Angular CLI アップグレード ガイド
Angular CLIの最新バージョンへのアップグレード方法
Angular CLIは、Angularアプリケーションの開発を容易にするためのコマンドラインインターフェースツールです。最新バージョンのAngular CLIを使用することで、最新の機能やパフォーマンスの向上を利用することができます。
アップグレード方法
グローバルなAngular CLIの確認
ng --version
現在のバージョンを確認します。
アップグレードコマンドの実行
npm install -g @angular/cli
これにより、グローバルにインストールされたAngular CLIが最新バージョンに更新されます。
既存プロジェクトの更新
プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行します。
ng update @angular/cli @angular/core
これにより、プロジェクトの依存関係が最新バージョンに更新されます。
注意点
- バージョン管理
アップグレード前にプロジェクトのバージョン管理(Gitなど)を使用して、バックアップを作成することをおすすめします。 - プロジェクト互換性
アップグレード前にプロジェクトの互換性を確認してください。古いバージョンのAngular CLIと最新のバージョンとの間に互換性がない場合、プロジェクトが正常に動作しない可能性があります。
Angular CLI アップグレード ガイド: コード例
現在の Angular CLI バージョンの確認
ng --version
- 出力例
Angular CLI: 16.0.0 Node: 18.16.1 OS: darwin x64 Angular: 16.0.0 ...
最新バージョンの確認
グローバルな Angular CLI のアップグレード
npm install -g @angular/cli
- 出力例
+ @angular/[email protected] added 1 package in 13.12s
ng update @angular/cli @angular/core
- 出力例
Updating @angular/cli to 17.0.0. Updating @angular/core to 17.0.0. Updating @angular/common to 17.0.0. ...
依存関係の更新
npm install
- 必要な依存関係をインストールします。
プロジェクトのビルドとテスト
ng build
ng test
- アップグレード後のプロジェクトが正常にビルドされ、テストが成功することを確認します。
注意
- アップグレード後にプロジェクトの動作に問題が生じる場合は、Angular CLIのドキュメントやコミュニティフォーラムを参照してください。
- アップグレード前にプロジェクトのバックアップを作成することをおすすめします。
Angular CLI アップグレードの代替方法
Angular CLIのアップグレードには、上記の方法以外にもいくつかの代替方法があります。
npxコマンドの使用
- Angular CLIの最新バージョンを直接実行することができます。
npx
コマンドは、ローカルにインストールされていないパッケージを一時的に実行するツールです。
npx @angular/cli --version
Angular CLIのソースコードからのビルド
- 最新の機能やバグ修正をすぐに利用できますが、ビルドプロセスが複雑になる場合があります。
- Angular CLIのソースコードをダウンロードして、ローカルでビルドすることができます。
Angular CLIのDockerイメージの使用
- 最新バージョンのAngular CLIを含むDockerイメージをプルして、コンテナ内で実行することができます。
- Dockerイメージを使用することで、環境のセットアップや依存関係の管理が簡素化されます。
Angular CLIのバージョン管理ツールを使用
- プロジェクトごとに異なるバージョンを使用する必要がある場合に便利です。
nvm
やn
などのバージョン管理ツールを使用することで、複数のAngular CLIバージョンを管理することができます。
- これらの代替方法を使用する場合でも、プロジェクトの互換性や依存関係の管理に注意が必要です。
angular angular-cli