Universal Analytics と Google Analytics 4 の違い:Angular でどちらを使用すべきか

2024-07-27

Angular 4+ で Google Analytics を使う

手動で gtag.js を追加する

これは最も基本的な方法で、以下の手順で行います。

  1. Google Analytics トラッキング ID を取得する
    • Google アナリティクス アカウントにアクセスし、トラッキング ID を取得します。
  2. index.html に gtag.js を追加する
    • <head> タグ内に以下のコードを追加します。
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=YOUR_TRACKING_ID"></script>
  • YOUR_TRACKING_ID を実際のトラッキング ID に置き換えます。
  1. app.component.ts にトラッキングコードを追加する
    • 以下のコードを app.component.ts ファイルにインポートします。
import { Injectable } from '@angular/core';

@Injectable({
  providedIn: 'root'
})
export class AnalyticsService {

  constructor() { }

  sendPageView(pageTitle: string, pageUrl: string) {
    window.dataLayer.push({
      'event': 'pageview',
      'pageTitle': pageTitle,
      'pageUrl': pageUrl
    });
  }

}
  • 上記のコードは、ページビューイベントを送信する sendPageView 関数を提供します。
  1. コンポーネントでトラッキングコードを使用する
ngOnInit() {
  this.analyticsService.sendPageView('My Component Title', '/my-component-url');
}

ngx-analytics ライブラリを使用する

ngx-analytics は、Angular で Google Analytics を簡単に実装するためのライブラリです。

  1. ngx-analytics をインストールする
npm install ngx-analytics
  1. app.module.ts に ngx-analytics を設定する
import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { NgxAnalyticsModule } from 'ngx-analytics';

import { AppRoutingModule } from './app-routing.module';
import { AppComponent } from './app.component';

@NgModule({
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  imports: [
    BrowserModule,
    AppRoutingModule,
    NgxAnalyticsModule.forRoot({
      trackingId: 'YOUR_TRACKING_ID'
    })
  ],
  providers: [],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }
  1. コンポーネントでイベントトラッキングを使用する
import { Component } from '@angular/core';
import { NgxAnalyticsService } from 'ngx-analytics';

@Component({
  selector: 'my-component',
  templateUrl: './my-component.html',
  styleUrls: ['./my-component.css']
})
export class MyComponent {

  constructor(private analyticsService: NgxAnalyticsService) { }

  onClickButton() {
    this.analyticsService.eventTrack('button-click', {
      category: 'My Component',
      label: 'Click Me'
    });
  }

}

これらの情報に加えて、以下の点にも注意する必要があります。

  • 環境変数を使用してトラッキング ID を設定する: 本番環境と開発環境で異なるトラッキング ID を使用する場合は、環境変数を使用して設定することをお勧めします。
  • ユーザーの同意を得てトラッキングを行う: ユーザーの同意を得ずに個人を特定できる情報を収集することはできません。 GDPR などのデータ保護規制を遵守する必要があります。
  • デバッグモードではトラッキングを無効化する: 開発中は、コンソールログなどでトラッキング情報が出力されるのを防ぐ



import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { NgxAnalyticsModule } from 'ngx-analytics';

import { AppRoutingModule } from './app-routing.module';
import { AppComponent } from './app.component';

@NgModule({
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  imports: [
    BrowserModule,
    AppRoutingModule,
    NgxAnalyticsModule.forRoot({
      trackingId: 'YOUR_TRACKING_ID'
    })
  ],
  providers: [],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }

app.component.ts

import { Component } from '@angular/core';
import { NgxAnalyticsService } from 'ngx-analytics';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {

  constructor(private analyticsService: NgxAnalyticsService) { }

  ngOnInit() {
    this.analyticsService.pageView({
      pageTitle: 'My App',
      pageUrl: '/'
    });
  }

  onClickButton() {
    this.analyticsService.eventTrack('button-click', {
      category: 'My App',
      label: 'Click Me'
    });
  }

}
<div>
  <h1>My App</h1>

  <button (click)="onClickButton()">Click Me</button>
</div>

このコードでは、以下の処理が行われます。

  1. app.module.tsngx-analytics を設定し、トラッキング ID を指定します。
  2. app.component.tsNgxAnalyticsService をインポートします。
  3. ngOnInit メソッドで、ページビューイベントを送信します。
  4. onClickButton メソッドで、ボタンクリックイベントを送信します。

このコードをベースに、自身のアプリケーションに合わせてトラッキングコードを追加していくことができます。

  • トラッキング ID は、ご自身の Google アナリティクス アカウントから取得する必要があります。



Google Tag Manager は、Google が提供するタグ管理システムです。Google Analytics のトラッキングコード以外にも、さまざまなマーケティングタグを簡単に管理できます。

Universal Analytics を使用する

Universal Analytics は、Google Analytics の以前のバージョンです。現在も使用できますが、将来的には Google Analytics 4 に移行することが推奨されています。

カスタムライブラリを使用する

上記の方法以外にも、Angular で Google Analytics を実装するためのカスタムライブラリがいくつか公開されています。

それぞれの方法のメリットとデメリット

方法メリットデメリット
手動で gtag.js を追加するシンプルでわかりやすいコード量が多くなる
ngx-analytics ライブラリを使用する簡単で設定が楽ライブラリの機能に依存する
Google Tag Manager を使用するタグ管理が容易設定が複雑になる
Universal Analytics を使用する多くのサイトで既に導入されている将来的にサポートが終了する
カスタムライブラリを使用する柔軟性が高い開発やメンテナンスの手間がかかる

どの方法を選択するべきか

どの方法を選択するべきかは、あなたのニーズとスキルレベルによって異なります。

  • シンプルでわかりやすい方法を求めている場合は、手動で gtag.js を追加する 方法がおすすめです。
  • 簡単で設定が楽な方法を求めている場合は、ngx-analytics ライブラリ を使用するのがおすすめです。
  • タグ管理を容易にしたい場合は、Google Tag Manager を使用する** 方法がおすすめです。
  • Universal Analytics を既に使用している場合は、Universal Analytics を使用する** 方法を継続しても問題ありません。
  • 柔軟性が高い方法を求めている場合は、カスタムライブラリ を使用する** 方法がおすすめです。

angular typescript google-analytics



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