Angular CLI エラー 解決ガイド

2024-09-27

AngularとAngular CLIにおける「'ng'は内部または外部のコマンド、操作可能なプログラム、またはバッチファイルとして認識されません」エラーの日本語解説

エラーメッセージの意味
このエラーメッセージは、コマンドラインで「ng」コマンドを実行しようとしたときに、システムがそのコマンドを認識できないことを示しています。通常、Angularプロジェクトの開発や管理には、「ng」コマンドが使用されます。

原因
このエラーが発生する主な原因は次のとおりです。

  1. Angular CLIがインストールされていない
    Angular CLIは、Angularプロジェクトの作成、ビルド、テストなどのためのツールです。これがインストールされていない場合、システムは「ng」コマンドを認識しません。
  2. 環境変数の設定が間違っている
    「ng」コマンドを実行するために、環境変数が正しく設定されている必要があります。特に、PATH環境変数にAngular CLIのインストールディレクトリが追加されているかどうかを確認してください。
  3. コマンドラインのパスが間違っている
    「ng」コマンドを実行する際に、間違ったディレクトリにいる場合、コマンドが見つからないことがあります。

解決方法

  1. Angular CLIのインストール

    • Node.jsとnpm (Node Package Manager) がインストールされていることを確認してください。
    • ターミナルまたはコマンドプロンプトで次のコマンドを実行してAngular CLIをインストールします。
      npm install -g @angular/cli
      
  2. 環境変数の確認

    • 「PATH」環境変数にAngular CLIのインストールディレクトリが追加されていることを確認してください。
    • Windowsの場合、コントロールパネルの「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数」から設定できます。
    • macOSやLinuxの場合、ターミナルで「~/.bashrc」または「~/.zshrc」を開き、次の行を追加します。
      export PATH=$PATH:/path/to/your/node_modules/.bin
      
      ここで、「/path/to/your/node_modules/.bin」は、Node.jsのインストールディレクトリ内の「node_modules」フォルダの「.bin」サブディレクトリへのパスです。
  3. ディレクトリの確認

    • Angularプロジェクトのルートディレクトリにいることを確認してください。
    • プロジェクトのルートディレクトリに移動し、再度「ng」コマンドを実行します。


もしAngularプロジェクトが「my-angular-app」という名前でデスクトップ上に存在する場合、次の手順で「ng」コマンドを実行できます。

  1. ターミナルまたはコマンドプロンプトを開きます。
  2. 「cd Desktop/my-angular-app」と入力して、プロジェクトのルートディレクトリに移動します。
  3. 「ng serve」と入力して、開発サーバーを起動します。



# Angular CLIがインストールされていない場合
ng serve
# 出力: 'ng' は内部または外部のコマンド、操作可能なプログラム、またはバッチファイルとして認識されません。

# 環境変数の設定が間違っている場合
# PATH環境変数にAngular CLIのインストールディレクトリが追加されていない
ng serve
# 出力: 'ng' は内部または外部のコマンド、操作可能なプログラム、またはバッチファイルとして認識されません。

# コマンドラインのパスが間違っている場合
# Angularプロジェクトのルートディレクトリにいない
cd Documents
ng serve
# 出力: 'ng' は内部または外部のコマンド、操作可能なプログラム、またはバッチファイルとして認識されません。
# Angular CLIをインストールした後
npm install -g @angular/cli

# 環境変数を設定した後
export PATH=$PATH:/path/to/your/node_modules/.bin

# プロジェクトのルートディレクトリに移動し、コマンドを実行
cd my-angular-app
ng serve



npmまたはyarnを使用して直接コマンドを実行

  • 例えば、Angularプロジェクトを作成する場合は、次のようにします。
    npm init @angular/cli
    
    または
    yarn create angular-app my-app
    
  • Angular CLIは、Node.jsのパッケージマネージャーであるnpmまたはyarnを使用してインストールされます。これらのツールを使用して、直接Angular CLIのコマンドを実行することもできます。

IDEを使用する

  • IDEには通常、Angular CLIの統合機能があり、コマンドの自動補完やデバッグなどの便利な機能を提供します。
  • Visual Studio CodeやWebStormなどの統合開発環境(IDE)を使用すると、Angular CLIコマンドを直接実行したり、プロジェクトの作成や管理をより簡単にできる場合があります。

Angular CLIのソースコードからコマンドを実行

  • しかし、この方法は一般的に推奨されません。Angular CLIの開発やカスタマイズが必要な場合を除いて、通常はnpmまたはyarnを使用してインストールし、コマンドを実行する方が簡単です。
  • Angular CLIのソースコードをダウンロードし、その中の「bin」フォルダから直接コマンドを実行することもできます。

注意

  • 可能であれば、Angular CLIを正常にインストールして使用することを推奨します。
  • これらの代替方法を使用しても、エラーが解決しない場合は、環境変数の設定やコマンドラインのパスを確認してください。

angular angular-cli



Angularサービスプロバイダーエラー解決

エラーメッセージの意味"Angular no provider for NameService"というエラーは、Angularのアプリケーション内で「NameService」というサービスを提供するモジュールが存在しないか、適切にインポートされていないことを示しています。...


jQueryとAngularの併用について

jQueryとAngularの併用は、一般的に推奨されません。Angularは、独自のDOM操作やデータバインディングの仕組みを提供しており、jQueryと併用すると、これらの機能が衝突し、アプリケーションの複雑性やパフォーマンスの問題を引き起こす可能性があります。...


Angularで子コンポーネントのメソッドを呼び出す2つの主要な方法と、それぞれの長所と短所

入力バインディングとイベントエミッターを使用するこの方法は、子コンポーネントから親コンポーネントへのデータ送信と、親コンポーネントから子コンポーネントへのイベント通知の両方に適しています。手順@Inputデコレータを使用して、親コンポーネントから子コンポーネントにデータを渡すためのプロパティを定義します。...


【実践ガイド】Angular 2 コンポーネント間データ共有:サービス、共有ステート、ルーティングなどを活用

@Input と @Output@Input は、親コンポーネントから子コンポーネントへデータを一方方向に送信するために使用されます。親コンポーネントで @Input() デコレータ付きのプロパティを定義し、子コンポーネントのテンプレートでバインディングすることで、親コンポーネントのプロパティ値を子コンポーネントに渡すことができます。...


Angular で ngAfterViewInit ライフサイクルフックを活用する

ngAfterViewInit ライフサイクルフックngAfterViewInit ライフサイクルフックは、コンポーネントのテンプレートとビューが完全に初期化され、レンダリングが完了した後に呼び出されます。このフックを使用して、DOM 操作やデータバインドなど、レンダリングに依存する処理を実行できます。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



Angular バージョン確認方法

AngularJSのバージョンは、通常はHTMLファイルの<script>タグで参照されているAngularJSのライブラリファイルの名前から確認できます。例えば、以下のように参照されている場合は、AngularJS 1.8.2を使用しています。


Angular ファイル入力リセット方法

Angularにおいて、<input type="file">要素をリセットする方法は、主に2つあります。この方法では、<input type="file">要素の参照を取得し、そのvalueプロパティを空文字列に設定することでリセットします。IEの互換性のために、Renderer2を使ってvalueプロパティを設定しています。


Android Studio adb エラー 解決

エラーの意味 このエラーは、Android StudioがAndroid SDK(Software Development Kit)内のAndroid Debug Bridge(adb)というツールを見つけることができないことを示しています。adbは、Androidデバイスとコンピュータの間で通信するための重要なツールです。


Angularのスタイルバインディング解説

日本語Angularでは、テンプレート内の要素のスタイルを動的に変更するために、「Binding value to style」という手法を使用します。これは、JavaScriptの変数やオブジェクトのプロパティをテンプレート内の要素のスタイル属性にバインドすることで、アプリケーションの状態に応じてスタイルを更新することができます。


Yeoman ジェネレータを使って Angular 2 アプリケーションを構築する

Angular 2 は、モダンな Web アプリケーション開発のためのオープンソースな JavaScript フレームワークです。この文書では、Yeoman ジェネレータを使用して Angular 2 アプリケーションを構築する方法を説明します。