プロキシ環境でのnpm install設定
npm installをプロキシ環境で動作させる方法 (日本語)
npm installコマンドは、Node.jsプロジェクトに必要なパッケージをインストールするために使用されます。しかし、プロキシサーバーを使用している環境では、直接インターネットにアクセスできないため、npm installが正常に動作しないことがあります。
プロキシ設定方法
npmの設定ファイル(.npmrc)の作成または編集
プロジェクトのルートディレクトリまたはホームディレクトリに、.npmrc
というファイルを作成または編集します。
プロキシサーバーの情報を設定
.npmrc
ファイルに、以下のプロパティを追加します。
proxy=http://<プロキシサーバーのアドレス>:<ポート番号>
https-proxy=https://<プロキシサーバーのアドレス>:<ポート番号>
例えば、プロキシサーバーのアドレスが proxy.example.com
でポート番号が 8080
の場合、以下のように設定します。
proxy=http://proxy.example.com:8080
https-proxy=https://proxy.example.com:8080
npm installを実行
設定を保存した後、再びnpm installを実行します。
npm install
認証が必要な場合
プロキシサーバーが認証を要求している場合は、.npmrc
ファイルに認証情報を追加します。
//registry.npmjs.org/:_authToken=<認証トークン>
認証トークンは、プロキシサーバーの管理者に問い合わせて取得してください。
環境変数
プロキシ情報を環境変数として設定することもできます。export HTTP_PROXY=http://proxy.example.com:8080 export HTTPS_PROXY=https://proxy.example.com:8080
プロキシ環境でのnpm install設定のコード例 (日本語)
.npmrcファイルの設定
proxy=http://proxy.example.com:8080
https-proxy=https://proxy.example.com:8080
8080
を実際のプロキシサーバーのポート番号に置き換えてください。proxy.example.com
を実際のプロキシサーバーのアドレスに置き換えてください。
npm configコマンドによる設定
npm config set proxy http://proxy.example.com:8080
npm config set https-proxy https://proxy.example.com:8080
環境変数による設定
export HTTP_PROXY=http://proxy.example.com:8080
export HTTPS_PROXY=https://proxy.example.com:8080
//registry.npmjs.org/:_authToken=<認証トークン>
npm install
HTTP(S)プロキシの設定
- npm configコマンド
npm config set proxy http://proxy.example.com:8080 npm config set https-proxy https://proxy.example.com:8080
- .npmrcファイル
proxy=http://proxy.example.com:8080 https-proxy=https://proxy.example.com:8080
- 環境変数
この設定により、ローカルホストやローカルネットワーク内のホストに対してはプロキシを使用せず、他のホストに対しては自動的にプロキシを検出します。export NO_PROXY=localhost,127.0.0.1,*.local
npmのミラーリポジトリの使用
- .npmrcファイル
この設定により、npmのパッケージをTaobaoのミラーリポジトリからダウンロードします。registry=https://registry.npm.taobao.org/
- 環境変数
export NPM_CONFIG_REGISTRY=https://registry.npm.taobao.org/
VPNの使用
- VPN (Virtual Private Network) を使用して、プロキシサーバーを経由せずに直接インターネットに接続することができます。
node.js npm proxy