Angular, Angular CLI, Karma-Jasmineで発生する「[object ErrorEvent]がスローされました」エラー:詳細な解決策とサンプルコード
Angular、Angular CLI、Karma-Jasmine で発生する "[object ErrorEvent] がスローされました" エラーをデバッグする方法
Karma と Jasmine を使用した単体テスト中に、" [object ErrorEvent] がスローされました " というエラーが発生することがあります。このエラーは、テスト中に予期せぬエラーが発生したことを示します。
エラーのデバッグ
このエラーをデバッグするには、以下の手順を実行します。
エラーメッセージを詳しく確認する
エラーメッセージには、エラーが発生した場所に関する情報が含まれています。この情報を使用して、問題のあるコードを特定できます。
例
Error: [object ErrorEvent] thrown at https://localhost:9876/test.js:23
この例では、エラーは test.js
ファイルの 23 行目で発生しています。
スタックトレースを確認する
スタックトレースは、エラーが発生するまでのコード実行の履歴を示します。この情報を使用して、問題の原因を特定できます。
Error: [object ErrorEvent] thrown at https://localhost:9876/test.js:23
at new TestComponent (test.js:23)
at TestBed.createComponent (test_bed.js:103)
at Function.<anonymous> (spec.js:23)
at Zone.run (zone.js:141)
at ZoneDelegate.<anonymous> (zone.js:109)
at Object.<anonymous> (zone.js:88)
この例では、エラーは TestComponent
コンポーネントのコンストラクタで発生しています。
テスト環境を確認する
テスト環境が正しく構成されていることを確認してください。これには、Karma と Jasmine の最新バージョンが使用されていること、およびすべての必要な依存関係がインストールされていることが含まれます。
ソースマップを無効にする
ソースマップを無効にすると、エラーメッセージが簡潔になり、デバッグが容易になります。
Angular 6.0.8 以降の場合
ng test --source-map=false
ng test --sourcemaps=false
Node.js のキャッシュをクリアする
node_modules
ディレクトリを削除し、npm install
を実行して再インストールすると、Node.js のキャッシュをクリアできます。
問題を報告する
上記のいずれの手順も問題を解決しない場合は、問題を報告してください。
- このエラーをデバッグするには、エラーメッセージ、スタックトレース、およびテスト環境を確認する必要があります。
- "[object ErrorEvent] がスローされました" エラーは、テスト中に予期せぬエラーが発生したことを示します。
import { ComponentFixture, TestBed } from '@angular/core/testing';
import { TestComponent } from './test.component';
describe('TestComponent', () => {
let component: TestComponent;
let fixture: ComponentFixture<TestComponent>;
beforeEach(() => {
TestBed.configureTestingModule({
declarations: [TestComponent]
});
fixture = TestBed.createComponent(TestComponent);
component = fixture.componentInstance;
});
it('should create', () => {
expect(component).toBeTruthy();
});
it('should throw an error', () => {
expect(() => {
component.doSomethingThatThrowsError();
}).toThrowError('[object ErrorEvent]');
});
});
コンポーネントファイル (test.component.ts)
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-test',
templateUrl: './test.component.html',
styleUrls: ['./test.component.css']
})
export class TestComponent implements OnInit {
constructor() { }
ngOnInit(): void {
}
doSomethingThatThrowsError() {
throw new Error('Something went wrong');
}
}
このコードは次のことを示しています
test.component.ts
ファイルには、doSomethingThatThrowsError()
メソッドが含まれています。このメソッドは、新しいError
オブジェクトをスローします。it('should throw an error')
テストは、doSomethingThatThrowsError()
メソッドが[object ErrorEvent]
エラーをスローすることを確認します。it('should create')
テストは、コンポーネントが作成されることを確認します。spec.ts
ファイルには、TestComponent
コンポーネントをテストする 2 つのテストが含まれています。
このコードを実行すると、次の出力が表示されます
Started
✓ should create (5ms)
✓ should throw an error (1ms)
1 test, 2 assertions, 0 failures, 0 errors
Run finished in 6ms
詳細
- テスト環境を正しく構成し、ソースマップを無効にして、エラーメッセージを簡潔にすることが重要です。
toThrowError()
マッチャーを使用して、テスト対象のコードが特定のエラーをスローすることを確認できます。- このコードは、Karma と Jasmine を使用して Angular コンポーネントをテストする方法を示しています。
手順
- Karma テストランナーがブラウザを開きます。
- DevTools を開きます (通常は F12 キーを押します)。
- "Sources" タブに移動します。
- テスト対象のコードファイルを見つけます。
- エラーが発生した行にブレークポイントを設定します。
- テストをもう一度実行します。
- DevTools がブレークポイントで停止します。
- エラーの原因を調査できます。
Karma デバッガーを使用する
Karma には、テストをデバッグするための組み込みデバッガーが含まれています。
karma --debug
コマンドを使用して Karma テストランナーを実行します。- ブラウザが開き、Karma デバッガーが表示されます。
- デバッガーを使用して、テストをステップ実行したり、ブレークポイントを設定したり、変数を調べたりできます。
Karma カバレッジレポートを使用する
Karma カバレッジレポートは、テスト対象のコードのカバレッジを示します。この情報を使用して、テストされていないコードを特定できます。
karma start --single-run --coverage
コマンドを使用して Karma テストランナーを実行します。- テストが完了したら、
coverage/index.html
ファイルを開きます。 - カバレッジレポートを表示できます。
Karma テストログを使用する
Karma テストログには、テストの実行に関する情報が含まれています。この情報を使用して、エラーや警告を特定できます。
- テストが完了したら、
karma.log
ファイルを開きます。 - テストログを表示できます。
- 問題を報告する場合は、エラーメッセージ、スタックトレース、およびテスト環境に関する情報を提供してください。
- ソースマップを無効にして、エラーメッセージを簡潔にすることができます。
- テスト環境が正しく構成されていることを確認してください。
- テスト対象のコードを十分にテストしていることを確認してください。
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