【決定版】Node.js、Express、MariaDBで非同期クエリをスマートに捌く!async/awaitの極意

2024-07-27

Node.js、Express、非同期処理における MariaDB クエリでの async/await の適切な使用方法

このチュートリアルでは、Node.js、Express、非同期処理における MariaDB クエリで async/await を適切に使用する手順を説明します。

前提知識

このチュートリアルを理解するには、以下の知識が必要です。

  • MariaDB データベースと Node.js 用 MariaDB ドライバーの使用
  • Promise と async/await の基本的な理解
  • 非同期処理とコールバック関数の概念
  • Express フレームワークの理解
  • Node.js の基本的な知識

手順

  1. MariaDB ドライバーのインストール

まず、Node.js 用 MariaDB ドライバーをインストールする必要があります。以下のコマンドを実行してインストールできます。

npm install mariadb
  1. データベース接続の確立

MariaDB ドライバーをインストールしたら、データベース接続を確立する必要があります。以下のコード例のように、createConnection() 関数を使用して接続を確立できます。

const mariadb = require('mariadb');

const connection = mariadb.createConnection({
  host: 'localhost',
  port: 3306,
  user: 'username',
  password: 'password',
  database: 'database_name'
});
  1. 非同期クエリの実行

データベース接続を確立したら、非同期クエリを実行できます。以下のコード例のように、query() 関数を使用してクエリを実行し、async/await を使用して結果を待機できます。

async function selectData() {
  const connection = await connectToDatabase();
  const result = await connection.query('SELECT * FROM my_table');
  console.log(result);
  await connection.end();
}

selectData();
  • パラメータ化クエリ:SQL インジェクション攻撃を防ぐために、パラメータ化クエリを使用することをお勧めします。
  • エラー処理:非同期クエリを実行する場合、エラー処理を適切に行うことが重要です。try...catch ブロックを使用してエラーを処理できます。



この例では、my_table テーブルからすべてのデータを取得する単純な SELECT クエリを実行します。

const express = require('express');
const mariadb = require('mariadb');

const app = express();
const port = 3000;

const connection = mariadb.createConnection({
  host: 'localhost',
  port: 3306,
  user: 'username',
  password: 'password',
  database: 'database_name'
});

app.get('/', async (req, res) => {
  try {
    const result = await connection.query('SELECT * FROM my_table');
    res.json(result);
  } catch (error) {
    console.error(error);
    res.status(500).send('エラーが発生しました。');
  } finally {
    await connection.end();
  }
});

app.listen(port, () => {
  console.log(`サーバーをポート ${port} で起動しました。`);
});

例 2: パラメータ化クエリ

この例では、user_id パラメータに基づいて my_table テーブルからデータを取得するパラメータ化クエリを実行します。

const express = require('express');
const mariadb = require('mariadb');

const app = express();
const port = 3000;

const connection = mariadb.createConnection({
  host: 'localhost',
  port: 3306,
  user: 'username',
  password: 'password',
  database: 'database_name'
});

app.get('/:userId', async (req, res) => {
  const userId = parseInt(req.params.userId);

  try {
    const result = await connection.query('SELECT * FROM my_table WHERE user_id = ?', [userId]);
    if (result.length === 0) {
      res.status(404).send('ユーザーが見つかりません。');
      return;
    }

    res.json(result[0]);
  } catch (error) {
    console.error(error);
    res.status(500).send('エラーが発生しました。');
  } finally {
    await connection.end();
  }
});

app.listen(port, () => {
  console.log(`サーバーをポート ${port} で起動しました。`);
});

例 3: トランザクション

const express = require('express');
const mariadb = require('mariadb');

const app = express();
const port = 3000;

const connection = mariadb.createConnection({
  host: 'localhost',
  port: 3306,
  user: 'username',
  password: 'password',
  database: 'database_name'
});

app.post('/transfer', async (req, res) => {
  const senderId = parseInt(req.body.senderId);
  const receiverId = parseInt(req.body.receiverId);
  const amount = parseFloat(req.body.amount);

  if (amount <= 0) {
    res.status(400).send('金額は 0 より大きい必要があります。');
    return;
  }

  try {
    await connection.beginTransaction();

    const senderBalanceResult = await connection.query('SELECT balance FROM accounts WHERE user_id = ?', [senderId]);
    if (senderBalanceResult.length === 0) {
      throw new Error('送信者アカウントが見つかりません。');
    }

    const senderBalance = senderBalanceResult[0].balance;
    if (senderBalance < amount) {
      throw new Error('送信者アカウントの残高が不足しています。');
    }

    const updatedSenderBalance = senderBalance - amount;
    await connection.query('UPDATE accounts SET balance = ? WHERE user_id = ?', [updatedSenderBalance, senderId]);

    const receiverBalanceResult = await connection.query('SELECT balance FROM accounts WHERE user_id = ?', [receiverId]);
    if (



  1. コールバック関数

async/awaitが登場する前に、Node.js で非同期処理を処理する一般的な方法は、コールバック関数を使用することでした。コールバック関数は、非同期操作が完了したときに呼び出される関数です。

connection.query('SELECT * FROM my_table', function (error, result) {
  if (error) {
    console.error(error);
    return;
  }

  console.log(result);
});
  1. Promise と then/catch

Promise は、非同期操作の結果を表現するオブジェクトです。then メソッドを使用して完了時の処理を、catch メソッドを使用してエラー時の処理を定義できます。

connection.query('SELECT * FROM my_table')
  .then(result => {
    console.log(result);
  })
  .catch(error => {
    console.error(error);
  });

各方法の比較

方法利点欠点
async/awaitコードが読みやすく、簡潔になる比較的新しく、一部の古いライブラリではサポートされていない可能性がある
コールバック関数Node.js の初期バージョンからサポートされているネストが深くなるとコードが読みづらくなる
Promise と then/catchasync/await と似ているが、より汎用性があるコールバック関数よりも冗長になる可能性がある

async/await は、Node.js で非同期処理を処理するための最も現代的で簡潔な方法です。しかし、コールバック関数や Promise と then/catch も依然として有効なオプションであり、状況によってはより適切な場合があります。

  • 特定の状況に最適な方法は、個々のニーズと要件によって異なります。
  • 上記以外にも、Node.js で非同期処理を処理するためのライブラリやツールはたくさんあります。

node.js express asynchronous



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