c9.io での Angular開発エラー解決
Angular/CLI開発サーバー on c9.io 実行時における "Invalid Host header" エラーについて
Angular で開発を行う際、Angular CLI を使って開発サーバーを起動することがあります。しかし、c9.io というクラウド IDE で ng serve
コマンドを実行すると、"Invalid Host header" というエラーが発生することがあります。
エラーの原因
このエラーは、セキュリティ上の理由から導入された webpack-dev-server の機能によるものです。webpack-dev-server は、開発サーバーを起動する際に、ホストヘッダー (ドメイン名のようなもの) を検証するようになっています。c9.io では、ホストヘッダーが開発サーバー起動時の設定と一致しない場合に、このエラーが発生します。
解決方法
このエラーを解決するには、以下の方法があります。
- ホストオプションを使って起動する
ng serve
コマンドに --host
オプションを付けて、開発サーバーを起動します。オプションの引数には、c9.io での IP アドレスまたはドメイン名を入力します。
ng serve --host 0.0.0.0 # すべての IP アドレスを許可
ng serve --host your-c9-workspace.c9.io # c9.io のワークスペースドメイン
- 一時的にホストチェックを無効にする (注意が必要)
注意
この方法はセキュリティ上あまり推奨されません。開発環境でのみ有効にしてください。
ng serve
コマンドに --disableHostCheck true
オプションを付けて起動します。
ng serve --disableHostCheck true
node_modules を直接編集する (推奨されません)
注意
この方法は開発環境以外に影響を及ぼす可能性があります。おすすめできません。
node_modules/webpack-dev-server/lib/Server.js
ファイルを編集し、以下の行を変更します。
if (this.disableHostCheck) return true;
を
return true;
に変更します。
c9.io での Angular 開発エラー解決 - "Invalid Host header" の対処法 (コード例付き)
Angular CLI を使って開発サーバーを起動すると、c9.io 環境で "Invalid Host header" エラーが発生することがあります。このエラーは、セキュリティ上の理由から導入された機能が原因です。ここでは、エラーの原因と解決方法を、コード例付きで説明します。
開発サーバーを起動する際、webpack-dev-server はホストヘッダー (ドメイン名のようなもの) を検証します。c9.io では、この設定と一致しない場合にエラーが発生します。
解決方法 1: ホストオプションを使って起動する (推奨)
コード例
- すべての IP アドレスを許可する場合
ng serve --host 0.0.0.0
- c9.io のワークスペースドメインを使う場合
ng serve --host your-c9-workspace.c9.io # your-c9-workspace は実際のワークスペース名に置き換えてください
ng serve
コマンドに --disableHostCheck true
オプションを付けて起動します。ただし、セキュリティが低下するため、本番環境などには使用しないでください。
ng serve --disableHostCheck true
変更前
if (this.disableHostCheck) return true;
return true;
- 開発サーバー起動時に
--host
オプションを使って、適切なホストを指定するのが最善の方法です。 - セキュリティに影響するため、2番目の方法は一時的な解決策としてのみ使用してください。
- 3番目の方法は、開発環境以外に影響を及ぼすため、推奨されません。
プロキシサーバーを使う
c9.io 上で動作するプロキシサーバーを立て、開発サーバーとやり取りするように設定します。これにより、c9.io のホストヘッダーではなく、プロキシサーバーのホストヘッダーが使用されるため、エラーを回避できます。
メリット
セキュリティを低下させずに解決できる可能性がある
デメリット: プロキシサーバーのセットアップが必要で、やや複雑
ローカル開発環境を構築する
Angular CLI を使って、自分のコンピューター上で開発サーバーを起動します。c9.io を使わずに、ローカル環境で開発することで、そもそもこのエラーが発生しません。
メリット
エラーを回避しやすい、開発効率が上がる可能性がある
デメリット: c9.io のクラウド環境の恩恵を受けられなくなる
c9.io の拡張機能を使う (存在する場合)
一部の c9.io では、Angular 開発を支援する拡張機能が提供されている場合があります。拡張機能によっては、 "Invalid Host header" エラーを回避する機能が備わっていることも考えられます。
メリット
簡単であれば検討しやすい
デメリット: 必ずしも拡張機能が存在するとは限らない
おすすめ度
- プロキシサーバーを使う (ある程度の技術力が必要)
- ローカル開発環境を構築する (開発環境の構築が必要)
- c9.io の拡張機能を使う (拡張機能の有無を確認する必要がある)
選択のポイント
- c9.io のクラウド環境の重要性
- 開発効率の優先度
- 技術的なスキル
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