【React TypeScript Webpack】positionプロパティの型エラーを解決!文字列ではなく型を使おう

2024-07-27

ReactJS、TypeScript、Webpack での "Type 'string' is not assignable to type '"inherit" | "initial" | "unset" | "fixed" | "absolute" | "static" | "relative" | "sticky"'" エラーの原因と解決策

エラーの原因

position プロパティには、CSS で定義されている 8 つの値のみを割り当てることができます。

  • sticky: 要素をスクロール時にブラウザウィンドウ内に固定します。
  • relative: 要素をその通常の位置からオフセットして配置します。
  • static: 要素を通常のドキュメントフロー内に配置します。
  • absolute: 要素をドキュメントフローから切り離し、静的に配置します。
  • fixed: 要素をブラウザウィンドウに固定します。
  • unset: position プロパティを未定義状態にします。
  • initial: 初期値である static を設定します。
  • inherit: 親要素の position プロパティを継承します。

一方、JavaScript では文字列型も値として扱えます。そのため、誤って文字列を position プロパティに割り当てようとすると、型チェックエラーが発生します。

解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。

  1. 正しい型を使用する
    position プロパティには、許可されている 8 つの値のいずれかを文字列ではなく、型として割り当てます。
const styles: React.CSSProperties = {
  position: 'absolute', // 正しい型を使用
};
  1. any 型を使用する
    型チェックを無効化するために、any 型を使用することができます。ただし、これは推奨される方法ではありません。型チェックを無効化すると、潜在的なエラーを見逃してしまう可能性があります。
const styles: any = {
  position: 'absolute', // 型チェックが無効化される
};
const styles: React.CSSProperties = {
  top: 0,
  left: 0,
  width: '100px',
  height: '100px',
  position: 'absolute', // スタイルオブジェクトを使用
};

Webpack の設定

Webpack を使用している場合は、tsconfig.json ファイルで型チェックの設定を調整する必要がある場合があります。詳細については、Webpack のドキュメントを参照してください。




import React from 'react';
import styles from './App.module.css';

const App: React.FC = () => {
  return (
    <div className={styles.container}>
      <div className={styles.box}>
        <h1>Hello, World!</h1>
      </div>
    </div>
  );
};

export default App;
/* App.module.css */
.container {
  display: flex;
  justify-content: center;
  align-items: center;
  height: 100vh;
}

.box {
  position: absolute; /* 正しい型を使用 */
  top: 50%;
  left: 50%;
  transform: translate(-50%, -50%);
  width: 200px;
  height: 200px;
  background-color: #f00;
  text-align: center;
  color: #fff;
}

このコードでは、position プロパティに "absolute" という文字列ではなく、absolute 型を直接割り当てています。

また、スタイルオブジェクトを使用して、topleftwidthheight などの他のスタイルプロパティも定義しています。

このコードを実行すると、赤いボックスがブラウザウィンドウの中央に固定表示されます。




他の方法

変数を使用する

import React, { useState } from 'react';
import styles from './App.module.css';

const App: React.FC = () => {
  const [position, setPosition] = useState<'absolute' | 'relative'>('absolute');

  return (
    <div className={styles.container}>
      <div className={styles.box} style={{ position }}>
        <h1>Hello, World!</h1>
      </div>
    </div>
  );
};

export default App;
/* App.module.css */
.container {
  display: flex;
  justify-content: center;
  align-items: center;
  height: 100vh;
}

.box {
  width: 200px;
  height: 200px;
  background-color: #f00;
  text-align: center;
  color: #fff;
}

このコードでは、position プロパティの値を useState フックを使用して管理しています。

position 変数は初期値として "absolute" に設定されていますが、後で setPosition 関数を使用して値を変更することができます。

条件分岐を使用する

import React from 'react';
import styles from './App.module.css';

const App: React.FC = () => {
  const isAbsolute = true; // 状況に応じて true または false に変更

  return (
    <div className={styles.container}>
      <div className={styles.box} style={{ position: isAbsolute ? 'absolute' : 'relative' }}>
        <h1>Hello, World!</h1>
      </div>
    </div>
  );
};

export default App;
/* App.module.css */
.container {
  display: flex;
  justify-content: center;
  align-items: center;
  height: 100vh;
}

.box {
  width: 200px;
  height: 200px;
  background-color: #f00;
  text-align: center;
  color: #fff;
}

isAbsolute 変数が true の場合、position プロパティには "absolute" が設定されます。一方、isAbsolutefalse の場合、position プロパティには "relative" が設定されます。

これらの方法は、position プロパティの値を状況に応じて動的に変更したい場合に役立ちます。

position プロパティの値を設定するには、さまざまな方法があります。

  • 文字列ではなく、型を使用する

reactjs typescript webpack



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