TypeScript 型定義の配置場所

2024-10-23

TypeScriptで@types/*dependenciesdevDependenciesに配置する際の判断基準

日本語訳

TypeScriptの開発において、@types/*パッケージをdependenciesdevDependenciesのどちらに配置するかを決める際には、以下の点を考慮します。

dependenciesに配置する場合

  • プロジェクトのランタイム依存
    • @types/*パッケージがプロジェクトのランタイムに直接必要であり、アプリケーションのビルドや実行時に利用される場合。
    • 例えば、プロジェクトで使用しているライブラリの型定義を提供するパッケージは、dependenciesに配置します。
  • 開発時依存
    • @types/*パッケージが開発プロセスやテスト環境でのみ必要であり、アプリケーションの最終的なビルドや実行時に利用されない場合。
    • 例えば、テストフレームワークやリンターの型定義を提供するパッケージは、devDependenciesに配置します。

具体例

  • devDependenciesに配置
    • @types/jest:Jestの型定義を提供するパッケージであり、テスト環境でのみ必要です。
  • dependenciesに配置
    • @types/react:Reactの型定義を提供するパッケージであり、プロジェクトのランタイムに必要です。



TypeScript 型定義の配置場所と具体的なコード例

dependenciesdevDependenciesの使い分け

dependencies

  • アプリケーションのビルドや実行時に使用されます。
  • プロジェクトのランタイムに直接必要な依存関係を配置します。
  • 開発プロセスやテスト環境でのみ必要な依存関係を配置します。

@types/*パッケージの配置

// package.json
{
  "dependencies": {
    "@types/react": "^18.0.26",
    "@types/axios": "^0.28.0"
  }
}
  • @types/react@types/axiosはプロジェクトのランタイムに必要であり、アプリケーションのビルドや実行時に使用されるため、dependenciesに配置します。
// package.json
{
  "devDependencies": {
    "@types/jest": "^29.5.3",
    "@types/eslint": "^8.34.0"
  }
}
  • @types/jest@types/eslintはテスト環境や開発プロセスでのみ必要であり、アプリケーションの最終的なビルドや実行時には使用されないため、devDependenciesに配置します。

具体的なコード例

// index.ts
import axios from 'axios';
import { render } from 'react-dom';

// Reactのコンポーネント
const App = () => {
  return <h1>Hello, World!</h1>;
};

// axiosを使用してデータを取得
axios.get('https://api.example.com/data')
  .then(response => {
    console.log(response.data);
  })
  .catch(error => {
    console.error(error);
  });

// Reactコンポーネントをレンダリング
render(<App />, document.getElementById('root'));



TypeScript 型定義の配置場所の代替方法

Ambient Declarations

  • 複雑な型定義やプロジェクト固有の型定義を定義する場合に有効です。
  • TypeScriptの型定義を直接コード内に記述する手法です。


declare module 'my-custom-library' {
  interface MyCustomObject {
    property1: string;
    property2: number;
  }
}

TypeScript Compiler Options

  • プロジェクトのルートディレクトリに配置された型定義ファイルを自動的にインポートします。
  • typesオプションを使用して、プロジェクトで使用される型定義ファイルを指定します。
// tsconfig.json
{
  "compilerOptions": {
    "types": ["node", "my-custom-library"]
  }
}

Package Managerのプラグイン

  • プラグインによっては、型定義のインストールや更新を簡素化することができます。
  • npmやyarnなどのパッケージマネージャーのプラグインを使用して、型定義の管理を自動化します。

TypeScriptの型定義ファイルのダウンロード

  • この方法では、手動での管理が必要となります。
  • TypeScriptの公式リポジトリから型定義ファイルを直接ダウンロードし、プロジェクトに配置します。

typescript npm typescript-typings



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