CSSセレクターを制覇しよう!右から左へマッチングの謎を解き明かす

2024-07-27

CSSセレクターのマッチング:右から左への謎

効率性の追求

セレクターのマッチングは、ブラウザにとって重要な処理です。ページの読み込み速度を向上させるために、効率的な処理が求められます。

右から左へマッチングすることで、ブラウザはまず最も具体的な部分から検索を開始できます。多くの場合、セレクターの右側にある部分は、左側にある部分よりも具体的です。

例えば、以下のセレクターの場合:

div.container p.paragraph

ブラウザはまず p.paragraph という部分から検索を開始します。これは、div.container よりも具体的な部分です。

もし p.paragraph が見つからなかった場合、ブラウザは div.container を検索する必要はありません。

曖昧さの解消

セレクターによっては、複数の要素にマッチしてしまうことがあります。

div p

このセレクターは、div 要素内にあるすべての p 要素にマッチします。

しかし、以下の HTML コードの場合:

<div>
  <p>This is a paragraph.</p>
  <div>
    <p>This is another paragraph.</p>
  </div>
</div>

上記のセレクターは、どちらの p 要素にもマッチします。

右から左へマッチングすることで、ブラウザは最初にマッチした要素を選択できます。

上記の例では、ブラウザは最初に div 要素内にある最初の p 要素を選択します。

例外:子孫セレクター

右から左へマッチングには、いくつかの例外があります。

例えば、子孫セレクター (>) は左から右へマッチングされます。

div > p

このセレクターは、div 要素の直下にある p 要素のみを選択します。

ブラウザがCSSセレクターを右から左へマッチングする理由は、効率性と曖昧さの解消にあります。




<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>CSSセレクターのマッチング</title>
</head>
<body>
  <div class="container">
    <p class="paragraph">This is a paragraph.</p>
    <div class="inner-container">
      <p class="paragraph">This is another paragraph.</p>
    </div>
  </div>
</body>
</html>

このコードには、以下の要素が含まれています。

  • div.inner-container: .inner-container クラスを持つ div 要素
  • p.paragraph: .paragraph クラスを持つ p 要素

以下の CSS コードは、上記の HTML コードにスタイルを適用します。

div.container {
  background-color: #ccc;
}

p.paragraph {
  color: #000;
}

div.inner-container {
  background-color: #ddd;
}

このコードを実行すると、以下の結果が表示されます。

  background-color: #ccc;
    color: #000;
  background-color: #ddd;
    color: #000;

この結果から、以下のことが分かります。

  • p.paragraph セレクターは、.paragraph クラスを持つすべての p 要素にマッチします。

応用

CSSセレクターのマッチングの仕組みを理解することで、より複雑なレイアウトを作成することができます。

例えば、以下のセレクターは、div.container 要素内にある最初の p.paragraph 要素のみを選択します。

div.container p.paragraph:first-child

このセレクターは、以下の HTML コードの場合にのみ p.paragraph 要素にスタイルを適用します。

<div class="container">
  <p class="paragraph">This is the first paragraph.</p>
  <p class="paragraph">This is the second paragraph.</p>
</div>



属性セレクター

属性セレクターは、要素の属性に基づいて要素を選択できます。

例えば、以下のセレクターは、href 属性を持つすべての a 要素を選択します。

a[href]

疑似クラス

例えば、以下のセレクターは、マウスがホバーしている a 要素を選択します。

a:hover

疑似要素

疑似要素は、要素の一部を選択できます。

例えば、以下のセレクターは、a 要素の後に続くテキストを選択します。

a::after

これらの方法を組み合わせることで、より複雑なセレクターを作成することができます。

以下の例は、上記のすべての方法を組み合わせたものです。

<div class="container">
  <a href="https://www.example.com" class="button">Click here</a>
</div>
div.container a[href]:hover::after {
  content: " (new)";
}
Click here (new)

この例では、以下のセレクターを使用しています。

  • ::after: 要素の後に続くテキスト
  • :hover: マウスがホバーしている要素
  • a[href]: href 属性を持つ a 要素

このセレクターは、.container クラスを持つ div 要素内にある href 属性を持つ a 要素がマウスでホバーされている場合にのみ、::after 疑似要素にスタイルを適用します。


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