。これにより、すべてのURLでReactアプリケーションがレンダリングされます。

例:

location / {
  try_files $uri /index.html;
}

HTML5モードは、React RouterがURLを書き換えずにクライアントサイドでルーティングを行うようにする機能です。HTML5モードを使用すると、NginxはすべてのURLをindex.htmlにルーティングし、React Routerが適切なコンポーネントをレンダリングします。

HTML5モードを有効にするには、Create React Appの場合、package.jsonファイルで以下のように設定します。

"homepage": ".",

Nginxの設定ファイルで以下のように設定します。

location / {
  root /path/to/your/react/app/build;
  index index.html;
}

補足

  • 上記の方法はあくまで一般的な例であり、個々の設定によっては異なる場合があります。

NginxサーバーでReact.jsアプリケーションをデプロイする場合、try_filesディレクティブまたはHTML5モードを使用することで、404エラーを回避することができます。これらの方法に加えて、Nginxの設定ファイルとReactアプリケーションの設定を正しく構成することが重要です。




server {
  listen 80;
  server_name example.com;

  root /path/to/your/react/app/build;
  index index.html;

  location / {
    try_files $uri $uri/ /index.html;
  }
}

Reactアプリケーションのpackage.jsonファイル

{
  "name": "my-react-app",
  "version": "0.1.0",
  "private": true,
  "scripts": {
    "start": "react-scripts start",
    "build": "react-scripts build"
  },
  "homepage": ".",
  "dependencies": {
    "react": "^17.0.0",
    "react-dom": "^17.0.0",
    "react-router-dom": "^6.0.0",
    "web-vitals": "^0.2.1"
  }
}
import React from 'react';
import { BrowserRouter as Router, Routes, Route } from 'react-router-dom';

const Home = () => {
  return (
    <div>
      <h1>Home</h1>
    </div>
  );
};

const About = () => {
  return (
    <div>
      <h1>About</h1>
    </div>
  );
};

const NotFound = () => {
  return (
    <div>
      <h1>404 Not Found</h1>
    </div>
  );
};

const App = () => {
  return (
    <Router>
      <div>
        <nav>
          <ul>
            <li><Link to="/">Home</Link></li>
            <li><Link to="/about">About</Link></li>
          </ul>
        </nav>

        <Routes>
          <Route path="/" element={<Home />} />
          <Route path="/about" element={<About />} />
          <Route path="*" element={<NotFound />} />
        </Routes>
      </div>
    </Router>
  );
};

export default App;

説明

上記のコードは、React Routerを使用してルーティングを実装したシンプルなReactアプリケーションです。Nginx設定ファイルは、すべてのURLをindex.htmlファイルにルーティングするように設定されています。index.htmlファイルは、Reactアプリケーションのビルド済みファイルをロードするように設定されています。

実行方法

  1. Reactアプリケーションをビルドします。
npm run build
  1. Nginxサーバーを起動します。
sudo nginx -s reload
  1. ブラウザで http://example.com にアクセスします。

注意事項

  • 上記のコードはあくまでサンプルであり、個々の要件に合わせて変更する必要があります。

上記サンプルコードは、NginxサーバーでReact.jsアプリケーションをデプロイし、404エラーを回避する方法を理解するのに役立ちます。




NginxサーバーでReact.jsアプリケーションが404エラーを表示しないようにする方法:その他の方法

rewriteモジュールを使用する

rewriteモジュールは、URLを書き換えて別のURLにリダイレクトするようにNginxに指示する機能です。この方法を使用すると、NginxはすべてのURLをindex.htmlファイルに書き換えることができます。index.htmlファイルは、React Routerが適切なコンポーネントをレンダリングするように設定されています。

location / {
  rewrite ^/(.*)$ /index.html last;
}

error_pageディレクティブは、特定のHTTPステータスコードに対してカスタムエラーページを指定するようにNginxに指示する機能です。この方法を使用すると、Nginxは404エラーが発生した場合にカスタム404ページを表示するように設定できます。

error_page 404 /404.html;

**SPA(Single Page Application)**は、すべてのページを単一のHTMLファイルでレンダリングするWebアプリケーションです。SPA用のNginx設定を使用すると、NginxはすべてのURLをindex.htmlファイルにルーティングし、React Routerが適切なコンポーネントをレンダリングするように設定できます。

location / {
  root /path/to/your/react/app/build;
  index index.html;

  try_files $uri $uri/ /index.html;

  # SPA用の設定
  proxy_pass http://localhost:3000;
  proxy_set_header Host $host;
  proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
  proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
  proxy_set_header X-Forwarded-Proto $scheme;
}

フロントエンドルーターを使用する

NginxサーバーでReact.jsアプリケーションが404エラーを表示しないようにするには、さまざまな方法があります。最適な方法は、個々の要件と設定によって異なります。


reactjs nginx


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