フォーム要素の削除 (Angular)

2024-10-29

AngularのReactive Formsにおいて、FormGroupとFormArrayを用いてフォームを管理する場合、特定の要素をその値に基づいて削除する必要が生じることがあります。ここでは、その方法について解説します。

FormArrayの取得

まず、FormGroupから対象のFormArrayを取得します。

import { Component } from '@angular/core';
import { FormGroup, FormBuilder, FormArray } from '@angular/forms';

@Component({
  // ...
})
export class MyComponent {
  myForm: FormGroup;

  constructor(private fb: FormBuilder) {
    this.myForm = this.fb.group({
      items: this.fb.array([
        this.fb.group({ id: 1, name: 'item1' }),
        this.fb.group({ id: 2, name: 'item2' }),
        // ...
      ])
    });
  }

  get items(): FormArray {
    return this.myForm.get('items') as FormArray;
  }
}

要素の削除

FormArrayのremoveAt()メソッドを用いて、インデックスを指定して要素を削除できます。しかし、値に基づいて削除するには、まず対象の要素のインデックスを特定する必要があります。

removeItem(value: any) {
  const index = this.items.controls.findIndex(control => {
    return control.value.id === value.id; // 対象の要素の値に基づいて比較
  });

  if (index !== -1) {
    this.items.removeAt(index);
  }
}

削除ボタンの設置 (例)

<div *ngFor="let item of items.controls; let i = index">
  <div>
    {{ item.value.name }}
    <button (click)="removeItem(item.value)">削除</button>
  </div>
</div>

注意点

  • FormArrayの再レンダリング: 要素を削除した後、FormArrayが更新され、ビューも再レンダリングされます。
  • 値の比較方法: 対象の要素を特定するための比較方法を適切に実装してください。上記の例では、idプロパティを比較しています。

FormGroupとFormArrayを用いて、特定の要素を値に基づいて削除するには、以下の手順を踏みます。

  1. 対象のFormArrayを取得する。
  2. 削除対象の要素のインデックスを特定する。
  3. removeAt()メソッドを用いて、特定したインデックスの要素を削除する。



import { Component } from '@angular/core';
import { FormGroup, FormBuilder, FormArray } from '@angular/forms';

@Component({
  // ...
})
export class MyComponent {
  myForm: FormGroup;

  constructor(private fb: FormBuilder) {
    this.myForm = this.fb.group({
      items: this.fb.array([
        this.fb.group({ id: 1, name: 'item1' }),
        this.fb.group({ id: 2, name: 'item2' }),
        // ...
      ])
    });
  }

  get items(): FormArray {
    return this.myForm.get('items') as FormArray;
  }

  removeItem(value: any) {
    const index = this.items.controls.findIndex(control => {
      return control.value.id === value.id; // 対象の要素の値に基づいて比較
    });

    if (index !== -1) {
      this.items.removeAt(index);
    }
  }
}

HTML コード

<div *ngFor="let item of items.controls; let i = index">
  <div>
    {{ item.value.name }}
    <button (click)="removeItem(item.value)">削除</button>
  </div>
</div>

コードの説明

  1. 要素の削除

  2. 削除ボタンの設置

    • *ngFor ディレクティブを使って、items.controls の各要素に対して div を繰り返し生成します。
    • div 内に、要素の name と削除ボタンを設置します。
    • 削除ボタンをクリックすると、removeItem メソッドが呼び出され、その要素が削除されます。

フォーム要素の削除 (Angular)

import { Component } from '@angular/core';
import { FormGroup, FormBuilder } from '@angular/forms';

@Component({
  // ...
})
export class MyComponent {
  myForm: FormGroup;

  constructor(private fb: FormBuilder) {
    this.myForm = this.fb.group({
      name: '',
      email: '',
      // ...
    });
  }

  removeFormElement(elementName: string) {
    this.myForm.removeControl(elementName);
  }
}
<form [formGroup]="myForm">
  <input formControlName="name">
  <input formControlName="email">
  <button (click)="removeFormElement('email')">削除</button>
</form>
  • HTML のボタンをクリックすると、removeFormElement メソッドが呼び出され、email フィールドが削除されます。
  • removeFormElement(elementName: string) メソッド:
    • removeControl(elementName) を使って、指定された名前のフォームコントロールを削除します。

注意

  • フォーム要素を削除すると、その要素の値は失われます。必要に応じて、削除前に値を保存しておくことを検討してください。
  • FormArray の要素を削除すると、その後のインデックスが再調整されます。
  • FormArray の要素を削除する際には、インデックスを正確に特定することが重要です。



  1. FormArrayのコピーを作成して再代入

    • 既存のFormArrayをコピーして新しいFormArrayを作成します。
    • 新しいFormArrayから削除したい要素を除外して、元のFormArrayに再代入します。
    removeItem(value: any) {
      const newItems = this.items.value.filter(item => item.id !== value.id);
      this.items.setValue(newItems);
    }
    
  2. FormArrayの値を直接操作

    • FormArrayの値に直接アクセスして、削除したい要素を除外します。
    removeItem(value: any) {
      const itemsValue = this.items.value;
      const index = itemsValue.findIndex(item => item.id === value.id);
      if (index !== -1) {
        itemsValue.splice(index, 1);
        this.items.setValue(itemsValue);
      }
    }
    
  1. フォームグループの再構築

    • 削除したい要素を除外した新しいフォームグループを作成し、元のフォームグループに再代入します。
    removeFormElement(elementName: string) {
      const newFormGroup = this.fb.group({
        name: this.myForm.get('name').value,
        // ... other elements except the one to be removed
      });
      this.myForm = newFormGroup;
    }
    

選択するべき方法

  • フォームグループの再構築
    • フォームグループ全体を再構築するため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
    • 複雑なフォームの場合、再構築が困難になることがあります。
  • FormArrayの値を直接操作
    • より効率的ですが、少し複雑です。
    • 直接値を操作するため、注意が必要です。
  • FormArrayのコピーを作成して再代入
    • よりシンプルで直感的です。
    • FormArrayの構造を維持したまま、要素を削除できます。

angular typescript angular-reactive-forms



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