Node.js 依存関係管理入門

2024-10-24

「package.json」を使用してグローバルおよびローカルに依存関係をインストールする

Node.jsのプロジェクトで依存関係(外部ライブラリやモジュール)を管理するために、package.jsonファイルを使用します。このファイルには、プロジェクトで使用される依存関係とそのバージョンがリストされています。

グローバルインストール

  • 方法
    npm install <dependency_name> -g
    
    例えば、expressをグローバルインストールするには:
    npm install express -g
    
  • 意味
    グローバルインストールは、依存関係をシステム全体で使用できるようにインストールします。つまり、任意のプロジェクトからその依存関係にアクセスできます。
  • 方法
    npm install <dependency_name>
    
    または、package.jsonファイルに依存関係をリストし、その後インストールします:
    npm install
    
  • 意味
    ローカルインストールは、依存関係を現在のプロジェクトのディレクトリにインストールします。つまり、そのプロジェクト内でのみ使用できます。

「package.json」の依存関係リスト

package.jsonファイルのdependenciesプロパティに、プロジェクトで使用される依存関係とそのバージョンをリストします。例えば:

{
  "name": "my-project",
  "version": "1.0.0",
  "dependencies": {
    "express": "^4.18.2",
    "lodash": "^4.17.21"
  }
}

この例では、expresslodashが依存関係としてリストされています。バージョン番号の前の"^"または"~"は、バージョン範囲を指定します。

  • 「package.json」
    依存関係とそのバージョンを管理。
  • ローカルインストール
    プロジェクト内でのみ使用可能。
  • グローバルインストール
    システム全体で使用可能。



npm install express -g

このコマンドは、expressモジュールをグローバルにインストールします。つまり、システム全体で使用できるようになります。

npm install

このコマンドは、package.jsonファイルにリストされている依存関係をすべてローカルにインストールします。

例3: ローカルインストール(特定の依存関係)

npm install lodash

このコマンドは、lodashモジュールをローカルにインストールします。

例4: 「package.json」ファイル

{
  "name": "my-project",
  "version": "1.0.0",
  "dependencies": {
    "express": "^4.18.2",
    "lodash": "^4.17.21"
  }
}

このpackage.jsonファイルには、expresslodashが依存関係としてリストされています。

Node.js 依存関係管理入門

例5: プロジェクトの作成

mkdir my-project
cd my-project
npm init -y

このコマンドは、新しいプロジェクトを作成し、package.jsonファイルを初期化します。

例6: 依存関係のインストール

npm install express lodash

このコマンドは、expresslodashをローカルにインストールします。

例7: 依存関係の使用

// index.js
const express = require('express');
const _ = require('lodash');

const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  res.send(_.random(1, 100));
});

app.listen(3000, () => {
  console.log('Server listening on port 3000');
});

このコードは、expresslodashを使用してシンプルなWebサーバーを作成します。

npm update
npm uninstall lodash



  • npx
    npmに付属するコマンドで、一時的に依存関係をインストールして実行することができます。
  • pnpm
    もう一つのパッケージマネージャーで、npmyarnよりも効率的な依存関係管理を提供します。
  • yarn
    Node.jsのパッケージマネージャーとして、npmの代替として使用できます。yarnは、インストール速度やキャッシュ機能などの利点があります。


# yarnを使用
yarn add express lodash

# pnpmを使用
pnpm install express lodash

# npxを使用
npx express --version
  • ビルドツール
    WebpackParcelなどのビルドツールを使用して、依存関係の管理とバンドル化を行うことができます。
  • 手動ダウンロード
    依存関係を直接ダウンロードしてプロジェクトに追加することもできますが、管理が複雑になります。
# 手動ダウンロード
wget https://unpkg.com/[email protected]/lodash.min.js

# Webpackを使用
npm install webpack webpack-cli

注意

  • パッケージマネージャーやビルドツールを使用することで、依存関係の管理を効率化することができます。
  • ローカルインストールは、プロジェクトごとに依存関係を管理できるため、一般的に推奨される方法です。
  • グローバルインストールは、システム全体で使用できるため、プロジェクト間で依存関係のバージョンが異なる場合に問題が生じることがあります。

node.js npm



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