React: CDN/スクリプトタグでJavaScriptパッケージを簡単にインポートして開発を楽々

2024-07-01

ReactにおけるCDN/スクリプトタグからのJavaScriptパッケージのインポート方法

方法1:CDNを使用する

  1. HTMLファイルにCDNリンクを追加する

    CDNホスト (例:unpkg、jsdelivr) から、インポートしたいパッケージのURLを <script> タグを使ってHTMLファイルに追加します。

    <script src="https://unpkg.com/react/"></script>
    <script src="https://unpkg.com/axios/dist/"></script>
    
  2. パッケージをグローバル変数として使用する

    CDNで読み込まれたパッケージは、グローバル変数として使用できます。

    const React = window.React;
    const axios = window.axios;
    
    // Reactとaxiosを使用してコンポーネントを作成
    const MyComponent = () => {
      const [data, setData] = React.useState([]);
    
      React.useEffect(() => {
        axios.get('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1')
          .then(response => setData(response.data));
      }, []);
    
      return (
        <div>
          <h1>{data.title}</h1>
          <p>{data.body}</p>
        </div>
      );
    };
    

方法2:スクリプトタグを使用する

  1. HTMLファイルにスクリプトファイルをインクルードする

    <script> タグを使って、作成したJavaScriptファイルをHTMLファイルにインクルードします。

    <script src="my-component.js"></script>
    

注意事項

  • CDNを使用する場合、パッケージの最新バージョンが常に読み込まれるとは限りません。必要に応じて、バージョンを指定して読み込むようにしてください。
  • スクリプトタグを使用する場合、ファイルのパスを正しく設定する必要があります。
  • いずれの方法を使用する場合も、パッケージのドキュメントをよく読んで、使用方法を確認してください。



    HTMLファイル (index.html)

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
      <title>Reactサンプル</title>
      <script src="https://unpkg.com/react/"></script>
      <script src="https://unpkg.com/axios/dist/axios.min.js"></script>
      <script src="app.js"></script>
    </head>
    <body>
      <div id="root"></div>
    </body>
    </html>
    

    JavaScriptファイル (app.js)

    const React = window.React;
    const axios = window.axios;
    
    const MyComponent = () => {
      const [data, setData] = React.useState([]);
    
      React.useEffect(() => {
        axios.get('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1')
          .then(response => setData(response.data));
      }, []);
    
      return (
        <div>
          <h1>{data.title}</h1>
          <p>{data.body}</p>
        </div>
      );
    };
    
    const rootElement = document.getElementById('root');
    ReactDOM.render(<MyComponent />, rootElement);
    
    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
      <title>Reactサンプル</title>
      <script src="react.min.js"></script>
      <script src="axios.min.js"></script>
      <script src="app.js"></script>
    </head>
    <body>
      <div id="root"></div>
    </body>
    </html>
    

    (Reactのmin化されたコードをここに挿入)

    import React from './react.min.js';
    import axios from './axios.min.js';
    
    const MyComponent = () => {
      const [data, setData] = React.useState([]);
    
      React.useEffect(() => {
        axios.get('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1')
          .then(response => setData(response.data));
      }, []);
    
      return (
        <div>
          <h1>{data.title}</h1>
          <p>{data.body}</p>
        </div>
      );
    };
    
    const rootElement = document.getElementById('root');
    ReactDOM.render(<MyComponent />, rootElement);
    

    説明

    • 上記の例では、MyComponent というコンポーネントを作成し、https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1 からAPIデータを取得して表示しています。
    • CDNを使用する例では、reactaxios パッケージを unpkg から読み込んでいます。
    • スクリプトタグを使用する例では、react.min.jsaxios.min.js という名前のJavaScriptファイルを事前に用意し、それらをHTMLファイルにインポートしています。
    • どちらの例でも、ReactDOM.render 関数を使用して、MyComponent コンポーネントを #root 要素にレンダリングしています。

    補足

    • 実際のプロジェクトでは、より複雑なコンポーネントやデータフェッチングロジックを使用することになります。
    • コードを本番環境にデプロイする前に、コードを min化して圧縮することをお勧めします。



    ReactでJavaScriptパッケージをインポートするその他の方法

    npm/yarnとwebpack/Rollupを使用する

    • 概要: Node.jsのパッケージマネージャーであるnpm/yarnと、モジュールバンドラーであるwebpack/Rollupを使用して、プロジェクトに必要なJavaScriptパッケージを管理およびバンドルします。
    • 利点:
      • プロジェクトの依存関係を効率的に管理できる
      • コードの分割と圧縮が可能
      • 開発環境と本番環境で異なる設定を使用できる
    • 欠点:
      • 初心者にとって設定が複雑
      • ビルドツールの習得が必要

    Parcelを使用する

    • 概要: ゼロ設定のモジュールバンドラーであるParcelを使用し、開発と本番環境でシームレスに動作するバンドルを作成します。
    • 利点:
      • 設定が簡単で、すぐに始められる
      • Hot reloadingによる開発効率の向上
      • ゼロコンフィグで動作
    • 欠点:
      • webpack/Rollupほど機能が豊富ではない
      • 一部の複雑なプロジェクトには向いていない

    Create React Appを使用する

    • 概要: 公式のReact CLIツールであるCreate React Appを使用して、新しいReactプロジェクトを素早くセットアップできます。
    • 利点:
      • すぐにはじめられるテンプレートが用意されている
      • Webpackの設定が事前に行われている
      • ホットリロードやコード分割などの機能が利用可能
    • 欠点:
      • プロジェクト構成の自由度が低い
      • 個別の設定が必要な場合がある

    ES modulesを使用する

    • 概要: JavaScriptのネイティブなモジュールシステムであるES modulesを使用して、JavaScriptパッケージをインポートします。
    • 利点:
      • シンプルで軽量
      • ブラウザのネイティブサポート
    • 欠点:
      • 古いブラウザではサポートされていない
      • Babelなどのツールが必要になる場合がある
    • 利点:
      • セットアップが簡単
      • 外部ライブラリを簡単に利用可能
    • 欠点:
      • キャッシュの問題が発生する可能性がある
      • バージョン管理が難しい

    上記以外にも、様々な方法があります。それぞれの方法の利点と欠点を理解し、プロジェクトのニーズに合った方法を選択することが重要です。


      javascript html node.js


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